図書館とビジネスをつないでいく

僕のマイプロジェクトとなるかは分からないのですが、最近気になっていることを書いてみます。それは、図書館司書などリサーチができる人が、公務員等(図書館の多くは自治体であり行政職員のため、一部大学や民間機関の図書館は別)の枠しかないため、かなりの人が仕事がないということです。

仕事がないというと語弊があるんですが、実際に図書館司書という一つの憧れが叶う叶わないも一つの道ですしそれを否定するわけじゃないんです。ただ非常に勿体ないというところです。これもアプローチによってはお節介で終わる(笑)のですが、やり方がハマれば単に良い企画となるポテンシャルを勝手に感じています。

今回はそんな図書館司書まわりでビジネスになるかはおいておいて、アイデアや企画の種をアウトプットしてみます。

図書館司書の数

まず図書館司書の定義がいるのですが、図書館職員と司書を分けるべきかというと結構分かりづらいです。

最新の統計として、日本図書館協会のデータを見てみましょう。

2019年のデータによれば、ざっくりいって、図書館が設置された都道府県は全部あるので47あると。一方で市区町村は1700くらいあるのですが、区や市はほぼあるものの、町村となると半分ちょっとしかないという感じです。つまり、区や市は800程度あるけど、町村ですと500程度で半分程度という感じです。

当然大きな都市なら複数の図書館があるので、図書館総数は3,303となっています。

肝心の図書館職員数は、ここで「司書・司書補」と内訳であるのでそこで司書さんの数は分かります。区分があて、専任職員が約1万、兼任が約1000、非常勤が1万、臨時が7000、委託派遣が13,000、館長が800となっていて、これらの合計が職員数となるので、41,800人程度となります。

では「司書・司書補」がどれくらいかというと、専任で5,000、兼任で100、非常勤で7,000、臨時で3,000、委託派遣で8,000となり(館長は基本有資格者ということでしょうかね)合計で、23,100となり、職員の比率からすると6割程度となります。

思い込みで、職員=司書というのは違っていることが分かりますし、それぞれの区分からすると、非常勤・委託派遣での司書率が高く、専任や臨時で半分程度、兼任は1割程度というデータが見えてきます。

専任が正規職員となるかわかりませんが仮にそうすると、1万程度であって、残りつまり4万のうち、75%は非常勤的なポジションで回っています。比較対象としては適切ではないかもですが、飲食業界の正社員比率が1割みたいな印象がありますがそこまでひどくないけれど、多くは非常勤や臨時、委託・派遣の職員が多いとなります。逆に専任の人に会えるのは結構レアとも言えます。

図書館の予算

予算も気になったので見てみましょう。今年度予算額はおそらく2019年度でしょうから、最新だとして、ここから考えてみると、

経常図書館費+臨時経費+資料費の3つを見てみます。臨時資料費は少額として省きます。

都道府県と区市と町村で差はあるでしょうが、ざっくりいきましょう。

まずは経常図書館費が1500億、臨時経費が250億、資料費が280億となります。つまり、ざっくり2000億となるわけです。これ多いかどうかなのですが、先程図書館数が3300だったので、割ればいいわけです。2000億÷3300=0.6億となるので、1つの図書館で6000万です。多いと思いますか?

これは平均値なのであまり意味がないので、もう少し分解したほうがいいでしょう。

経常図書館費だけ大きいのでそれで見ると、都道府県では、113億で58館ですから、1つで2億程度あります。市区立では1200億ありますが、2600館あるので、約0.46億で4600万ほど。最後の町村立では、113億と都道府県と同様ですが、619館あるので、0.18億となり、1800万という形となります。

さすがに都道府県は広域エリアなので2億ありますが、市区でも5000万なく、町村では1800万となります。これらは基本税金と思われますが、この金額で職員が1館でざっくり4万と3300ですから、12人くらいは平均でいる感じで、何が出来るかと言うと結構シビアな感じがします。

これが実態で、あとは何と比較するかですよね。

図書館司書資格者の増加数

次に図書館司書資格という例えば大学の単位を習得すれば取れますから、その数を考えてみます。現在既に2万3千人くらいは現場にはいるけれど、これは運良く仕事がある人ということなので、そうでない人たちが多いということです。

