アウトプットの最高の材料は、日々のインプットを楽しむこと

日々のインプットから一体いつ価値に転換するか。出口が見えないトンネルを延々とあるき続ける、明かりが見えないぞという感じでは、面白くもないし、楽しくもないので明らめて脱出したくなります。

一方で、インプットとアウトプットを仕組み化していると、呼吸するように楽に(呼吸が苦しいのは別問題)できるので、認識として「出口が見えないトンネル」を歩いていることにはならないです。

インプットとアウトプットの数が一定値を超えるというのは抽象的な言い回しですが人によって違うためそうなります。

とはいえ、僕ならどうなのか、直近で調べたことから振り返ってみました。

インプット10で1個使えるかもくらいな目安

自分が面白いと思ったネタを調べてみて、それを見るだけ、買ってみる、話を聞いてみる、調べてみるなどアプローチは様々ですが粒度はおいておいてどうなるか。

感覚的に面白くないか分からないか何か面白さをかぶせて来るとか感じるものがなければ1ヶ月くらいで大体飽きます。その頻度にもよるんですけどね。ざっくりです。

パラレル、つまり並行で色々と使ったり見たりしているわけですが、そうなると「お、これは!」というものは10個あったら1個残るかな?という感じです。

あるアプリは速攻なくなりましたし、あるサービスは使ってみたけどどうなるか分からないとか、久しぶりに見ようとしたら終わっていたとか、そんなのしょっちゅうあるわけです。

そうなると、手当り次第になんでもいいとは思いませんが、なんだろうこれ?っていって興味があったものから、調べたい、使いたい、気になるというレベルがいくつもあって、そして実際に使用して理解をしていくとなると、限られるよねという話です。

時間は有限ですし、もうこれは選んでどうかって感じでしかないですね。ハズレというか、検討違いもありますが、そこは打席に立ってバットを振る感覚で数勝負となります。

ここでいう10あって1の1というのは、試した商品やサービスが残ることもですが、それ以上に継続的に体験や価値を感じて、自分の理解やインプットとして何かの気づきを得られるかというところが大きいです。もちろんサービスであればお金を出すのでその分が得られたかも大きいですよね。

見合わないなら辞める、見合うならやる。その見合う価値基準も自分では想定していることだけでないこともあり、面白いですよね。期間が長くなればなるほど広がりは増えます。

日々面白がるしかないという話

ありていにいえば、もはや日々面白がるところをどこまで出来ますかチャレンジみたいな感じです。ゲームに近いです。

無理してゲームをすることはないので、無理して面白がるのもちょっと辛いですよね。無理というのは、著しい負担を自分が感じたりストレスとして感じたりということです。これってトレーニングに近いのですが、誰でもいきなり出来るとは思わないしできないはずです。

右と左の靴(靴下ではない)が違う人を見てざわざわするかどうか。しないのか、それとも見ていなかったのか。暑いのに座っているけど他に休む場所がないのだろうか。トイレがすぐ混むのはなんでだろうか。

さまざまな刺激、または疑問、またはなんだろうということが起こります。それを全てスルーしてしまうのはどうかと思いますが、全部もキャッチしていると相当疲れます。

昔友人が、音を聴くワークショップをやっていました。シンプルで音に聞き耳を立てるんですね。この場合、音が自然の中や田舎であればとても少なく楽しいというか、面白い。発掘みたいに良い刺激、つまり音の数やバリエーションがあるんですね。

都会でやると、多すぎて人の声、音という音、が多くて壊れます(笑)だから耳が自然にシャットダウンして慣れると。多分都会が苦手な人は、この適応が苦手か、そもそもしたくない人かなと思っています。自然に近いのは当然、田舎ですね。これは別に都会が駄目で田舎が良いという話でなく、耳にとってはというくらいの話です。

話を戻します。この刺激というのは、ある程度開いてある程度は閉じてしまうものという前提で、「いやいや何かあるのではないか」という粘りに近いものが大事です。何か面白いことがあるに違いないといってもいいし、何かないだろうかというところです。

発見力というと途端に安っぽくなりますが(笑)発見のために粘って粘って粘るみたいな感じのほうが多分正しい気がします。

そうやって日々感じたことは必ずといってもいいのですが、必ずインプットとして価値になります。問題はそのインプットがいつ使えるか分からないという話です。いつか使えることは分かっているがそれがいつ使えるか分からないというのは、ある種の短気な人にはものすごくストレスです(笑)

