N=1的な視点は貴重なアイデア資源

簡単にですが2018年のビジネスアイデアランキングが人気があったというところもあり、2017年も作ってみました。もしよかったら見てみてください。そこまで大きな変化はないものの、やはり人気がある記事にはニーズは隠れていると思うので。

それはいいとして、考察として振り返る時に、N=1ということを感じました。つまり、相談者=一人や一社であるものの、そこから痛みや不安自体はとても貴重な気付きになりえるのではないかということです。

N=1とは、N=多数というリサーチ的な、ニーズを把握する意味での定性か定量かというよりも、単に切り口の話です。N=1が優れているとか、既存リサーチが駄目とかってことではないものの、ヒントにはなるなあと。

そういうN=1視点でちょっと世の中を見る視点を考えてみます。

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N=1視点でアイデアヒントを得る

TrendbanKというサービスが3月頃にリリースされていました。アイデアやマーケター領域でないと全くスルーしそうですが、この視点面白いですよね。サービスになるかは分かりませんが、そこから効率的にN=1ネタを集められるのはグッドです。そういう意味では価格設定月額1万は安いと感じましたね。

もちろんそこからどう社会や時代、または自社サービスや課題を解決するとか、新規事業ネタにするかはサービス利用者が考えるところです。

逆にいえばN=1なんてどこにでもあるでしょう、それなんてTwitterから知ればいいとかってのもありです。そういう人は不要なサービスです。ここでどう情報を得るかですが、結局は自身の興味範囲で絞り込んでしまうことで偏ることがあるのでそこをどう補正していくかですよね。

万能なツールはないというところと、うまく効率化出来るというサービスもあるよって話でした。

スマイルズ、N=1視点の本

西口さんの記事というか本でもあり、実は積読になっちゃってますが、マーケティングで有効なアイデアはたった1人の顧客分析から生み出せる 考え方の基本を解説は非常に興味深いです。面白いなら本を買えってことですよね(笑)僕は買いました。

他にはスマイルズです。上の西口さんの視点が面白くて、N=1視点いいなあと思って深めていこうとしたところで、見つけたネタです。「n=1」のマーケティングを重視するスマイルズ–熱量が価値を拡充

スマイルズは最近のMJでも取り上げられましたが、Soup Stock Tokyoもですが丁寧な作りというところが面白そうです。ただお客としての体験経験がほぼないので今度試してみたいところです。

こういう視点でのサービス体験は学びにもなるし、深めることになるのでいいですよね。

N=1って妄想で突っ走れってことでなく、一人の人がやりたいことや欲しがることってやはり他の人も欲しいのではないかって考えや姿勢を大事にしているといっていいでしょう。そっから事業化もできるという証明でもあります。もちろん、これはこれで組織やメンバーの心理的安全があったりと見えない要因も大きいです。

決して「社員に適当に聴いてそれをやれ!」とかは駄目ですからね(笑)

ヨクスルというサービスがあった

既にサービスはクローズしていると思いますが、サービスリリース記事を読んで興味深くすぐ試してみました。

新しいサービス「ヨクスル」を始めます

簡単にいえば、日常の小さな気づきをヨクスルに投稿するとお小遣い金額だけどもらえるというものです。ヨクスルはそれを何かしらの手段でメーカー等企業に提案してそこで何かを得るというものです。そこまで明確にはなってないものの、ややクラウドソーシングっぽいものの、もっと切り口が違う、日常の小さいけど「言えてない」「黙ってしまった」ものを可視化する場を作る試みといえます。

ちなみにこういった不満や改善を言うサービスでは、記事にもある不満買取センターが最も有名かもしれません。そしてこのアイデアは多くの人が思いつくといえばつくものです。

そういう意味で継続や仕組みが難しいものだったりします。他で覚えているのは、NPOとして消費者マーケティングをしてそれを企業に提案しCSRっぽくするみたいなのがあったような。今どうなっているかは分かりませんが。

N=1のプレイヤーというか気づきを束ねてやるというのは、ある種ミルトークなどのリサーチサービスも構造は似ているかもしれません。こちらはリサーチということですが、情報の質などが問われます。どちらかといえば、N=1を深堀したり、同じ人を継続的に追跡するほうが価値ですが、これって結局その人のモチベーションがあり行動様式を変えないと駄目なので、どうしても報酬になりがちです。

内発的動機づけということであれば、なんか言えればいいとか、気づいたことを見てくれている人がいるみたいな存在が大きいかもしれません。このあたりかなりふわっとしていますが、何かやり方は多分あるはずです。

ただ投稿やメモが面倒とか、色々漏れてしまって出来ないのではないかなと。そこをヨクスルは拾っていけたら面白かったのですがというところですね。

トライブレポートという視点もある

SEEDATAがまとめているトライブレポートというのがります。

例えばこちらはミックスチャネラーというトライブ(簡単にいえばそういうグループというか属性的な行動特性を取る人)みたいな感じです。単にアーリーな人ってことでもいいかもですが。

【トライブレポート紹介①】メディア系新規事業アイデアのヒント(ミックスチャネラー)

これはミックスチャンネルというライブ動画サービスを使っているターゲットは10代後半の中高生ということで、そういった利用ユーザーの視点です。

詳しい中身はレポートを読んでもらえればですが、例えばこの生活者視点から動画では真似されるという要素が大事、それって他でも使えるというような視点を粗い指摘ですいませんが(笑)見出しています。

結局は自分が知らない世代や価値観、趣味、仕事について知ればいいというよりも、どう解釈するか知ってみようとするか、そこから何か得られないかという研究視点っぽいですがめちゃくちゃ大事なのかなと感じられます。

当然こういった調査や研究をやるのは大変で専門性も問われますし、またそのレポート等を価値だと感じる人が必要なわけですね。

しれっとやるのがいいのかも

多分理想というかベターな形は、しれっとN=1でもやってしまったデータや実績を作ってやってしまう行動ありきパターンがいいかなと。そうすればN=1でしょ?そんなのニーズないわ!というのはデータが示すので突破出来ます。

N=多数でリサーチして「欲しい!」でもこけまくるし、それが通用しないからこそというのもあります。であれば、しれっと深いところで突っ込んで調べて、本当に欲しいですかというところを考えていくと。まあ、聞いたら欲しいっていうけど実際は要らないって作る側も思ったりするわけですからかなり人って適当なものです。良い意味で。

だからリサーチや人の回答やデータを信じないということでなく、確からしさはどのくらいかというものさしがあると使えそうですよね。

と、まあ結局Nがなんであれ試してみてなんぼというところです。そのためのネタになりヒントになるならどんどん使えばいいかなという話でした。

日常の観察も大事ですし、より突っ込んで「変わった人」は注目しておいて何が起きるか見てみる、または定点観察していくのは良いヒントになるかと思います。

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