雑談が出来る人は多分3つくらいの条件があるっぽい
なんかライフハック記事みたいな感じですが(笑)まあ考えたことなのでいいでしょう。
結論
3つというか、まあ3つなので、以下に示します。
雑談が出来るというか、雑談が面白いなーという人は、
- たくさんの仕事などで培った視点を持っている(多視点)
- それぞれにおいて抽象化して学んでいる(抽象化)
- 適切に言葉にして話せる(言語化)
かなり綺麗にまとまって面白くないですが、これらを満たしている気がします。
逆にそれぞれの事項で、例えば1で仕事をたくさんしていなくても、学生でめちゃくちゃ漫画を読んで色々なことを知っている人はその素地はあるかもです。ただ漫画の世界でどうでなく、現実世界とのズレとか、知っているだけでなくそれを経験に持っていくまでがあるのでややしんどいとは思えど、年齢は関係ないなと。
2も同様です。抽象化といっているのは、経験を的確にまとめたり、事実や意見などを分類したりみたいなことを言います。これは色々な話をスライドしたり広げたり、深めたりとかの力になっているかなと。
3も同じようなことがいえます。つまり、話すためにはある程度言語化がいるので、1と2で得たものを言葉で伝えるということが必要かなと。最もここで言語でない方法もありですが、思考とリンクしやすいのは言語かなというところです。
視点や考え方を持つことがなければ話に軸が生まれづらい
多視点とは別にどの視点が正解みたいなことではないです。どういう話が展開される、正確には創発されるか?みたいなことですね。この話どこへいくか分からないけどー話していたら面白い展開になった、みたいなことが一応期待されると。
その上で、二者で話していて、どちらもどちらでもないっすよねーでは話が始まらないので、ディベートではないけれど、「こういうことがあって、面白かったんですよ」みたいな最初に流れやつかみがいると。ここでは「面白い」ことは「そういうこと」なんだね、という事実や思ったことを指すわけですね。
そこから軸が見えます。つまりテーマといってもいいのですが、そこから展開していくかどうか。それがなければ、情報交換となって、面白さはないですよね。たまにそういうことを「情報交換」という人もいますが、かなり言葉に違和感があるので僕は情報交換って言葉は使わないですね。あー3回も使ってしまった(笑)
なので、どちらの人にもですけど、考え方みたいなもの、考えですよね、「君はどう思うか」が欲しいわけですね。
くどいですが、これも正解ではないので、そう考えるんだなーっていう受容があっての話です。そんなのなければ、気軽に、落ち着いて話せないわけですよ。語りってものが近いですよね。こういうケースでは。
話を展開して飛び交うのは抽象化が必須
2つ目にあった抽象化は、サイズの問題です。天気の話をした→今度出かける先の話題→美味しいものがあるらしい→お土産が今はECで買える・・・みたいな形でどんどん変わっていくわけです。
この転換がスムーズでなかったり、ものすごく考えて移っているのではコストが掛かりすぎて面白さは減退しそうです。スピードもですが、適切な、相手によって心地よいリズムが求められるかなと。
このとき、ECで深掘りするのか、それとも美味しいもので深掘りするのか、それともーという話題を探っていく感がまさに雑談であったり、醍醐味な気がします。
ゴールではないですが、面白い話とは、「へーそういうのがあったんだ、面白いな」とか、「そんな視点はなかったな、自分にはない経験だなあ」とか、そういう面白さ、興味深さ、趣深いということですが、それがあるということですね。僕としてはこれらを「学びがあった」というように表現しています。
抽象化が出来ていなければ、具体事例に引っ張れるので、例えば天気の話があると、展開できずに、つまり飛べずに、天気の話で、今日は何度くらいですよとか、寒いですねとか、で文字通り止まります。これが単なる受けや流しでやっているならばいいのですが、他に振る流れが作れないと、文字通り具体的な天気話から突破できずそこで終わるんですね。
