寒い季節でのゼリー需要アイデア

12発目です。やっていきましょう。

寒い季節でゼリーを食べてもらうアイデア

このお題を見た時に、感じたのは「アイス」とか、同様に寒い季節に食べたくなるものを思い浮かべました。キャンプは夏がいいわけですが、冬キャンプも全くないわけではない。そういう視点やインプットや体験があれば出てきそうです。

考えてみたアイデア

  • 温ゼリーみたいなもので美容を訴求してみる
  • ゼリー状の出汁とか料理ニーズ
  • 離乳食的な視点
  • 流動食
  • ウィダーインゼリーみたいなチャージゼリー

と出してきて分かるのはこれらは、商品アイデアに近く、マーケティングが入っていません。全くないわけではないが、例えば美容訴求って言ってますが、小売ならPOPで、メーカーなら販促というところですが、広がりがなさそうです。他もそれほど違いはありません。

ターゲット顧客不在、またはそれらの感覚が入っていなければ「立体感のある企画」にならないわけですね。上のアイデアが駄目というよりも、立体感に欠けるのではないかという話です。

その視点、つまりターゲットは誰かを考えていくと、もっと実体験から考えていくか何か経験値がないと想像しづらいわけですね。

そこでアプローチとしては、

  • 風邪の時、ポカリ飲んだり、何か食べるのが辛い。作るのも大変。そういうときはインスタントラーメンっていいよなあ。
    • この時、予防や備蓄ニーズって生まれないだろうか。例えばポカリの粉末みたいにしておいて貯めておける。同様に、ゼリーも手軽に食べれるジェルを保存するか、常温でもって置いて風邪の時に飲む。そういう風邪備蓄ニーズがないだろうか。あれば試してもいいなあと。その時のゼリーがつめたいとか温かいとかどちらでもいいのかなと。風邪だとつめたいもの取りたいかもなあ。
    • ゼリーでしのいでからとか、インスタントラーメンとかポカリとかと合う、マッチしたゼリーならそこと競合せず訴求しやすいのでは?むしろそこのニーズがあるので使いやすい
  • 冬とかなら鍋。鍋のシメで何か食べたい時がある。そういう時にアイスもいいけど、くどくないとかカロリー訴求して「〆ゼリー」とかどうだろうか。
    • 商品のMDとしては、鍋スープそばにラーメン置いたりというときに、〆ゼリーを訴求。試すシーンをしっかりと描いていくと、ちょっと試すかという人はいそう。もちろん何かフックは欲しい。

という感じで、一人暮らしで風邪とか、鍋の〆のシーンを思い描くことで、ぐっと解像度が上がった気がしませんか?これが具体といっていいと思います。もちろんアイデアなので、既にあったり、駄目だったりは別ですよ(笑)でも、それを考えつけるかがポイントなわけですね。

アイデアが出ないパターン

ところで最近考えていることがあり、それはアイデアが出ない人の思考パターンです。おそらくですが、「寒い」→ゼリーは食べたくない→どうすれば?というところで止まるイメージがあります。止まるのは、どうすれば?のあたりで、何か出てきたアイデアを止める、言わない、検証しない、または「収束」で一発で良いアイデアを探しているなどでしょうか。

全く出てこないこともないと思っていて、あるんだけど、それが使えるか分からないみたいな迷いの状態かなと。

上のアイデア出しでいえば、ウィダーインゼリーみたいなものもありますし、ゼリーって色々出来るわけですね。別にスイーツ的なゼリーではない。そこは頭を柔らかくする。例えば、怪我のときに温かいジェルゼリーでもいい。まあここでは「食べる」ゼリーという想定なんですが、それくらいの考える幅はあってもいいってことですね。

そういうアイデアのハマるパターンがあれば、いきなり「止まらず」には大変なので、やはり書き出してから検討するとか、フィードバックをできるしてもらえる環境がないときついのかなというところを今まさに感じているところでした。

オチはないです(笑)

顧客イメージが出てくるか

本書の説明でもターゲットとどう気持ちに応えるか。その繰り返しです。今回は想定外用途みたいなことを言っていますが、本筋は変わらないと感じます。

顧客、つまりお客さんという時、どういう人がイメージできるか。これがもう全てで、全く想像できないならやはりいないことも多いです。幻想の顧客ですよね。もちろん、動いていくことで見えることもあります。ただ動けば必ず見えるということもないので、そこは注意したいですよね。つまり、イメージする人が幻想でなく本当にいること、または決めつけ過ぎずに検証していくこと、そのアイデアや解決策がターゲットに合っている提案かどうか。そういうことですよね。

風邪の時にゼリーを食べたいと思ったり食べたという経験がなければあまり浮かばないでしょうし、そういう人がいたことを思い出せなければ出てきづらいです。少なくとも売り場のイメージとか、ゼリーに付随関連する経験値、体験がなければアイデアの切り口、引き出しは少ないので出づらいということはいえます。

じゃあそういう困ったときはどうするのか。自分なら、自分だったらこれなら買う。これなら興味を持つというアプローチでいいのかなと思います。もちろん実際には誰にというのは決めていくわけですが、勝手に決めて押し付けるわけでもないので、やはり気持ちと課題への困り度があるし、顧客に寄り添うのは必須ですが、とはいえ自分が想像して考えることも可能なわけです。これが想像力といっていいと思います。

自分から想像していくことで想像力で補うのも限界がありますから、あとは検証していくわけです。それが解像度を高めるとか、立体感がある企画とかアイデアになりそうですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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