リサーチしながらアイデアを出す:実践ケースBASEの特定商取引法のニュースから

最近BASEが特定商取引法で住所と電話番号は非公開でいけるようにした、というニュースがありました。

「特定商取引法に基づく表記」に関する消費者庁の見解に対しての当社方針について

内容としてそのままなんですが、これなんでこういうことになったか詰めていくと面白いと思って、少し調べてみました。リサーチしていくとアイデアが出てくるということのケースとして見てもらえればいいかと思います。

あくまでこのニュースを調べる中でのアイデアですが、細かい事は言わずに考えていきましょう(笑)

リサーチのやりかた

まずリサーチのやり方って色々ありそうですが、基本的に調べることなので、該当する情報を読み込むことが大事です。

この時読み込んだ=良い悪いとかで終わるのでなく、そこに何があるかを考える必要があります。この時、考えるとは、意見を持つ、疑問を持つ、批判的に捉える、他に関連ニュースがなかったかを探る、分からないところを調べる、何がここからいえるかを導き出すなどを「考える」と言っています。常に疑問があるわけでもないですから、疑問を持つ事柄もあればない事柄もある、同意出来る点もあればそうでない点もあるなどの色々な視点が大事です。

そして調べていく中でメモをしていくことです。上の考えたり調べた中のことを逐次メモします。同じことを何度も思えばそれはキーポイントでしょうし、または自分が理解できないならそこがネックなので調べていくことになります。

アイデアがリサーチで生成されるとは、どういうことかというと、この調べる中ででてきたものが、トリガーとなって刺激となって、アイデアが生まれるということです。この仕組みについては以前書いたので気になればそっちをみてもらって、今回はその実践ケースという位置づけです。アイデアを考えるとは、アイデアのトリガーを生み出す仕組みを作る一連の行為

BASEの特定商取引法での非公開機能

では、まずはBASEのニュース自体を調べていきましょう。

ネットショップ作成サービスで初の特定商取引法の非公開設定機能を実装、1月12日より「BASE」にてショップの所在地と電話番号の非公開設定が可能に

これがBASEの公式プレスリリースです。一方で、BASEが単体でサービス更新をしたのはそうですが、クリエイターエコノミー協会というところで団体としてそもそも声明というか固めているのがあるんですね。それも上の記事にリンクがありますがこちらです。

プラットフォームで個人が売買する際の特定商取引法の運用に関する消費者庁の見解について

ここで分かるのはBASEという特定サービスについて、消費者庁の見解からOKもらってて、それで反映したということですね。

リサーチからアイデアが出るというのは、こうやって調べて知ったこと、そこからの疑問や仮説を取り上げてメモしてくことです。

記事を読んでみて何を思うかは人それぞれですが、僕なら以下のことが気になりました。

  • 他のクリエイターエコノミー協会のサービス事業者も適用するのだろうか?それなら利用ユーザーには良い話だし、他非協会事業者にも広がる可能性があるのかもしれない
  • 所在地や連絡先を非公開にしたいユーザーはそもそもどれくらいいたのか、今までは表示していたが「非公開」にした人はどれくらいだったのだろうか(当然BASEは数字を持っているわけですが、公開はされなければ分からないですよね。分かったところで何が言えるかも分かりませんが)
  • そもそもそんな話を消費者庁としていたのか、それはどういったやりとりだったのだろうか

みたいな感じです。

BASE以外の実装状況

BASE自体は特定商取引法の非公開設定機能を実装いたしましたで実装済みです。これはまあいいとして、他のサービスでその動きがあるかが気になったということでしたので、調べてみましょう。

COLOR MEショップも検討をし始めたとあります。そもそクリエイターエコノミー協会の構成事業者から当たっていったほうが率が高そうですね。

クリエイターエコノミー協会は、BASE以外では、note、UUUMなどの7社とあります。他には、CAMPFIRE、Voicy、ココナラ、マネーフォワードとあるので、これらでEC通販に近いものであれば機能実装という手間もありますが、十分ありえると考えました。(他の事業者も結構参加していて2021年11月15日記事では56社でした(笑)なので、これらは省かせてください。コミックスマート、ソウゾウ、カバー、スケブなど新規16社がクリエイターエコノミー協会へ入会

noteはおそらくまだ未実装なのと、ここでいう販売事業者は何かとなるので、noteで有料販売を事業でやるケースですがあまりいないのかもしれませんね。特商法の表示について

UUUMは分からず、CAMPFIREも特定商取引法に基づく表記についてで情報更新はされているものの非公開機能は関係なさそうです。Voicyは特定商取引法表示に基づいて表示してくれという形で、ココナラはそもそも表示がいるのかというところではプラットフォーマーが媒介することで問題がない雰囲気です(そもそも必要と思ったことが僕はないですが)。マネーフォワードはサービス的に異なるので省きます。

