ノウハウは買えるが、実践はできない

ノウハウって買えると思いますか?

文字通り、「あるノウハウがまとまっている」情報を買う事はできます。だけど、ノウハウを買う人って、「ノウハウを買いたい」のではないですよね?ジョブ理論ではないですが、なんでドリルを買うか=ドリルを買いたいのではない。実際には穴を開けたいとかってことですよね。もっといえば、木工趣味で棚を作りたいが木ネジを入れる穴をあける道具が欲しいから、よってこの人は「棚をつくりたいから」ドリルを買っているわけですよね。

ノウハウを買う=ノウハウによって実現したい何か。例えば集客ノウハウなら、集客をしてそれで売上を上げたいからですよね。売上を上げたい人はゴマンといますが、多くは「売上を上げたい」というエゴとなっていて、お客に喜ばれる結果であるとか、短期思考になっている感じはありますよね。

ノウハウ自体も買いたい人はそれになりがちです。つまり、目の前の、自分が売上をあげて言い方は悪いですがウハウハ(笑)したいだけということです。それが悪いということでなく、そういうものが人間なのでそれを受け入れつつも、まあではそれでいけるか=実際に集客をして売上をつくるのはノウハウを買った人ですから、そのギャップが常にあるんですね。

今回はその「買っても使えない」という話を書いてみます。

ノウハウを買う心理

ある種フリーランスであれば、起業家であれば、誰でもですが、自分のサービスや商品を売るために、お客さんを集めたくなります。集めたいとは、ある種売りつける印象もありますが、実際のニュアンスとしては正しい気がします。つまりここで「起業家は自分のサービスがいいか悪いかはおいておいて(駄目ですけどね)売りたいのだ」ということです。非常にうまくこの状況を説明している気がしますよね。

こういう起業家はノウハウを買って、それがいくらかは置いておいて、それで集客したいと考えるとします。例えば起業家のための、例えばアフィリエイトでもいいし、なんでもいいのですが、集客ノウハウを教えますとか、SNSでフォロワーを増やすとかでも一緒ですね、ノウハウってここではかなり怪しいものとして認識してもらっていいです。実際に怪しいという所以は、先に書いた通りで「ノウハウ」らしきもの、真に「ノウハウ」というのは、売る側でしかなくて、手にした途端「できるか」どうかが問われます。多くはできないので、ここが怪しいってことです。

売りたい人が買うので、ある種情報商材として完結している気もします。つまり、クレームとしてできないなどを避けるために、自己責任とかにすればいいわけですから。別にそれを売れなんてことをいってないですが、まあやると怪しいし、胡散臭いですよねという確認です(笑)

ノウハウを買う時点で、多くの人は術中と言っていいと思いますが、ある種の心理=そのやり方ではいけないのだ、というある種の叱咤を受けていて、「ああーこのままでは駄目なんだ。買って学ぼう」となります。心理を巧みについていますが、その価値があるかは別です。ただ買おうと思った心理は正しいし、買うわけですが、解決ができるか=集客できるかは別ですよね。ということを踏まえて買うならいいですが、多くはそこまで考えずに「痛みを解決できるならなんでもする」みたいな感じになりますが、そういうのは中毒に近いので、ひどいと繰り返してコレクターとなってしまうわけですね。

最終的にはやってみること

ノウハウを否定しまくっていますが、売られているノウハウでないなら、多くは価値があります。売っているノウハウは、そもそも上のような味付けがあるから怪しいので、ってことですね。

売られているノウハウでないものって何か。回りくどくいっていますが、単にあなたが学んだこと、自身で経験したこと、体験して気付いたこと、失敗から学んだことといういわゆる学んだことです。これらは価値です。全て価値といってもいいですね。

だから、正確には買ったノウハウが「糞」だとしても(笑)、「そういうノウハウはクソなんだな」と思えれば学びですよね。また、仮にクソかどうか判断できなくても、やってみてどうかは語れますよね。それなら学びになるので100%糞ノウハウにはならないですよね。ちょっと言葉が下品ですが分かりやすさを強調してみました(笑)

だから、どんなものでもやってみてどうかが大事になります。

なぜそんな事を言っているかというと、ノウハウを買う人は予想ですが、多くはそのノウハウを実行しません。だから二重の意味で、怪しいものが売れるが、やってないから=一読しても無価値なものもあるのでしょうが、それでやらない。結果的に鴨られるというだけですが、些細な抵抗としてはそのノウハウらしきものがやってどうかを試すと。その癖か、行為がなければまあ何も学べないとなりますよね。まあひどいものは、犯罪を推奨しているかもしれませんしそこはおいておいて、そういう意味で「ある種のノウハウ」を買うって、素人が手を出してはいけないものってことでファイナルアンサーになると思っています。