とはいえこれは通信制大学から4年制大学まで図書館学のようなものが設置されていればその卒業生をカウントすれば良さそうです。と思ったら文科省のリンクがあるのでそちらが良さそうです。

「司書養成科目開講大学一覧」(平成31年4月1日現在)199大学

199大学つまり200大学と、短大が51なので、251程度の学校で取れることになります。これらの卒業生数や現在の学部などはさすがに骨が折れるので調べないのですが、国公立では私立に比べて学生数は少ないので、ボリュームとしては私立か短大なのかなと思います。

大きめの通信制近大で1年で1300名もいるので、おそらく1万人程度は少なくてもいてもっと多いかもしれないですね。

つまり、現役で学ぶ人は多いし「国家資格」というラベルがあるのか取る人は多いけれど、受け口は公務員というかなり限られる構造となっていると言えそうです。

ビジネスと図書館をつなげる

ところで、僕が一つのやってみたいというか面白いだろうということを端的に書くと、ビジネス的な視点をもって図書館をハックする、または図書館的な資源やオープンソースを活用する視点をもってビジネスにアプローチできる、そんなつなぐブリッジ的な立ち回りをしてみたいというかやったら面白いと感じています。

この対話というか必要性はおいておいて、結局図書館=行政=公平=情報発信=資源という感じでまあ活用ってお世辞にもうまくはないんですよね。上手いところは1割もないはずです。そもそも上手いって何かていうツッコミがありそうですし。

ビジネスは図書館なんて使わない=本を貸してくれるところであり、レンタルみたいになっちゃいますよね。

本質というか狙いたいのは、例えばお金が無くてもそこで学んでリサーチして知力を得てそこからビジネスを起こせるということです。

これってめちゃくちゃ難しいと思いますか?多分そんなことはなくて、やり方として色々出来る気がします。つまり、ビジネスの距離は近く、図書館も近い。最強の組み合わせだとすら考えています。

そしてもう1つ大きなのは、僕自身が小商いだろうがスモールビジネスだろうが、なんだろうがアイデアを形にしていくというところを強みにしているので、そういう視点がガッツリ役立つというところです。もちろんこれ地味なので、すぐ明日から稼げる何かみたいなのじゃないですよ(笑)それってこのブログ見ている人なら言うまでもないところですけどね。

ここも焦らずやっていくと何か見えるのではないかという感じがしています。例えば自分の趣味をビジネスや仕事にしていくとかでもいいですし、地域や周りのこまったを仕事にしていくとか。そういう時の社会や周りを知る意味で、図書館が使えます。例えばレファレンスというのがあり、調べ方を教えてくれます。知らない人も多いのですが、バリバリ使えるのですね。

レファレンス協同データベースというのがあるので雰囲気を感じてください。人が知りたい、考えたい、もっと探求したい。まさに知のための場ですね。もちろんこれは答えを教えてくれるのでなく、調べ方ですし、ビジネスや仕事として何をすればいいかも、当然司書さんが教えてくれるわけじゃないです。そうでなく、見切りやこんなことというのを考えたら図書館という場が熱いサポートの場や社会をつなぐコンタクトスポットになるというのがいいんじゃないかというポイントとなります。

しかもこれ行政サービスですし、税金をあなたも払っていてそれで使えるのでどんどん使えばいいだけなんですよね。むしろ使わないと、市民ニーズがないとすらされるわけで、じゃあうまく使おうと。

そんなことをふんわり考えています。この試みがすなわちすぐ仕事とかになるわけではないんですが、リサーチとアイデアを掛け算していくとなんかたどり着いたわりと自然な感じなので結構面白くなるかもしれません。そもそも何かを学ぶとか考えるとか、自分が分かるわからないを知るとかってめちゃくちゃ大事なことなのですが、どうも軽んじられている気がしています。これって学校教育で何か言って終わりでなく、一生続くというかまあ勉強という意味で学ぶということでは避けられないので、いやなことでなく楽しいものとして、ワクワクするものとして扱っていきたいですしね。

何かこのネタで閃いたらそれはそれで嬉しいです(笑)

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