アイデア壁打ちサービスまとめ

アイデアの壁打ちというのがサービス化できるかはおいておいて、その手のサービスがあまりないのは、ビジネスアイデアの壁打ちサービスがあまりない理由で書いてみました。それでも、まあ僕がやっているのは、そこまで儲かるものでもないが、とはいえ確実に需要はあるという手応えでしょうか。

なので手順として、儲かるとかを狙いすぎると続かないので、教育よりになる気がします。一方で、無料だと質が悪くなりがちなので、何かお金を払うとか、担保、信頼性の構築につながるのは大事ですね。そこから関係が生まれて信頼出来るなら仕事になるのは自然な流れですから。

今回は、数少ないけれど見付けたアイデアの壁打ちサービスをまとめておきます。見つけ次第また追記ということで。

アイデアカベウチ(フューチャーコンビニエント株式会社)

フューチャーコンビニエント株式会社が提供するアイデアカベウチは、専門家と気軽に壁打ちできるサービスです。専門家登録数は100名程度はいて、今後どうなっていくかが楽しみですね。

このサービスは、CtoC的なマッチングで、起業家等と専門家のマッチングなので、気軽に話せるサービスか、無料相談等をするケースと競合するかもしれません。

例えば専門家でも士業であればそのプラットフォームがあるので、より相談出来るというところを打ち出すかどうかという感触です。

MENTOR ME(angle株式会社)

angle株式会社が提供するMENTOR MEは、メンターのマッチングサービスです。アイデアの壁打ち特化ではないのと、メンタリングというところではズレがありますが、範囲内ではないかというところです。

月28,000円でセッション2回ということで、単価感は時間1万円以上なので経験値は高めの人が多そうなのかなという印象です。

カベウチ(株式会社HItoHI)

プロフェッショナル参謀サブスク「カベウチ」は、HI to HI社の提供するサービスです。月額1万円となっていて、オンラインディスカッション月1回1時間、月2回のメッセンジャーフォローが含まれるようです。

壁打ちするカベンジャーズは7人ほどいらっしゃるようですね。

MENTA(MENTA株式会社)

MENTA株式会社が提供するMENTAはITエンジニアやプログラマがメンターとしてプログラミング学習をするサービスです。ただ、メンターを募集では「稀に」壁打ち的なものも見かけたりします。

数は少なく、そのような使い方を排してないわけですが、参考までに。

サービス 壁打ち(株式会社ユリオプス)

株式会社ユリオプスが提供する壁打ちサービスです。月額5万円で2-3時間という感覚で、10万円のスタンダードプランは4-10時間というというところになっています。

IT開発などDXに強みがあるところが特徴かもしれません。

カベウチ

話してひらめくアイデアの壁打ちサービスということで、Tanemakiさんが行っているものです。1時間5,000円からでジャンルは企画や事業計画アイデア等が多いようです。

プロ壁(ニューホライズンコレクティブ合同会社)

ニューホライズンコレクティブ合同会社が提供するサービス「プロ壁」です。面白いのは問い合わせ後一週間で最初の壁打ち、その後一週間で2回目の壁打ちで二段階となっていることです。最初にヒアリングで、二回目が解決の糸口とチーム提案となるようです。人生100年時代の新しい働き方を提案するニューホライズンコレクティブ、壁打ちサービス「プロ壁」提供開始

ここまでが無料で、その後のチームでの解決や伴走と思われますがそれらが有料となるというモデルです。

2回の壁打ちが無料というのはそこでは「アイデア」があっても無料だと思われます。ただそのアイデアを実行して具体的な施策として行うのは技術やスキルがいるのでという流れかなと感じました。

SQUASH

WAALLが提供する新規事業の立ち上げ前後向けの壁打ちサービス「SQUASH」です。チケット制で15分×8チケットで2時間で月額5万円となっています。

壁打ちwithディスカッションパートナー(April合同会社)

April合同会社が提供する壁打ちサービス「壁打ちwithディスカッションパートナー」です。スポットで1回30分5,000円となっていて、他も頻度や時間に応じてというところです。

