アイデア発想ツールは使いこなせないことが多い

シゴトクリエイターの大橋です。

発想法というのはわりとベターなコンテンツではあるんですが、実際はツールを使い切れずに挫折というかそういうパターンが多い気がします。

これってアイデアを発想することにおいてでなく、新しいことをやる時におけるツールのパラドックスといえると思います。

そのあたりについてちょっと書いてみます。

アイデア発想ツールや発想法って?

例えばオズボーンのチェックリストみたいなものとか、TRIZとかでもいいですし、ブレスト自体でも、KJ法でもなんでもいいわけです。あとは、アイデア発想カードという類のものはかなり多くあります。ただどれも個別具体的にバラバラなようで、実際はほぼほぼ「アイデア」を出すこと自体はあまり違いはありません。

簡単にいえば、アイデアの組み合わせや連想を刺激するとか、ヒントになるというところです。

もっというと、アイデアを普段考えない人が「はい、アイデアカードでアイデア出して!」とか「アイデア発想ツールでいっぱいだそう」といえば無理ではなく出せるんですね。しかし、強制的や限定的な場でやったアイデア発想は多くは続きません。体験して楽しいのとそれが継続できるかは別で、継続して欲しい、または継続したいなら「楽しい」を何度も味わう必要があるし、何か楽しさ以上のものに行き着く必要がありそうです。

ツールをありがたがる状態は概ねものになっていないということ

矛盾しているのですが、アイデアツールや発想系に飛びつくということは、悪いことかどうかですが、段階によります。

ビジネス書を読み漁るのは悪くないかもしれませんが、自己啓発成功本を読み漁れば成功するのかというとビジネス書の売上に貢献するだけです(笑)

こういうパラドックスはよく起きています。アイデア発想系のワークショップも、ビジネス書も、資格的なものも、どちらかというと主催者やそれを企画する人に欲がないことで担保されるしかないでしょう。どういうことかといえば、欲が出ると関わる人が結局お金を協会に出して終わりであって、あまり広がらないんですね。というか、これを発展させるとか、影響力を出していくのはかなりのパワフルさが必要です。もちろん、そうではないやり方もあるでしょうが。

もしアイデアを出したいとか、新規事業を考えたいというところで、ネットばかりを見ている人がいれば術中(笑)にハマっている恐れもあります。今自分がハマっているかどうかは簡単に判断できます。それらを解釈して、自分ならどうするか。自分ならそうしないとか、こういうアイデアはどうか、ということを試すことをしているかどうかという考え方をしているかどうかでしょうか。

インプットをする→タメそうとするが動けない→またインプットする→試そうとするが動けない・・・→もっとインプットがあればいいのではないか→インプットをもっとする→もっと動けない

笑えるようでこの術中にハマる人は相当多いと思います。逆にこの割合が減ると、多くの自己啓発またはビジネス書の多くは売れないのではないかとすら思います。これらは人間の心理をうまく付いているので何ともいえません。倫理的にNGということもないですが、それらを計算し尽くしているとほぼ詐欺師と変わりません(笑)もちろん詐欺師の良い意味での心理的なことをいってるだけであって、詐欺師のような倫理観がないとか、出版ビジネスは詐欺だという話ではありません。

このインプットループはあくまでアウトプットや何かしら当初の目的、例えばアイデアを出す、新規事業アイデアを考えるというところに到達しなければ意味がないとまずいえます。インプットした事例を整理するだけではやはりアイデアは出てこないんですね。ヒントにするのはいいのですが、ヒントにしたインプットをアウトプットに持っていくケースやそういうパターンがあってこそ意味があります。

ツールはツールだ

アイデア発想ツールに限らず、ツールを使いこなすレベルに一気にいくには相当難しいです。

そういう意味で言えば、まず知る。けれど知るだけに終わらない。何か手を動かす学習が必須です。当たって砕けろが出来る人はこのあたりは全くナンセンスな話ですが、行動でカバーする人よりも、インプットや頭で考えてカバーする人の方が多いのではないかと思っています。そういう場合は行動がどうしても後手後手になり、行動にできない事が多いんですね。

ツールはツールです。ツールを使って何かを期待するのはいいのですが、ツールを使うのはあなたであり、他人ではありません。あなたが使ってそれをどうしていくかを考えることは避けられないんですね。だから、考えることから逃げるために仮にツールを使っても結局は「相対的にしんどい思考、考えること」をする羽目になります。これはやりたくない要素が一気に出てしまうパターンかもしれませんね。

ツールを使いこなすにはどうすればいいか?

と思ったあなたはもはや答えを予想できるのではないでしょうか(笑)

そうです。地味にやるしかありません。基本が出来てない人こそが応用をやりたいというものです。もちろん基本だけで終わることはありませんが、とはいえツールに頼るまでいかない人、つまりツールで知ったことも試さない人が、何か思考したり、考えたりは難しそうです。思いつき!だらけのアイデアでも、それらを形にすることは難しいでしょう。継続が厳しいからです。

結局は楽をする思考がいい方向に向かうことはレアです。楽したいからより好きなことで内堀を埋めたりという思考が出来る人はレアかなと思うからです。どちらかというと楽したいから楽できそうなことをやって、さらに楽していくから、より行動しないケースが多いのではないでしょうか。再帰的にいうと、初期値がやはり楽したいだと、楽するための努力みたいな矛盾は生まれないんですね。どこまでいっても楽ですから(笑)

このあたりのイメージが出来るか出来ないかが、ツールを使いこなすヒントかもしれません。ある程度やったらツールはバイバイして、自分のやり方でやってみる。最初は怖いかもしれませんが、最初は誰でも初心者だと開き直ってやっていくしかありません。

そういう意味で魔法の企画や誰でも成功するアイデアはありません。あったとしても誰もが使いこなせません。また一人しか使えないものは「アイデア」として認められづらいです。色々な罠がありますが、新規事業アイデアや新規企画を考える人はこれらの罠を小刻みにかわしていって、最後のゴールテープを切るところまでいきましょう!

おわりに

発想ツールが悪いわけではないんですね。それを使ってうまくやれるならオッケーです。ただ何かやり方があるという人の思考は、大いにやり方以前の考え方の問題があったりします。ここでは、楽する思考が手抜きすぎて、結局形にならないという話を主にしてみました。楽したいからそのための努力が出来る人はレアです。あまり見たことがありません。

どこかで踏ん張ってここは手抜けないっす!というところでやり切るしか、あまり形になるケースを見たことが無いですね。要は泥臭くいきましょうということです。不要な泥は要りませんが、必要な泥なら食べなくても浴びてもいいじゃないですか、くらいですね(笑)

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