労せず感謝される話

そういえば、ということで軽く書いてみたい。

嬉しいことに対応が丁寧であるということを言われる。もちろん、100%どんな人にも丁寧かというとそりゃない。というところで、ざっくりと雰囲気を掴んでもらって、そんな丁寧さでなく「自分が労力と思わない」ところで「でも、一定以上の成果」となるとこらへんについて書いてみる。

自分の対応は丁寧なのだろうか?

まず冒頭の話題からだ。

自分が自分のことを冷静に考えると、つまり自分基準なのだけど、「どう考えても丁寧」とはいい難い。少なくとも僕は思ってない。これが本音である。

ではという問い合わせ、正確にはブログでご質問を受けたのだけど、その対応についてを見ていこう。内容自体は書かない、問題はそのこちらの対応(労力)とお客さんの反応だからだ。

ある方からWordpressでの質問を頂いた

これ自体は最近いただくか、近いことはあるので数あるサイトの中から選んだというか、ついででもいいのでわざわざ聞いてくれたことは嬉しい。そして、それについての対応がここでのポイントだ。

僕が書いたのは、

  • 現状の質問に対する理解
  • 現状やっていること
  • 考えられること
  • 結論的な答え

という形で書いてお返しした。

おそらく社交辞令であったり、表現的に「ありがとう」以上の形容詞としてくらいの「丁寧」という意味もあるだろう。社交辞令で「丁寧」といってもいいけれど、今回のケースがN=1としてという話ではない。つまり結構ある。

時間を割いたことへの感謝

おそらく読者からすれば、色々書いているブログ主がちゃんと返信するかというところが第一の注目ではないかと思う。事実、お客様からのメールで、ここまで対応してくれたのはいない、といわれている。「そんなことはないでしょう」と思いつつもまんざらではない(笑)

インターネット上のやり取りというか、見知らぬ人に対応をどうするかというのは結構分かれる。もちろん、明らかに微妙な立場というか威圧的とか暴力的とか、挑発であれば別として、ごく普通という範囲であればわりかし対応をしているし、これは特段インターネットで相手が見えないからということではない。道案内をそれこそする時は全力でやっている気がする、そんなイメージであってる(笑)

ある別サイトの運営にても同様のことあり

一つでは説得力にかけるから他の例もあげておこう。

あるサイト運営で、質問をうけた。お客様というよりも、サイトユーザーでありやや趣旨とずれるものの、関連しているからこちらの知見で答えてみた。

ここでふと思ったのが、匿名の誰か分からない人の質問に対して「回答」する行為があるとして(メール等では名乗ったり、誰かということを言うことはあるが)、それに対して抵抗がないことに今気づいた。むしろそういうサービスをやっていたりするし、慣れている。とはいえ社交的かというとそうでもない。このあたりが面白いところかもしれない。

その方からも、丁寧にありがとうと言われた。実際に丁寧というのはこちらにはない。

一旦ここでは、お客さんは丁寧だと感じているが、僕は丁寧に対応している意識がないということはまずこのまま受け入れてもらえればいいと思う。

丁寧さを感じる人がいるが、こちらは丁寧さを出してない

まさにパラドックスであり、何か分からない。しかし、お客さんは丁寧だなこの人はと思っているが、僕はそういうことを感じてない。

まさにこの瞬間が「自分は何か特段意識してない普通である、無意識レベルでやっている」ことが、「相手にとって価値となっている」ことになる。

ここではコミュニケーションにおけるやり取り、相手の質問に対する回答が一定の配慮や対応をしっかりしてくれたということにつながっているということだ。

このまま活かせば窓口対応みたいなものになる。が、別にそれを僕がしたいかは別だ。というかそこまでやりたいとか思ったことがない。ただ、何かしら基本OSに自分が役立てるならやりますよというのがある。多分それでしかなく、それ以上でもない。

そしてこれこそ、労せず感謝される、という状態といっていい。だからこそ、これをそのまま仕事にしなくても、夢中であったり、やばい忙しさでなければ常時対応できるし、むしろ喜んでくれて嬉しいし、自分も相手も色々な人がハッピーになるなあと思ったりする。

そういう労せず感謝されるところを磨くというか、生きていくと多分ポツポツとそれっぽいものがでてきて、でもそれは簡単に「現れる」わけでない。なんとなくそれっぽいかも、でも違うかもみたいな、やりとりがあって初めて分かるかもしれない。

これをそのまま仕事にしなくてもいいと書いたけど、別にしてもいいしそれは自由だ。ただ、うまくブログであるならブログを黙々と書いてもいいけど、どうせなら人とコミュニケーションがあるとメリハリがつくから、それでやる気が続くならそうしたほうがいい。そういう仕掛けといってもいいわけで、これは成功している。

人から感謝されるポイントを貯めておく

ポイントとは何か点ってことでなく、そういう状況や感謝されたことを記録するって意味合いです。これを保存したり、記録していくと、何か自分らしい、つまりその人らしいポイントや特徴が見えてくる。

僕ならたまたま丁寧さがウリとなる。丁寧さがウリって自分でいうのはアレだけど、お客さんや人から言われるからいいってことになる。免罪符みたいに使えばいい(笑)だってそうなんだから。

そうやって、自分の特徴とか、ウリを見つけることってかなり楽しいし、振り返ってみるのも面白い。

感謝ではないけれど、労せず感謝されるポイントは、文字通り労せずだから色々と勝手に出来る自動運転できる良いスイッチとなりやすい。そこから入口を広げていくのもいいし、深くやってもいい。より丁寧にしてもいいし、丁寧さを他で使ってもいい(メールとかの文字ベースでなく、会話ベースでもやるとか、プレゼン資料もより丁寧にやるとか、相手の考える一歩先を想定して動くとか、それはアイデア次第だ)。

実はこういった分野は他にもある。自分の中ではIT的なことはそれに近い。自分が面白くて調べると、トラブル判断から解決になっていることが普通にある。というかプログラミングとかってこれに近い仕事だと思うから得てして向いているのだろうと思う(笑)

他にもアイデアを出すとかもそうだ。楽しくやれるから(多分それを全くやったことない人とか、楽しくないなと思う人よりは)ガンガンやれる。もちろん疲れることもあるが、それはそれ。あとやりたくないお題とか、苦手なこともあるが、そこをカバーするのは依頼主とかお客さん次第だと思う。これってどんな仕事も同じだろうなと思うので、労せず感謝についてだけ言える話ではない。

そうやって自分が得意かもな、または人からこっちがやるより以上に感謝されるな、成果が出るなというのは多分あなたの特徴だし、使えるポイントだと思う。

だからそこを焦らずに磨いていって、すぐそれで何かしなくてもきっとそれは大きなあなたの力になると思う。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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