シゴクリのアイデア出し&壁打ち

僕のやっているアイデア壁打ちも紹介します。

実際には、アイデア出しと壁打ちの2つがあります。

1つ目が、壁打ちもしつつアイデアを出すというアイデアを出すに主眼を置いているのが起業アイデア・ビジネスアイデアを出しますです。

2つ目は、整理や壁打ちとして依頼者の頭の中を整理していくのは、あなたのビジネスの状況を整理する壁打ちしますでやっています。

両方を同時に契約頂くとかはまずないと思いますが、アイデアを出していきたい方向なら前者で、インプットや考えたアイデアが多くてまとまらないなら後者というイメージです。

とはいえ、完全に両者は分離しているのではなく、

こんな感じで重なり合ったり、ずれたりとかですかね。実践では、壁打ちの中にアイデア出しがあり、アイデア出しの中に壁打ち要素もあるみたいな感じでグラデーションですね。

期間自体も厳密なそこまではないですが、最大1ヶ月を目処に提供しております。

稼働が確認できない、終了したと思われるサービス

KABEUCHI

KABEUCHIは、壁打ちの名の通りアイデアの壁打ちサービスです。3人未満の法人向け定額制という絞り込みが面白いですね。スモールスタートや小企業向けという感じでしょうか。

月額は8万円で、1v1というよりは3人のメンターでグループチャットというのが面白いですね。

他専門家とのマッチングではないため、手軽に使うという感じよりも、掲載メンター等に直接アドバイスもらう形となっています。つまり、提供者は固定というイメージでした。

追記:2022/4/27時点でアクセス確認が出来ず。

みんなの壁打ち

みんなの壁打ちは、ECAIという通販支援ツールの中の人が提供するものです。完全無料のため、条件は色々とありますが、面白そうですね。運営会社はバイモソフト社となっています。

無料でハードルが低いので誰か相談する人がいない!なんて時はいいかもしれません。

追記:コンテンツ自体がなくなったようです。

市場規模

いわゆるアイデア出し、アイデア壁打ちの市場って明確に可視化しづらいので算出が難しいところかなと。

一方で目安となりそうなのは、例えばプラットフォームごとでの相談ニーズとかでしょうか。例えば転職相談みたいなものでも1つの壁打ちですが、アイデアとなるとずれるので、それならココナラのアイデア相談の方が近い気がしますよね。

あとは、起業家予備軍みたいなもので、そういった人数ベースのものも参考となりそうです。2017年の就業構造基本調査で自分で事業を起こしたい人は40万人程度ということです。この数値感はざっくり働き手が5500万人いるなかで、フリーランスとかあとは経営者を入れても800万人くらいではないかなと想定しています。よって、勤める人が圧倒的に多い中で、どれだけ変化していくかというところでしょうか。起業家「予備軍」を増やすは参考になります。

僕の調べでは、日本の企業数、起業や倒産数、起業家数などのデータでは、2012年とかやや古いですけど、やはり年10-20万人くらいしか起業家はいないので、それをそのままニーズと捉えるとこれくらいの規模感となりそうです。当然それらの起業家または起業家予備軍がお金を出して相談するかどうかというわけで、あくまで壁打ちサービス側からすると、フロントエンド的になりやすいと。当然、起業家でなく既に事業を持っている経営者向けとなるとまた違うのですが、経営者自体も増えているかというとこれ自体は経営をどれだけ継続できるか、あとは起業家がビジネス化に成功して経営者となっているかどうかみたいなところで、非常に見えづらいところですね。

おわりに

ココナラ、タイムチケット、その他サービスを使った壁打ちサービスは結構見かけました。マーケティングやキャリア相談であったり、分野が絞られるとまた違うのでそこが面白いですね。

ただ、これらの需要をまとめてとなるとやはり限られるか、それだけ単独ではないかなというのが印象です。

一方で、僕のようなスモールビジネス枠であれば、確実にこういった相談、壁打ちを一つの枠にしてお客さんに価値を提供していくことが近道だなあとも感じました。このあたりはウォッチしつつ、自分のサービスも磨いていこうというところですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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