という形で、COLOR MEショップくらいで今後他ECサービスが非公開対応をしてくるかどうかくらいかなという着地です。

何かを販売するなら個人でも「特定商取引法」を遵守しなければいけないのかも面白かったです。ご参考まで。

消費者庁とのやりとり

これについてはあまり情報はなく、伊藤消費者庁長官記者会見要旨でその話が出てくるとかで、まあ他にも情報があるかもしれません。

そもそも協会自体はそういったクリエイター活動が活発になったりとか、やりやすくなるのが主旨のはずなのでそういった活動が主体なんですよね。

実際に調べつつ疑問に思ったこと、メモを開示していく。その中でのアイデアや分類をして最終的に何かしらアイデアにつなげるという構成にしてみる。

リサーチ→仮説やネタ→再リサーチ

という感じでこれが続きます。上で概ねネタや課題が解決したとか、仮説は概ねそうだとか、なんかもんやりしているとか色々な着地がありそうです。思ったよりECサービスって、Stores.jpとかもありますがあまりないのでそこまで非公開機能自体に寄せていくと「盛り上がる」ものではないかもしれません。ただ一ユーザーとしては利便性が高くなるのでウェルカムな感じですね。

ではこのリサーチが終わるとか、どこでキリがつくのかは、それらを大体クリアになったなとか、概ね見えてきたというところまでです。

最も悪いパターンは「何か良くわからない」なで始まって、「やはり分からないな」という深まりがないケースでしょうか。それであれば、リサーチした意図がないので、何か気になる点、仮説や引っかかるネタはないか、それをするどく「観察」して全神経を(笑)集中してやる感じが足りないのかもしれません。精神論っぽいですが、ここは精神論全開でいいでしょう(笑)

ここで一旦リサーチは終わるものの、政策というか例えばそういった法律の解釈次第では動きやすくなるのは、グレーゾーン解消制度というのが経産省であってそういう動きから「事業がやりやすくなる」のもあるんですね。これは制度なのでまあ企業は使えばいいってことです。まあこれは問い合わせすると公開されて動きがばれますけどね(笑)

そういう意味で政策PoliPoliみたいなサービスを使っていたのは面白いなと感じました。

他にも個人で何か商売やりたい→住所公開がハードル!という時はありがちなネタなので、そのあたりも再度確認しておくといいのでしょうね。

リサーチしながらアイデアを出す

ではここで調べてきてアイデアが出たかというと、アイデアというものの定義で変わりそうです。

アイデアの種になりそうなものとしては、上のリサーチを追った人は見えたかもしれませんが、例えば、

  • クリエイター向けの課題解決サービス、ここでは住所公開の課題であったが、それらではない課題を解決する流れで何か出来ないか
  • 政策系のものをうまく商業や事業に落とし込んで使える流れは他にないだろうか。もっと端的にいうなら助成金や補助金申請サービスみたいなものですよね。

って感じで、事前なり進行中で頭の中にいれたものがインプットであるリサーチで得たものに掻き混ざるイメージが強いですね。それによって、アイデアが生成されるという感じです。

なんでこれでアイデアが出るかというと、端的にいえば論理や知識やネタという左脳的なイメージのもので出す問題解決的な、推論的な、仮説的なものが作動すると。そこにひらめきや他のぼんやりと考えたり刺激となって(例えば仮説自体でなく、これってこうならないんだろうかとか、妄想を含めた問いかけ、これは面白いことやっているなという感情が動く、観察に近い集中的な状態など)その相互作用で生まれる感じです。

もっと大胆にいえば、リサーチで左脳や仮説を論理で走らせて、観察や面白いネタというところで右脳が刺激されて、両脳がいい感じで刺激されるのでアイデアになるって感じです。

当然、リサーチ=何か調べる=調べたら終わり、ということは全然あり得ます。もちろんそれでもいいしそういった論理的リサーチを否定するわけでなく、それも情報を効率化したりまとめる意味では重要ですからね。そうでなく、リサーチをしている=左脳的な合理的なところでも、全然アイデアが出る余地はあるし、むしろそこでのストックが次のアイデア出しに生きるってのが超大事です。

そんな感じで僕はリサーチもアイデア出しみたいにやっているってやり方でした。

多くのアイデアマンはおそらくこれに近い、つまり「日常の行動」からアイデアが出るのは全てが何かしら「アイデア」的にハックされてフィルタリングされるからなので、を感じているかなと思いますが、そうやって景色が見えるってことを伝えたよという話でした(笑)

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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