アイデアを刺激するトリガーを探せ

なく子も黙るIDEA*IDAE田口さんの記事。トリガーバンクという視点はなるほどと思ったので。ちょっと書いてみます。

要するにアイデアが出てくるイメージはこういう「あーなんかいいよな、これ」みたいな、リラックスというか脳を刺激するまさに「トリガー」となるアイデアが一個でも、沢山あればなおさらいいんじゃないかって話です。

過去にも同じようなことを書いていました(笑)

何度も使える濃いアイデアがやはり面白いは、濃いという濃度で表現しています。具体例もあるので良いかもです。月末にコンビニ利用者数は増えるという観察データ(現場の意見)だったり、営業時間の縮小をどう捉えるか、劇団四季の営業戦術ネタとか今でもいいなあと思います。

トリガーバンクとは、これ素敵って思えるもの

Trigger Bankを持とう!の記事を見てなるほどなあと。そして、この記事のトラックバック!は14年前となるわけで、2005年の記事です。さすが年季が入ってていいなあと。

冒頭で書いた通りで、トリガーとなるアイデアを持っておくといいですよねということですね。

僕でいえばトリガーとなるのは、

  • 人のやっていること、ビジネスでもプロジェクトでも見たり聞いたり、一緒にやったり。
  • アイデアプラットフォームやWebサービスなら何でも試すのでそれらの一連の流れ(さすがに怪しいのはちょっとですが)
  • 自分がメモしているScrapboxをたまに眺めること(最新順なのでメモした順になったり、更新順でもあるので脳への入り方が面白い感じがする。想起しやすいのでトリガーになりえる)
  • 面白そうな記事やブログのウォッチ(これは定期的に変えていてずっと見てるとかは少ないような、ニュースサイト等は除いて個人のブログってことですね)
  • 友人らとの会話、アウトプット、その反応など
  • 日経MJは購読していてネタにさせてもらってますね
  • 面白そうな本を読む、小説や漫画ならストーリーにはまるとそこから視点の移動でトリガーになる。ビジネス書とかでも客観視+振り返りになって思わぬヒントになることも。

とかですかね。もっとありそうですが、ここにいけばとか、ここを見ると何かあるとかって感じですかね。

トリガー足らしめるのは、多分なんですが、他のストックアイデア(アイデア状態やアイデアメモとか)でなく、課題ストック(例えばこんな不満があった、こんな疑問があったなどなんじゃないかな)とかでなく、多分進行形であったり、そこで進むようなことなんでしょうね。ストックアイデアは多分「アイデア」状態で、進行するかは不明。課題もその時課題だけどーで、そこからトリガーになるかは不明。

トリガーアイデアは、多分「あーこれよかったなあ」とかいって、進む感じですね。

この刺激される、進行形、進む感じ、良い意味での押される感がいいのかなーと思います。いいってのは、アイデアが生まれる状態にもっていけるってことですね。

一石N鳥精神でいこう!

アイデアに直結する視点としては、このトリガーアイデア化するって感覚ですかね。

もっと俗っぽくというか、僕としては「ネタを擦る(こする)」といってます。同じネタを使うんだけど、それは違うアウトプットになるというところです。実際は体験や観察って限られるので、いかに使えるかを考えるほうになっていくだけなんですけど、まあそこで生まれてくると。

具体的にいくと、企画としてアイデア練習なネタとして、会社帰り女性向けのチョコのアイデアというのがあるとします。これって確かにターゲット外では使えない可能性が高いんですけど、一方で、そこからの副産物として「女性向けの商品アイデア」とか「チョコに関する知見」とか、コンビニ向けの商品とかを色々得られるんですよね。得られるというのは「自発的」なんですけど、「結果的」にも残るという意味合いです。

だからここでは、チョコアイデア→女性向けのアイデアとしてのきっかけになる。「そういえばチョコアイデアあったなあ」はトリガーっぽくないんですけど、「わさびチョコってないけど、ついつい見ちゃうよなあ」みたいなものであったり、「ミントチョコっていつも何か思うなあ」という思わざるを得ないトリガーでもいいわけです。良い接客コンビニなどのトリガーでもいいし、好きなチョコをトリガーとしてもいいし(僕はチョコボール好きですね)。ここは人それぞれでいいというか、そうなるはずです。

つまり、1つのネタを擦れれば、そこからさらにアイデアが生まれる。これをアイデアのトリガー化といってもいいでしょう。上の本来のニュアンスとはズレてるかもしれないですけどね。

つまり、何かこすれるアイデアやネタがあればこすっていく。こすること自体がトリガー化。トリガー化した、こすれるアイデアはさらにそこからアイデアを出せる。

ここで気づく人もいるかもしれませんが、このトリガーって独立してたらトリガーっぽいですけど、そうでないなら、こないだ書いたような(アイデアを揺らして企画を作り出す)幹→葉とか、根→幹→葉、着眼点→切り口みたいに、つまり上位なのか下位なのかはおいておいて、カルピスの原液→カルピスソーダ、カルピスかき氷、カルピスウォーターなどのように、展開できる、圧縮された、濃いアイデア、基となるということですね。

これに気づいた人は、多分なんですけど、僕もそうです、何かに使えないかって考えるし、同じ1日なら楽しんだほうがいいとか、1時間とかでもそうですし、そう考えるのかな。結果的にポジティブになると。とはいえ何かに追われるというよりも、「楽しんでいる」わけで、アイデアマンがポジティブになる理由ってそういうことじゃないかなと思ったりしたわけですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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