観察ノック19本目:レジカゴを引きずるのには理由がある

お店でレジ待ちをしていると、気になる表記があり。それは「カゴを引きずらないで」という注意書きでした。はて、引きずるようなことってあり得るのか?不思議に思い考えてみました。

カゴを引きずるとは?

そもそもカゴを引きずるとは何か?

重いもので一人では持ちづらい、とくにレジ待ち時に疲れてしまったなどがありそうです。基本的にレジ待ちをするという想定でいてください。

ただ、これだけでは浅く見えない点があります。そうです。「引きずる」です。引きずるとは、カゴを地面においたまま押すや引くなどの行為ですから、仮に地面に置いてもまた持ち上げれば「引きずる」ではないんですね。

そんな時に、レジ待ちをしていて前の方が文字通り「引きずって」いて、知見を得ました。

レジ待ちでカゴを持つ人を観察して得たこと

引きずるのはおそらく「膝」が悪い人

もったいぶらず回答というか、まず冒頭の問いかけのネタです。

まず、上のカゴを引きずる方は、女性でとくに高齢で力が弱く、カゴを持つときに、とくに何度も膝を動かすことを嫌う方といえそうです。つまり、膝が悪い人は「引きずる」はずです。膝って痛いとかなり嫌気なんですね。腰もですけど、膝は動き時に必ず使いますし、伸ばした状態でなく、カゴを下におけば必ず膝を曲げます。

ですから、それを嫌がる(膝の上下運動)人は、カゴを行儀が悪いですが、蹴ります(笑)蹴ると、品が悪いですし、そもそもカゴは蹴るものではないですが、「膝の痛み」が増すよりは、膝を伸ばしたまま蹴るほうが「楽」なはずです。

と、あくまで仮説ですがそう考えました。実際に、そもそもカゴを地面に置くのは、力が弱かったり、カゴにそもそもものを入れすぎて、レジ待ち時間で持ち続けられないケースでしょう。そんな重いものを買うのか?と感じた方。鋭いですが、実際に野菜や果物は結構重く、実際に郊外型スーパーであれば「カート」で買い重さを最後まで感じないのに慣れていれば余計負担が増すはずです。

正解はわかりませんが、シニアが多い客層ということであればその対応策が求められます。レジ待ち解消はきつそうなので、モノをあまり持たずに行くというセルフハックも求められそうです。

クレジットカード支払いが多い

キャッシュレス決済が普及しつつありますが、クレジットカードで決済となると、暗証番号など結構手間なんですよね。実際にキャッシュレス決済でもカード決済では一手間あるため、意外に時間がかかる印象を受けました。

スーパーなどのビジネスにおいて、日銭として現金キャッシュが得られるイメージが強かったのですが、その比率は他業種に比べて高いものの、現金の比率が低くなるとカード手数料(お店側は手数料を払う形となり、客の利便性は上がるが店にとってはコストが増える)が痛いという感じもします。

この支払時間については、あらかじめ事前に準備しておくというちょっとしたことでわりと短くなります。多分心理的に準備せずにというのが心理的にいらつきを生み出すからです。そのうえで遅いとか早いとかはもう人次第なので、そこは寛容のほうがいいでしょう。

切り口

  • 気になった注意書きはないだろうか?その行動をする人はどんな人か考えてみよう。そこから広がることはよくある
  • 人は見ただけでは外面だけでは判断できないことがある。想像力を働かせて何が起きているか考えてみよう。
  • レジ待ちなどで観察してどういう人がこのお店を利用するか考えるヒントはないだろうか?例えばQR決済(アプリ決済)がある店とそうでないお店は違いはないだろうか?
  • サイゼリヤなど徹底して現金のみ、しかも釣り銭にこだわる効率化経営のお店もある。そのお店のやり方などに注目してみると面白い発見がありそう。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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