ノウハウが活きるのは限られた時

逆にノウハウが活かせる人は多分ですが、かなり限られます。

ある種の事業を成功した起業家が別の事業をやるときに、その事業を相当程度調べていてかつ抽象化できていて捉えている。そのうえで具体的な参入において「ノウハウ」があればできそうという「仕組み」も見えている場合などです。

要はプロ向けってことですね。プロがそのリスクを負って、ショートカットできるというところで価値が出るのがノウハウです。

逆にリスクもその価値も見えないのであれば、素人ですから、プロではないですよね。プロはそこを見きった上でカードを出せると。別にこれは空想上の人でなく、文字通りリスク・リターンを考えて動けるからこそプロなんですね。

よって、そうでない人がノウハウに手を出すのはNGだと僕は考えます。

初心者や素人や経験がない人はどう学ぶか

ここでは、例えば起業家でどう集客していいか分からないみたいな人とします。その人はノウハウが買っては駄目なら、どういうやり方をするかってことを考えてみます。

実際には、そういう情報商材はまあやめてください(笑)その上で、信頼出来る書籍やネットをどう見つけるか。それも含めて学んでくださいと。妙なビジネスや説明会やセミナー、儲かるなんとかとかまあ「あなたが儲けてなくて儲かりそうなもの」みたいで「心理がうごく」ものは全て怪しいでオッケーでしょう。それは行かないし手を出さないと。

そうなると全てはかなり地味です。残るのは濾過されたものですから、コーヒー豆を濾過すればやはりコーヒーになって上手いわけですよ(笑)その濾過が地味ですが、濾過するものがコーヒーならコーヒーになるとくどいですが、そういうことになるわけです。つまり、学んで信頼できることや自分で考えたことは自分の、つまりあなたの血肉になるってことです。逆にいえばそれは完結していますから、怪しいものが入る余地はないですよね。

例えば、集客アイデアとして、友人に声をかけてみるは一つですよね。ただその友人がターゲットではないならあまり意味がないかもしれない。けど、話を聞いてもらうことで、そこから壁打ちとなって何かアイデアが出るかもしれない、熱意で押して何か生まれるかもしれない。まあここでネットワークビジネスみたいに友人をなくすのは例外ですが、それを当てはめてゴリ押ししてどうかもやめてくださいね(笑)

それも一つのアイデアとして、試すと。それでどうかを検証する。そのアイデアが微妙なら他を試す。そういう行動をやるのはまあ当然というか、起業家ならばって感じですね。もちろんあなたがうごくのでなく、インターネットで問い合わせがくる仕組みをつくるのもいいわけですよね。それはあまあ本当に試行錯誤の話ですよね。

他にも体系的にマーケティングを学ぶのもいいかと思います。出来ればSNSがどうとかって具体的な媒体やメディアとかツールよりも、全体を学びつつ、自分で試してみる、限りなくお金はかけない方がいいかと思います。たまにお金をかけたほうがいいという人はいますが、そのお金とは情報商材や怪しいノウハウでなくて、それはゼロでいいので、あなたの行動を促進すること、検証のために使う方でいいかと。つまり、無料のホームページを持つのでなく有料で広告がないほうがいいでしょうし、時間がかかるものをショートカットできる意味で有料サービスを使うってことです。

ノウハウを買っても行動できない

これが真実かと思います。

細かくいえば、

  • プロはプロ故にノウハウを使いこなせるが、それらはごく一部である
  • 素人や初心者はノウハウを買うだけで行動できない

ということで、素人や初心者はカモられる率が著しく高いってことをまず認識すべきです。

その上で、ノウハウを買っても行動できないので、ノウハウを買うのはまずは見聞きできて判断できるまで控えるべきとなります。逆に分かっているなら買って行動もできると。

行動が出来ないのは、そのノウハウをやらないからですが、ノウハウ自体の問題ということでなく、思いついたアイデアやプランをまずはやると。それを検証する癖がなければ、どんな優れたアイデアでも意味がなくなります。よって、思いついたら即行動、をまず何かしらでやれる体制をつくると。

それが出来ていくとか、やっていく中で、アイデアを試す、検証する、他で学ぶことが増えていって、多分ですが「アイデア→行動」というセットが出来て行くかなと思います。ここではマインドセットには触れてませんが、マインドセットとしては、まず試してみようというものが「あなたの中にない」なら、端的にいえばトレーニングをしてきたえるかなどがないと、起業家とか自分で何かをやるのは「厳しい」です。

今出来ないから出来ないわけでなく、トレーニングをする、つまり学習すれば多くは出来るので学習しましょうという話です。その学習の中に、情報商材や変なノウハウって「ない」ので、それには手を出しちゃ駄目ですよって話にもなります。

