事例やエピソードはアイデアの説得力を高める

ここでの事例は自分がやったことでもいいし、他の事例でもいいわけです。エピソードは自分のエピソードでもいいし、友達や他人が得たエピソードでもいいわけです。

当然、他者のそれよりも、自分のもののほうが詳細な解像度で語れるので説得力があるということになります。

アイデアや企画自体のブラッシュアップということでは、こういった事例やエピソードを入れれば即ち良いということではないです。機会的に入れる弊害としては、「企画の骨子」とブレているのであればそれは逆にマイナスでしょう。

例えば、プロモーションアイデアで例えばスマートフォンを使わないというのが骨子であるとします。それなのに参考事例が「スマホを使うアイデア」であれば、ブレを感じますよね。もちろん、そういう参考事例を解釈して「このように読み解ける」ならありです。そうであれば、その解釈を参考事例に書いておいたほうがいいでしょう、というわけですね。

アイデアや企画の説得力を高める点について少し考えてみます。ちょっとした提案における仕事術っぽいネタです。

絵があるかどうか

絵とはビジュアルのことです。ただそういうビジュアルイメージがなんでもいいからあればというわけでなく、企画書等でそういうイメージが湧いてくる、正確にいえば読み手が「何かしらイメージを想起できる」ことが重要です。

もちろん、書き手であるあなたが「こんなものがあると面白い」といくら伝えても、それが読み手で分からないならナシなだけです。

イメージがあなたにあればそれを丁寧に説明するということを怠らないようにしましょう。

一番だめというかそもそも成立しませんが、あなたがイメージできない何か=つまり明確なビジュアルでなくても、曖昧すぎるもの、であれば、それはそのまま「曖昧」なので、伝わらないですよね。

もっといえば、「曖昧なイメージ」を伝える意図があるかどうかですけど、多くはないですね。これは単に書き手がそのアイデアレベルだった、イメージまで描けてないという「アイデア」評価になると考えています。

イメージは描けているがそれを表現できてないのであればそれは勿体ないのですが、技術としてイラストレーターソフトや3Dソフトが使えるのはプラスではあるものの、使えなくても伝えることは十分可能です。それらは旨さでなく、イメージを伝えるのであるからですね。

サイトや資料URLを入れる

結構驚かれるのですが、アイデアや着想などの根拠や刺激自体を参考ネタとしてURLなどを添付します。これによってアイデアが「妄想」でなく、実現されたり、粒度が伝わります。クライアント目線では「点でなく線」とか「線でなく面」で見られるわけですね。これは当然クライアント側の知見にもよります。

それこそググる一手間といってもいいですが、ないものはないし、見つけられないものはそれまでです。

ここにおいて「調べたらあった」からそれはボツとするも、考え方次第ですね。実際にここでいうアイデアは単なる真似でなければ、アイデアとなるわけですから、むしろより現実性があるということで僕は評価しているところです。

もちろん、既にあるものだから評価しない人もいますよね。またはそういう評価軸があるとか。

ただ僕の感覚では、既にあるから駄目だとする人はそこで断絶させているので、広がりがないというか、あまりアイデアを大きく出来ない気がしています。

課題をより細かく解釈する

既にある課題がブレブレなら駄目なんですが、そうでないそこそこ「正しい」課題なら、そこを自分で解釈すべきです。ブレブレの課題の話はしませんが、正しいとは「課題」として正し「そう」くらいであって、正解なんてありません。

例えばスマホをいじっている人が多い=他にやることがないのが勿体ないは、押し付けですよね。まあ誰が何をやるかって行動を分析しても、その人から一対一で聞いても本音はわからないかもしれないので、ここに100%正しいものってないんですね。そこを踏まえた上で。

課題はXだというなら、本当にそうだろうか?くらいから切り込んでいって、多分X’みたいなことは分かるぞと。ならばそこを解釈して細かくしたり、解像度を高めていくていいと。

