「発想の技術」はアイデアの考え方のコツが書かれた良書だった

「発想の技術」という本を読んで面白かったので共有してみます。

技術という言い方はまさにその通りで、手法ややり方というよりも、考え方のコツということでより抽象度は高いイメージです。こうすればアイデアが出るというやり方というよりも、考え方のコツを知りたい人にはおすすめです。

面白かったところ

P.40 思いつきとアイデアの違い

これは明確に書かれていてよかったですね。僕の記事でもアイデアマンが考える「思いつき」と「アイデア」の5つの違いを昔書いていました。5つとして挙げたもので、本書が書いている「問題を解決するのがアイデア」ということで、思いつきはそうではないというのはなるほどなと思いました。

解決する思いつきって確かにあまりなくて、思いつきだから解決を保証しないと。とはいえ、アイデアでもジャストアイデアというのはとりあえず出したというところでその保証はありません。またアイデアだからといって保証すべきかというのもあるので、これも考え方次第かなというところです。

思いつき=アイデアではないのは明確ですが、思いつきみたいなアイデアだったり、アイデアみたいな思いつきというのもあるはずで、主観によってこれらの言葉の使い方が変わりそうですね。

少なくとも思いつきという言葉に込められるのは、アイデアとしては弱い感じがするので、アイデアを出したい人は思いつきを出しているところから卒業していく必要がありそうです。

P.80あたり 違和感の話

これについてはまたまとめるのですが、やはり違和感は大事だと著者も言っています。具体的にはビールを家で飲む時はそこまで飲めないけど、居酒屋で人と飲むとグイグイいける。話をしたり雰囲気だったりということですね。これが著者の違和感としてあがっていて、また違和感を「いびつな力」とも書いています。

これはその通りだと思っていて、こういうセンサーが死んでいるとやはり筋の良いアイデアや突破口は見えないと思います。なんでこうなっただろうと、気になることが出てくる時そのままにしない、きちんと記録したり、違和感として保存するのがポイントかなと感じますね。

P.88あたり 距離の話

距離とは対象となるテーマやものと違った、視点やレイヤーが異なっているほど遠いという意味合いの比喩です。

例えばWebサービスアイデアを考える人はITで考えてしまうわけですが、実際はゴミ拾いのボランティア活動でアイデアが見つかるかもしれないですし、マッサージの仕事を知ている時に見つかるかもしれない。関係なさそうな動物、ペンギンの生態を知った時にかもしれないし、美味しいコーヒーを飲んだ時かもしれない。

距離の遠さはいろいろな経験をしていれば生まれやすいといえるはずで、近いとアイデアが何か見た感じのものに終始してしまいがちです。ここにもヒントはありそうですね。

つまり周辺だけ漁っていても駄目とも言えます。

P.145あたり なくして考える

僕にとってアイデアや言葉は大事です。これらがなかったとするとどうなるか。恐ろしいけれど、それでも代替で何かを出していかなきゃなということになります。それが絵っぽいものでもいいし、話をしていくでもいい。それらは結局は手段ですから、手段にこだわるところをなくしていくこともありといえます。

これはわりと本質に近づけると思っていて、お金や健康や人生の幸せは様々あるわけですけど、大事にしているものや何かがなかったらどうするか。必死に考えて補うんだと思います。別に追い込んで起業しろみたいな話じゃないですよ(笑)

なくなったところで本質が消えるのかどうか。本質って意外に消えないので冷静に見極めたいものですね。

発想の技術として良い

一言でいえば本書は良いです。それは発想のコツを丁寧に拾っているのと、思考の仕方を教えてくれるからです。全部やるというよりはそうやって考えるのかーというところがあればラーニングしていくとアイデアの教科書足り得るのではないかと感じました。

アイデア出しが苦手な人であったり、よりアイデア出しを高めたい人はぜひ読んでみるといいかと思います。

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