ここで唐突ではないのですが、アイデアも同様かなと。そういう天気を振られた時に、「天気・・・」で何も出てこない人は、文字通り雑談ができないので、話題がないわけです。一生懸命考えて、「天気で面白いニュースあった」と絞り出しても、「あ、うん?」となって、そこまで「天気」をテーマにしたくなかったと相手が思ったりすることもあるわけです(笑)悲しいですがそういうのがあると、体験として苦手意識があり、まああまり話したくない。雑談って難しいみたいな形で学習しがちなのかなと推測します。
ここで天気→他の話題に何か生まれることがないのでなく、何か関連しそうであるとか、そういうのが記憶や体験の貯蔵庫にあることで、そこから言葉や紐づけて引っ張ってこれること、が求められます。まさにこれがアイデアだと思っていて、天気→次のアイデア、というところで、飛躍の度合いは様々でいいのですが、そこができるかどうかなんですね。
正確には天気→気候→地域みたいな分類感が強いので、抽象化とは違うのですが、丁寧にいえば「具体→抽象」というところで分類したりまとめることで、脳が動いて揺さぶられて、貯蔵庫から引き出されて「そういえばこんなことあったな」みたいな経験がでてくると。それをすかさず「天候で事故が起こりやすいみたいですよー、運転の話でー」みたいなことが一瞬出てくる感じですね。
なので、「天気→事故→運転」みたいなものは並べるとそこまで吹っ飛んでいませんが、天気→事故、事故→運転みたいな形で世界が途切れていて、つまりつながっていなくてってことです。天気→運転みたいな感じでアウトプットされるというか、そのスピードやリンク付けが創発って感じがしますね。
言語化自体も面白い
言語化としてはまあ伝え方は大事ですよね、というのは分かる人は多いはずです。なので、ここで言語化自体を楽しむみたいなことを書いてみます。
つまり、先に「天気」と言いましたが、天気も様々な表現が出来ると。風が強いというのか、台風並みというのか、思わぬものが飛んできたというのか、風も強ければ凶器であるというのか。
詩人になれということではなく、その表現方法でその人が分かる気がしませんか?その人の経験や知見が出てくるので、色々な言葉を交わすことで、その人が見えてくる。そこが面白いと。
雑談自体が面白いということではなく、その人が面白いってことに転化するのはまさにそういうタイミングですよね(笑)
おわりに
この3つはどれもないとだめなのかーみたいなことを思う人がいるかもしれません。
実際にそもそもですが、色々な経験をしていると学習するので、言語化が鍛えられたり、抽象レベルが上がる気がします。謙虚になれるというか。人付き合いもそうですが、色々な人、考えの人と付き合うことで、見えるものがある。同じ集団にいてはいけないってのはそういうことですよね、良くも悪くも。当然プライベートなものと、仕事や社会となると別ですから、そこはよしなに(笑)
だからそれぞれの力とかスキルといってしまっていいか分からないですが、連動していると思うわけですね。つまり、経験から学べば言語化や抽象化が鍛えられる。具体的な物事を経験すれば具体的な具体化が磨かれる。人と会えばさらに伝える力が養われるので言語化が。
抽象も伝わるように話すには、その人のレベルに応じて話す必要があるのでそれも磨かれる。それを適切にコントロールしていくこととなると。
雑談は話題においてその広がりはまさに創発でありアイデア発想と同じだなというところを最近再度感じたので書いてみました。2年前に雑談こそがアイデアの発生源なんて記事を書いていましたが、本当にこの通りだなと。非効率的というか、効率性ではない、アイデアって色々混ぜて出てくる面白いものなんだよなーということが一瞬でもあなたと共有できたら嬉しいです。
雑談しているだけというと楽そうですが、雑談も色々なネタがないとやはりネタ切れはしますよね(笑)ネタ切れしないとは、それなりにインプットをしているだけですから、ネタを持っている人には、アウトプット自体も褒めてもいいですが、水面下のネタインプットに注目すると(そのネタどうやって得たんですか?なんて聴いてみると)喜んで話してくれるので、良い意味でこの質問こそ、雑談をつなげるキラーパスかもしれませんね。
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は400超。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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