一方で悟りがあり、世の中分からないものですなあ、くらいの人にはハマります。というか、そんな生きていることが価値とはいえ、一方で生きる間に出来ることって結構限られます。明確に言えるのは他人や他者の価値観やルールで生きていればこの感覚が形成されづらいはずです。つまり、自分のペースで考えられないし、悪い意味で誰かに認められようとするというか。

このあたりは本筋から外れますが、インプットや日々を楽しめるってことはある種のトレーニングがいるわけで、でもその楽しめること自体が人生にとって大きな価値ということです。

楽しめるということをあまり軽く考えずに、ものすごく価値なんだな、この場のエモさというのか、その瞬間を噛みしめるということが多分めちゃくちゃ大事な気がします。

そうやって「ああ、なんか今日は面白かったぞ」とか「今日はこんなネタがあったね」というのは相当面白い生活の部類になるはずだからです。くどいですがこれも人と比べることはほとんど意味がないです。

例えばインプットを増やして10やって1が使えるネタだったけどそれを10やって5にしようなんて考えなくても良いのかなと。欲しいならよりインプットを増やすだけでよくて、どちらかといえば無理せず淡々と回して仕組みで勝つほうが僕は好きです。

それくらい個人や一人ではブレるし、ふわふわしているので、もっと力を抜いて楽すぎるリラックス状態のほうがいいという感じですね。

ある日突然変わるとかはない。

あるとすれば、日々水面下で蓄積してそれがわっしょいした時だけです。つまり、水面上に出てきたことを見た他人がいうだけですね。自分としては、日々の積み重ねで一部が見えただけに過ぎないってことですね。

この自分から見た視点と、他人から見た視点が異なるというのはめちゃくちゃ大事でこのズレを意識しているか、または違うと思っているか、前提はどこかで話のストレスやコミュニケーションが変わってきます。

ある日変わったみたいなのはまず微妙な話なのでスルーしてもらって、毎日の繰り返しにおける毎日の何かの小さいもののストック、または積み重ねにおける気付きを検証するというようなことが多分わりと筋がいいというか、僕は多分それしか感じられないなあと思ったりしています。

もっといってしまえば、ある日突然変わったというのは、詐欺的というか。もちろん突発的イベントとかはありますがかなり限定的です。そういう話はしたいのでなく、結局突然変わったのは勝手でOKでして、それを人に強いるとかってことが問題になります。

心理を学ぶというか、人について理解が浅ければ浅いほど騙されるわけです。全ては情であるということで情で判断する人生もいいですが、仮にそれが騙され続ける鴨みたいになっていれば話は別です。だからこそ心理を学び、人を学び、社会に詳しくなるほうが健全ということですね。性善説は面白いですが、環境自体が既に悪い環境があれば悪を再生産出来るという点で、性善説の環境がなければ駄目なのかなというところですね。

毎日繰り返してそれで何ができるだろうか。それはできなかったってことでなく(それだと病みます(笑))、出来たことをちゃんと認めて自分を褒めてあげて、それできちっと毎日を生きる。これってすごいことです。これが出来るだけで、まず自分が幸せになりますし、その余力は人を幸せにします。社会に貢献できています。

自己啓発っぽくなりましたが、インプットをしてアウトプットすること、それ自体も多分社会のためになるんですね。単なる知識でもいいですし、ニッチなネタもいいですし、人に価値があるとめちゃくちゃ思わなくても一人でもいい。多くの人に認められる価値を目指すのもいいですが、ニッチなところで認められるのもいいわけですし、その比較もナンセンスです。

そういう毎日の生活の中で、淡々とやるには、これらの感覚つまり、自分が楽しいことは多分いいことなんだろうくらいでないと、毎日何かを見つけることは相当つらいです。少なくとも発見を面白がってくれる仲間、人、読者、パートナー、同僚など誰かがいるんですね。

一人の無力さがある一方、一人でやっているとまず確実に誰かが来ますから。そこは安心してください。もちろん何をやってもうまくいかないとか、誰も使ってくれないなんてこともあるんですけど(笑)それはそれで、そこでまた休憩して再度やってみるとか。なんでも学びですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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