ぬいぐるみ専門病院という切り口

ちょっと面白かったアイデアというかサービスの紹介です。

なぜ今? ぬいぐるみや人形の「専門病院」が盛況な理由の記事で見つけました。

ぬいぐるみ専門病院

最近の僕はフレームワークというところをずらすのがアイデアだとも言えるのでそういった見立てで捉えてみましょうか。

既存の考え方(フレームワーク):病院は人が治療をする場

今回の考え方:人でないぬいぐるみが治癒をする場

というのが最大のパラダイムシフトです。

病院というのが人間が行く所であってという固定概念がある人は絶対思いつけないわけです。最もこのサービスとしては、当然「獣医」など動物を、ペットを見る場もあるわけですが、基本生物として生きているものです。

よって、フレームワークとしては、生きるものを治癒する場が病院というほうが正しいでしょうか。それに対して無生物であるぬいぐるみを治癒するということになります。

ぬいぐるみ病院という言葉で全てを表している

キャッチコピーというよりも、タイトル自体で全てを表しています。

中身を見るまでもなく、もちろん見るのですが(笑)

  • ぬいぐるみを治癒するってことは・・・?
  • 例えば破れたぬいぐるみを補修してくれるってことなんだろうな
  • 「ぬいぐるみ補修」では、もの扱いから脱却出来ないので、病院としてまさに「家族」として扱っているのだというコンセプトが主張できる
  • 服の修理で「洋服の病院」とか、おもちゃを治す「おもちゃの病院」というのもありますが、これらはキャッチーはあれど、「おもちゃの病院」の方が近い印象です。それはおもちゃとはいえ、大事にしていたおもちゃが治るということがポイントなんですね。

ってことがさっと分かるので、説明が不要なのはいいですよね。

キャッチーなものを出せばいけるわけではない

もちろん、じゃあキャッチーなものとすればいいかというと、別におもちゃの病院はなかなか良いネーミングだと思いますが、別にそこまで流行っているとか、尖っているかというとそうでもないと印象があります。もちろんニッチでやるなら目立つ必要はないんですけどね。

一方でこれで思い出したのはうなぎトラベルのぬいぐるみ旅行でした。これも対象として扱っているぬいぐるみに対する愛情というところで持ち主の解像度といいますか、ターゲットや課題解決はかなり似ているなと。しかし、これはコロナ禍で旅行しづらいので結構きつくなったのではないかと想像します。あと、日本ぬいぐるみ協会なんてのもあるとは知らなかったです。こちらもぬいぐるみを旅させたりしているんですね。面白いです。

こうすればいけるなんて世界観はない中で、自分の強みや世界観を見せていくことで魅了する。これがニッチで成功するというか、成功というよりも生み出すとか、そこにいる感じ=まさに居るって感じですが、そんな気がしました。

クリニックのサービス内容

杜の都なつみクリニックのサイトを見てみましょう。サービス内容は、人間の入院らしく基本パックがあっておもしろいですね。思わず笑みが出ます。もちろんこれも人向けのものを展開するなんて商売っ気がたくましいわという批判する人もいそうです。これはもうターゲットかそうかの違いなので、良いなと思う人が使えばいいだけなんですよね。

効率化のためか、ぬいぐるみサイズで価格は決まるようです。分かりやすいですね。昔カヤックがやってた絵画の販売を絵の面積で決めるアートミーターを思い出しますね。(今は別の会社が運営しています)

さらに詳細な内容は画像付きで処方手順も書かれていて親切です。ちなみに、ここで「表情チェック」はかなり大事と言えそうです。なぜなら綺麗になったけど、前と表情が違うとなると、別のものと感じてしまうからですよね。細かい点も抜かりがないのはさすがと感じました。

かなりのサービス内容のボリュームで、病院顔負けだなと(笑)おもしろいですよね。

現在治療中のみなさまが分かる

依頼したのはいいけど今どうなってるんだろうというのも、分かります。人間ならどえらいことですが(笑)ぬいぐるみであるので、おそらく開示が必須かはおいておいて、自分の子が治療されているのが見えるのはなんともおもしろいですね。保護中はWordpressだと思うので、非公開か、持ち主のみパスワードで見えるのでしょう。それも面白い仕掛けですよね。

これは体験として、ネガティブな形の入院をポジティブに楽しみにするという変換となり、トムソーヤ理論にも通じるものがあります。そうです、面白くないとかを面白くしちゃうあれですね。

ちなみにFAQからは、公開が基本みたいで、内緒にする場合は、3300円の施錠料金がいるようです。まあ個室みたいなイメージとするといいのかもしれないですね。このあたりも面白い見せ方ですね。

そういう意味では結構費用感はする気がしますが、そこを無理強いしているのでなく、技術や手間がかかるので妥当と考える人が依頼して治療していく形ですよね。

身近なところに、思わぬところにアイデアはある

創業者のキャリアも注目です。洋裁をやっていて服を直していたところで、ぬいぐるみを直して欲しいという依頼もあったと。そういうのって通り過ぎる事もできるけど、実はそこで「どうにかならないかな」と考える。そういう止まって考えることが逐次大事ってことですよね。

あなたもないですか?仕事をしていてあれこれなんでだろう?みたいなこと。それが実はチャンスだったりします。

それこそネタは色々落ちている、あるのだけど、それに気づいたのに、「そのまま」にしちゃっている。もちろん全てのことを意識してメモしていたら疲れてしまう。けれど、集中してやることやこれは手抜けないぞとか、そういうことって限られる気がします。

おそらく、洋裁や服を治すところで「ぬいぐるみ」を治すということを経験した人は多いのでしょう。しかし、それは個人の想いがあって「工数」もかかるし、技術もかかるし、なかなかビジネスにはしづらいし、諦めるか。という人もかなりいたと思うんです。そこをやるとチャンスになる。最もやれば必ずイケるわけではない。そこがポイントで、どうしたら実現していけるのかを見極める。明らめるって感じの意味で、明らかに見極めるのが大事ですよね。

他にも、人間では当たり前のことを、ここではぬいぐるみでしたが、他でも適用できないか。例えばWebサイトの病院(笑)なんて怪しいかもしれませんが、ちょっと面白いかもしれない。データだからどうやるのかとか色々ツッコミはあるんですけど、そういう形で「フレームワーク」を外すといいってことがポイントになりますよね。

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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