低額でも有料化すると多分お金を払う人は増える説

「客席で勉強」問題の対策に乗り出したマクドナルド。解決策は自習コーナーの設置という記事を読んでなるほどなと思いました。

骨子としては、学生さんがマクドナルドで勉強していると。それはいいけど、マクドナルド=勉強するところではなく、食べるところなので、他のお客が困る。そこでクレームや対応が発生してしまうと。学生さんも悪いことをしたいわけではないし、別に勉強はしてもいいけど、混雑したときだけなんとかして欲しいって感じなんですよね。

そこで自習エリアを作ったら結構いい感じだと。

他詳細は記事を読んでもらうとして、ここから少し考えたアイデアです。

低額でも払う意識が大事

細かくいえば、実証実験であり文具メーカーとのタイアップ、日本ではいえばコクヨとかそういうところですかね。そういう意味なのでどこまでやるかはこれからとは思いつつも、面白い取り組みですよね。

ここで、1元=20円払う必要があるけど5元=100円のソフトクリームがついてくるみたいなのが面白いですよね。最初に払う意識が大事というか。

ここで良い例かはおいておいて、海賊版のアニメでも漫画でも音楽でも、無料で見えるものしかないという意識がある人もいるみたいで。つまり、当然駄目なんですが、そもそも視聴者はそういうものだと思っていると。リテラシーっていえばいいんですがそこまで行く話でもなくて。

そこで「100円で買えますよ」というように、今って1話50円とかで買えますよね?そういう感じで売ると買う人も出てくると。つまり、海賊版で見る・読む=当たり前を、少額低額でいいので買って読むということに変えたと。ソースは忘れたのですがそういうことで、大分変わると。まあそんなの無視する人はいるのでまたそれは別なんですけどね。

無料は結構戦略的な感じがする

無料→有料って結構軽くやりがちですけど、無料で体験してそこから有料って結構やりづらいんだろうなあって思います。自分でもアイデアパークでやろうとしていますが(笑)

一つ言うなら、提供する価格だけ見たら駄目かなと。これはサービス側がの話です。つまり、無料だからやってくれるでしょうとかはないというか。有料だから買わないとかもないというか。

つまり、価格ってサービスがあってその価値ですよね。その価値があるかどうか。そして、当然お客さんも、色々いるわけですよね。つまり変数が色々あるよと。

そう考えると、

  • 無料で登録した人は多分、有料で買うことはほぼない(あってもレアで外れ値ではないかと)
  • 無料で登録した人でサービス価値が上がって(やりすぎるとなんか胡散臭くなるでしょうが)それによって本来の価値が見えて有料登録や購入が増えることは普通にありそう(最初はそんなもん?)
  • 有料だから買われないとか、試せないから買わないはありそう。ではあるものの、試せないの言い訳でお金を言う人はそもそも買わない可能性も高い。よって、眉唾感はある

などを考えると、無料のお客さんと有料で買う人は別になるよねーとなるんですよね。前見たネタでは、サンプル請求を有料にすると確かに無料時より請求は減るけど、実際にサンプルを有料で頼むので、そこから実際に依頼率も増えたというのがあるんですよね。

なので、無料でやれば人が来るからそこから有料って個人規模ではしんどいのかなと。ここに工夫として、無料で飲んで「立ち話」としてそこで色々話をするとかはありです。例えば試飲でお試しが有料とかってまあお金出しづらいじゃないですか。なのでケースバイケースなんですが、そこをどう設計するか。この設計=戦略だろうなって感じがします。

なんで無料にすればーとか、有料にすればーとか、はかなり解像度が粗いので、もっと突っ込んでではどうすると人が動くか、お客さんとする人が関心を持つかを詰めていかないといけないですよねと。

段階的に上がるのも面白いかも

なので無料=0円か、有料の二択でなくて、0円はなしにして、サービスに対して半額とか、1割相当とかそういう設計がいいかもなと思ったりします。ワンコインで試すとかって意味ですね。

例えば、アイデアパークはアイデアをコメントし合う場としてやっていますが、3300円がハードルが高いなら、500円とか、1000円とかで初月は試せると。無料でやると、無料→3300円となって結構ハードルが高い感じがしますよね。

悪くいえば、徐々にお金を出させてってことなんですが、でもやはり最初にそこのハードルを超えて貰わないと、結構「やる気がない人にやる気を出させる」くらい無理な話なんじゃないかなと思っていたりします。

というわけで、1100円のお試しコースは一回試してみようと思います。全然駄目ならまた考えてみます(笑)何事もチャレンジですね。

違う言葉でいえば、コスト感覚とかかもしれません。こちらが当たり前の額は想定するお客さんとはズレていないこと。そのあたりも正解がないので、価値観も違うからですよね。そのコスト感覚をどこまでお客さんに近づけられるかかもしれませんね。

おわりに

今回も少額でやれば誰でもやるとかってことではないんですよね。マクドナルドの集客力、学生が来る、勉強している、ソフトクリームで還元=むしろ得、というところでそのまま真似ろってことではないんですよ、当然。

自分のビジネスに当てはめるとどうなるか。そこですよね。そこを事例と自分として適合させていくとどうなるか?今回はたまたま僕の例で考えてみましたが、あなたのビジネスでどうなるかを考えてみること。

その時、色々と変数が違うので、つまりお客さんも考え方も、価格も価値も、状況が違うことが普通ですし、同じことってまずないですから。ただ抽象化すれば似た点や共通項はあるよと。そういうところからアイデアのヒントを探るのがいいんじゃないかと。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

リサーチとアイデアの出し方講座

大橋のアイデアの出し方やリサーチの仕方などのやり方などを初心者向けに解説したUdemy講座です。本ブログのアイデアやリサーチネタが気になって、どうやってやっているんだろう?と思った方はぜひ。

気になる方はハードルを極限まで下げているのでチェックしてみてください!