これはある種対処療法でなく、プロセスや過程を見せる形になります。なんでこう考えたのかを示すことで、より説得力がある=この人は考えているんだなをアピール出来るわけですね。

考えてないなら、その思考は、押し付けになりがちです。

つまり「これは良いアイデアです。私がいいと思ったからです。あなたも良いというべきです」みたいなことをやりがちです。客観的に見ればそれはないだろうと思いがちですが、僕もやっていたりしますので(笑)

ブレストしたり思考を見せる

ブレストなどのアイデアを示すこともありだと思います。ただこれもクライアント目線では、細かいのは要らない、推したいものだけくれみたいな人もいるからです。というわけで、クライアントが何をどう望むかは結構わからないです。

ただ相手に合うように形を変えた、それが自分が望まないものだった、となるとき、もやっとしませんか?僕はそれが嫌なので、相手が違うなーというときは、こういう方が良くないですか?って言っちゃいます。

仮に一緒に仕事をするとすると、そこで黙っていて、舐められるとかではないんですが、コミュニケーションとして難だなと思うからです。最初からそれが言えないなら、そこでつまずくとか、間違える、相手が考えない、明らかに価値観のブレがあるなら、辛いですからね。

思考を見せるとは、評価のためではないんですね。つまり中長期的にいえば、クライアント側をこちらが評価しているわけでもあるんです。面接で面接官を面接するみたいなものです。

相手とこちらが対等だーとかいっている人が明らかに態度がおかしいってありますよね(笑)そういう意味で、思考や過程を見せて、ドヤるのでなく、相手の反応を伺うと。それで響かないならまあ「難しかったな」で次にいきましょう。

近しい仕事を入れる

近しい仕事とはアピールとして、その案件に関連したものを「こういうものがありました」とか考えることですね。これはオリジナルのメッセージ、提案になります。

たまにコピペでテンプレが嫌というクライアントがいますが、まあクライアント側になれば全て同じように見えるし、他にもそうやって出しているのだなと思うと寒くなるのは分かります。提案者も手間がかかるので効率化した末ですが、それによってますます寒くなると(笑)

悪循環ですが、だから一手間を入れると暖かくなるんですね。寒い効率性よりも温かい非効率をって感じで(笑)

こういうあなたの案件をこっちではこう解釈しましたよ、というメッセージは考えないと書けないことです。1秒でも(笑)その時間はいいとして、そういう一手間が相手の心を動かします。

そうやって提案をしていくと、「お、このひとはちょっと違うぞ」といってコミュニケーションが生まれることになるんですね。

実績はちゃんと示す

ここでいう実績とは仕事の実績です。

ただ関連したものでないと、ただの「羅列」となってしまい、「要点を抑えた」ポイントが出せないという見られ方もするでしょう。という意味でこれはリスク・リターンが常にあるものですね。

一方で自分が何者かを示す意味で、つまりやってきた成果、知見の蓄積でしかないわけですから、フリーランスにとってはそこでアピールすることは失礼ではないです。というかちゃんとやりましょう。

そうやって次の展開をいいかもとか、相手への印象をプラスに持っていくのがいいわけですね。

おわりに

簡単ですが、僕が意識している提案の仕方などを書いてみました。

アイデアって水物で見えないし、誰でも一緒なんて思いがちですが、そうではないです。人によって全く違うわけですから。もちろん実績がある人のアイデアとそうでない人のアイデアが、アイデアとしては同一であったらアイデア自体の評価は対等かもしれません。ですがそこで実績を載せれば次の展開も期待できるからって意味では有利ですよね。

では先行者や既に実績がある人のみしか仕事が出来ないかというと、そういう世界でもないわけです。そうであれば、ニューカマーこそは別のところで開拓する。下町とかにクリエイターが入っていってどんどん良い場を作っていってみたいなやつです。これは大体地価が高くなってクリエイターごと追い出される結末がありそうですのでなんともですけど、そこまでになれば他の人も放っておかないはずですから。

というわけで、軽い仕事術ネタでした。

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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