スキルシェアサービスは伸びることを確認する

スキルシェア系サービス、つまりクラウドソーシングですが、これらの市場が今どうなっているか、主な会社の決算を見てみましょう。

クラウドワークス

まずクラウドワークスです。直近四半期は2021年10月から12月となります。

2022年9月期 第1四半期決算説明資料(5193KB) 

ざっくりいえば、2019年など3カ年を見ても最高の売上となっています。クラウドワークスは受託事業も売却しており、マッチングビジネス=クラウドソーシング事業ですねに本腰を入れて1年以上経ってきた感じです。

四半期では46億円のGMV(流通高)で、これに売上が手数料で掛け算されるので、売上も比例していくわけですね。

カテゴリ別は粗いですが、WEB制作系、エンジニア・デザイナー、事務・アシスタントで3つに分けていて、46億のGMVでいえば、24億がWEB制作、エンジニア・デザイナーが17億、事務・アシスタントが3億なので、半分くらいがWEB制作、残り半分は行かないくらいがエンジニアとかなんですね。事務系はあるけどないと言っても良さそうです。

ここから見ると、まあ今後も成長が見込めると言えそうです。

ランサーズ

ランサーズは、直近四半期は最近決算が出たものがあります。

2022年 02月 16日2022年3月期 第3四半期決算説明会レポート(書き起こし)(3MB)

3Q累計ではGMVが76億となっています。3Qだけ見ると、25億となるので、クラウドワークスと比べると半分とは行かないけれどそんな感じなんですね。ただこの25億は、3事業あって、マーケットプレイス事業、マネージドサービス事業、テックエージェントの積み上げです。マーケットプレイス事業の単独では16億となっていると考えると、結構小さく感じます。これはGMVです。

成長としては、マーケットプレイス事業がクラウドソーシングとなるので、2019年では四半期で10億くらいだったのが、成長してコロナ禍に入っても11億をキープし、さらに2021年でも16億くらいまで伸ばして、今って感じです。つまり、10億→16億で1.5倍くらいまで成長していますので、この流れはあるのではと考えられます。

ちなみに、マネージドサービス事業は受託事業のようですが、これは一部撤退するようです。マーケットプレイス事業がメインですが、これがどこまで伸ばせるかですよね。

新規クライアントは16億のうち、2億程度で、1割ちょっとで、あとはリピートのようです。逆にいえば1割くらいは常に新規クライアントがいると考えるとユーザー目線ではアピールチャンスが1割あるみたいな感じですかね(笑)

ただ気になるのは、クライアント社数は3.84万社で足踏み感が見えるので、これは新規で1割あるというところと矛盾しますが、そこはスルーしつつ、利用額も25万円くらいでここがどうなるかでしょう。

実際のカテゴリなどの言及はなさそうです。

ココナラ

ココナラもみていきましょう。

2022年8月期第1四半期決算説明資料 PDF (9,317KB)

第1四半期としてこれはGMV30億円というところでした。意外なのは、クラウドワークスほどないけれどランサーズより多いんですね。

昨年からの成長率もですが、2020年Q1で1358百万円だったのが、現四半期では2937百万円となっているので、2倍以上となっています。要するに結構な成長と言えそうです。

前も見た気がしますが、カテゴリとしては、2020年Q1で、ビジネス系とプライベート系が半分ずつだったのが、今では、ビジネス系が3倍で1754百万円で、プライベート系は1183百万円のGMVとなっています。つまり、ビジネス系がかなり成長していて、それでプライベート系も成長しているけど緩やかって感じです。

これはビジネス法人アカウントみたいなのが出来たのも大きいと思われますし、よりビジネス利用としてココナラは十分ありえるということですね。

逆に占い的なプライベートなものをやろうとしている人は結構成長はするけども新規で取るのは辛いのかもしれないですね。

スキルシェアは成長市場

3社だけですが、スキルシェア大手というところのウォッチとしてはこれくらいにしておきます。当たり前のように成長していますが、それはユーザーが登録し、リピートし、依頼しているという肌触り感があるという意味でも正しい気がします。

ランサーズはパッケージ方式という出品サービスがありますが、これはココナラとUIUXは違えどまあ一緒です。クラウドワークスもPARKというサービスをβ版的に出しています。Wow!meというサービスが以前あったのでそのあたりとは違う切り口が期待出来るかもしれないですね。

このあたりは競合を意識するというよりも、各社戦略として成長前提でどこまでパイが取れてかつ世界観を構築出来るかという感じがします。僕が見る限り実際にココナラ的スキルシェア=出品型は、他は参入してもきついんじゃないかなって感じですね。

この成長において副業だろうがなんだろうが、うまくプラットフォームを使うのはありかなと思います。一方でプラットフォーム依存でなく、常にどうすれば自分をアピールできるか、サバイブしていくかを意識していくことで、仕掛けが大事だなとも感じます。

あとは、一ユーザーであっても、運営会社がどのような戦略や戦術をするか、または成長もですが未来をどう描こうとしているか。それらは軽くでもいいので見たほうが良いです。それに応じた動きってなかなか難しいですけど、例えば投資家への説明と、ユーザーへの説明が矛盾するのは嫌じゃないですか。そういう見方でもいいし、自分で資料をみて判断していくのは大事ということで。気になったら見てみてください。

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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