本当に有用なノウハウでも同様

僕がアドバイスをしてそれなりに使えるその人に向けたノウハウやアドバイスがあるとします。これは個々の相談で出てくる類のものですが、Xとしましょう。

このXはその相談者Aさんにしかほぼ価値はないです。カスタマイズされているので、Aさんに適した道具といえばいいでしょうか。

しかし、多くのAさんは実行には持っていくことはできないのです。この景色は、僕からすればある程度出来るXでもAさんには難易度が高い。文字通り手前味噌ですが経験、体験、解像度の違いでしょう。それだけなのですが、AさんにとってXは価値がありそうと思っても実行できないという事実があるだけです。

結局Xは価値を生み出せず、Aさんは次の選択肢としては、他のXのようなものを人から求める、下手すると謎のノウハウに手を出すことも多いです。

AさんがXを完璧に理解できるのであれば、または多くを理解できるならば、自分でX的なアイデアを考えられるからです。二重の意味で、Xは実行できないし、考えつかないというある種のダブルバインドで固められます。どちらに転んでも出来ないからこそ、葛藤してしまうんですね。

このループというか罠を外すのは簡単です。

Xとかおいておいて、結局何かしら自分で考えたものをまずやってみること。それがどうかを一つずつ検証していくこと。それだけです。これを相当程度やっていれば学んでいるので、Xの価値も分かるし、またはXの一部を提示されたら「実行して検証できる」んですね。

こうして、Xとかノウハウとかそれが使えるかどうか関係なく、Xって実行されないので結局は一緒となります。

価値があるものだから使われるわけではない、買うから出来るわけではないというのが真実かなというところです。

学ぶとは愚直であり地味である

自分以外を信じないという態度ではないか?みたいな反論はありそうですが、誤解です。ノウハウを買う=他人を信じるというよりも、ここでは他人に依存し自分がリスクを取らないという行為に僕には見えます。そうでないノウハウへの態度と購入、さらにはその検証をする人は「ノウハウを買った」ことに対して何も言わないでしょうし、学びを加速する人でしょう、つまりプロです。

つまり人は怠惰なので、ノウハウで楽したいだけなんです。きっと誰かが解決してくれるというある種の甘えでしかないです。それを踏まえて買うなら別にいいですし、怠惰だなというだけです。

ただその怠惰をして得られることはほぼないです。お金を失うだけ、あとは売る人が喜ぶだけ(笑)ですよね。

地味や愚直とは、つまりアイデアを考えること、思いつくこともですが、それを実行することはとても孤独というか、誰も見てないことが多いです。集客のためにあなたのホームページを作ったとか、文言を変えた、写真を変えた、誰かからアドバイスをもらったとかって超地味ではないですか?僕は地味だと思います。しかもそれを都度やっていって修正して改善していく。地味ですよね。

だからそんなことをしてもしょうがないと思ってそれをやらない。やらないならいいのですが「他に楽な方法があるはずだ」といって、甘い言葉に誘われただけというのが典型的なパターンですよね。甘い話はないと思っても「実はここだけの話」と連呼されれば簡単に騙されるという心理こそがまあカモられる所以なわけです。

もちろん例外は楽をするなってことでなく、その楽をすることを「他人が考えたもの」ではなくて、「自分が考えた楽するアイデア」を考えて試せばいいですよね?それをやらないのはなぜか?そう、先程の怠惰、甘え、楽したい=自分は考えたくないってことです。この態度、マインドセットは全く起業家に向かないわけです。

そういう意味で商材屋さんを褒めることはないですが(笑)「起業家に向いてないことを即判断できる」という意味で皮肉ですが、それでいいのかもしれませんね。まあ諦めずにさらに違うノウハウを買うということで、これはまあ問題なので、そこは触れずに置きたいところです。

なので、誰かの考えた何かは、書籍とか研究とかならいいですが、そうでない怪しいビジネスとか、なんちゃらノウハウみたいなものはまず遮断してくださいと。とはいえ必ずそういうのは常に「向こうからやってくる」ので、0はできないはずです。自然なのは「華麗にスルー」です。情報をフィルタリングして飛ばせばいいだけです。これは訓練で可能ですから、まずはそこを鍛えていくことが実は起業家に求められる土台な気がします。教科書に書いてもいいのかなというところですね。

あと蛇足ですが、おそらく考えることに苦痛とか考えたくない人がいるのが多分この「蜜」というか温床なんだろうなと思ったりします。考えるってリソースを使う=文字通り頭を使って腹が減る=お金にそれだけではならない(笑)のでさぼるんですね。そこは甘えるなとはいわないですが、甘え方は気をつけよう=楽して解決するものはないっすよ、というところで新年で起業したいとか新しいことをやるとか、まあ副業とかですかね、そういうふわっとした気分の人は気を引き締めてもらえれば(笑)

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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