観察ノック1本目:東急ハンズのチラシで見つけた難しいジグソーパズルとは?

東急ハンズ名古屋店のチラシをたまたま見かけました。いつも手に取るわけではないですが、なんとなく面白そうかなと見ていて何気なく取ってみました。

そうすると思わぬ発見あり。チラシ自体は、コレが欲しかったという「お客様の声」と共に掲載されていて色々使えそうです。

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観察内容

チラシを眺めると、セリフコメントに「お客様が欲しい」という声がかかれていて、商品写真、商品名、値段、場所が書かれています。

商品数はわりと多いです。アイデア商品というものも多い中、一番インパクトがあったのは「難しいジグソーパズルが欲しい」という声です。見た時に「そんなニーズがあるのか!?」と感じてこれは面白いぞーと。

面白いわ!と思えば観察をもっとすればいいですし、微妙だなーと思えばそこでやめる。そういう見てなんぼみたいなのを感じますね。

なぜ面白い?

なぜこのチラシが面白かったのでしょうか。考えていきましょう。

マーケティングデータになるから

これはお客さんが欲しいという声+商品がセットになっています。商品開発をしたともいえるし、バイヤーが選んできたかもしれません。その割合は分かりませんが、生の声に応じるように作ったことは事実です。

例えば「難しいジグソーパズル」を僕がやりたいとか、友人がそういう趣味の人がいれば1次情報になりえて価値があります。一方でそういう1次情報ではなくても、人が言っている、もちろんここでは東急ハンズのチラシ宣伝が言っている=東急ハンズの提示ではあるのですが、読み方を変えれば「こういう声があった」ことから社会のニーズを読み取ることが出来ます。

チラシには簡単に爪切り出来る商品が欲しいとか、そういうコメントが溢れています。これ自体を覚えるわけではないですが、こういう声があるんだなあと、見るだけでも何かヒントになりそうです。

自社商品に近ければ売りやすい材料になる

これはどちらかというとメーカー側のマーケター視点かもしれませんが、自社で開発しているものに近いとか、またはお客様のニーズで近いものがあれば「開発して売れる」自信につながったり、一つの材料になるかもしれません。

自分が勝手に思い込んでいるのでなく、目利きが出来る店舗がやっているから売れるのだというのは一定のやり方としてはありだなあと言えそうです。

例えば爪切りメーカーや爪切りグッズを作っているところは、簡単に爪切り出来るニーズを発見、または再発見したことになりますよね。

チラシや宣伝のクリエイティブのヒントになる

本チラシはNo.520と書かれていてもしかしたらずーーーと作られていたかもしれませんが、あまり意識したことがありませんでした。

それはともかく、お客様の声→商品はこれ、という一問一答ならぬ、一声一品(いちせいいっぴん)みたいなものは分かりやすくていいですよね。

同時にお客様が欲しいというニーズを丁寧に洗い出したり見落とさずにそれを商品として届けるというある種東急ハンズという会社やサービスの現れでもあると言えそうです。だからこそ、キャッチコピーがそこにも書かれていますが「ここは、ヒント・マーケット。」なんですね。

常にバイヤーが手入れして商品棚を作る、情報を集めて提示する、ある種の提案がそこにあるからこそ、価格が定価であれ売れていく。その先読みや売れる目利きこそがこの会社の強みなんじゃないかと想像出来ます。

と理屈を並べてみますが、チラシみて楽しいという感じがなければまず取ってもらえないですし、一方で店頭設置のチラシは確実に持っていく人が多いとも言えるので販促効果はあるといえるのかもしれませんね。

アイデア

自分の仕事の姿勢を宣伝で伝えるのもありかも

自社の取り組みを生活者に示すとか認知してもらうということを考えると、宣伝チラシ=商品の宣伝でなくて、どういう姿勢で、どういう視点で取り上げたかをきちんと説明することがポイントかもしれません。

クリエイターズマーケットというアマチュアからプロまでハンドメイドから写真や雑貨まで並ぶところでは、コモディティとして汎用的な量産されたものでなく、その作品を作った作家、開発者、作り手との対話が面白いです。間近で作った人と会話して買える。まさにマーケットですよね。

この時、並べられたものは、当然お客さんが勝手にどう判断するかであって、作家の意図は基本スルーされます。とはいえ、なんでやっているのか、こういう狙いで作ったのだというこだわり、想いはストーリーを作り出します。

だからこそ、ストーリーに関することは提示したり魅せることはどんどんやったほうがいいのではないかと考えられるわけです。もちろん、写真に対して感じてもらうのが狙いなら細かい説明や会話は不要かもしれません。が、伝わるかはまた別問題ですし、どうしたいかが結果的に問われます。

言い過ぎればやらしいかも、言わないと分からない。これは正解はありませんが、「私は、私達はこういう目線で仕事をしています」ということは事あるごとにいったほうが僕は良いと考えています。なぜなら、多くは言わなくても伝わると考える人が多くてその結果伝達ロスをしているかもしれないからです。逆もあって言いすぎて何か分からなくなるのもあるでしょう。人の事は言えませんが、しれっとメッセージを掲げるのはありかなと。

店舗前のアナログチラシの有効活用はもっと出来るかもしれない

店舗を経営する人はその前にチラシやポップを提示することで常に商品はもちろん宣伝が可能です。もちろんその前を通る人がいなければ宣伝になりませんが、逆にいえばやらないなら損しているとも言えます。そういったアナログチラシの効果は馬鹿になりません。

なぜかといえば、スマホが普及しても次はカメラで撮影するのは面倒とか、そこまでじゃないとか、メモするのは面倒となるからです。面倒>面白いなら、面倒が優先されて面白い情報や使えるとかなんかいいかもが消されます(笑)

だからこそ、「そこにあるチラシを取れば情報を得られる」のがチラシですから意味があるんですね。

単なる読み物として面白い

チラシ読み物みたいなものを作り出して連載はきつくてもやっていくことで、次何が出るのだろうとワクワク感が生まれます。もちろんコンテンツが面白いとか、何かがなければ駄目なのですが。

チラシを読み物として読むかは生活者を見なければ分かりません。現に僕がアイデアベースでも「読んで面白い」と思えば良い体験ですから、こうやって取り上げるもありますし、人に言うこともありますし、それが口コミの正体といっても過言ではないでしょう。

チラシ=企業の宣伝コンテンツだったものが、この時点で「面白いコンテンツ」に変化します。だから僕が今ここで書いているのも「チラシ」が面白いといってなくて、「面白いコンテンツ」があったといっています。もちろん一般名称はチラシなんですけどね。そこがポイントになります。

読み物を自社宣伝でマンガで伝えればいいとか安易な販促はあります。が、面白くないマンガであれば「企業の宣伝かー」で終わってしまいます。しかし、面白いマンガであれば「ああ、面白いマンガだったなあ」で脳内に販促漫画でない枠として記憶に残るわけです。

興味リサーチ

気になったものはとことん調べたほうがいいです。もちろんちょっと気になったものでもいいのですが、強烈な方が強烈に残りますしね(笑)

難しいジグソーパズルとしてチラシに載っていたのは、東京大学の宇宙線研究所のスーパーカミオカンデジグソーパズルです。スーパーカミオカンデの「ジグソーパズル 500p」

難しいというのはつまり全体像が描きにくいのと隣接するピースが分かりづらいという点でしょうか。僕はやる気が起きませんが(笑)やりたい人はぜひぜひ買ってみてください。

自分が興味があることが実は多くの人が興味がないってわりと普通です。逆もまた然りです。なぜそれをするのかって分からないことだらけじゃないですか?だからこそ飽きずに、「ああこんなこともあるんだなあ」と発見が繰り返される日々です。

ジグソーパズルをやりたい人がどういう人か分かりませんが、難しいものに挑戦すると達成感が半端ないのかもしれません。鬼畜マリオステージに挑戦する人たちと同質かもしれませんが、僕はやりたいと思ったことはないですね(笑)

切り口

  • なんとなく手に取ったものを「じっくりあえて観察」してみると意外な情報が得られるかも
  • チラシを読み物として読むなど本来の用途とは違う使い方をしてみると発想が広がりそう
  • 自分が知らないこととの出合いを楽しむとヒントが生まれるかも

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