Web本屋を始めて45日経過したので振り返り
Web本屋をはじめるみたいなことを書きました。書いた記事自体は、構想であり意気込みです。
とはいえ意気込みだけではってことで、今の状況を報告します。
結論的には、想定通りという感じでした。ゆっくりと過程を見ていきましょう。
目次
Web本屋とは
本ブログで本を紹介していアフィリエイトするという企画です。Amazonアソシエイトを使っています。とくに、本自体の紹介がそこまで不自然ではないのなら売れるという想定です。
不自然な紹介とは、
- 読んでないのに読んだといってる(嘘)
- 面白くないのに面白いといってる(嘘)
などです。嘘はやめましょう。
ビジネス的に考えると、白い嘘ならオッケーとかありかも!みたいな突っ走り方はまあ長続きしないのでやめましょう。やりたい人はやってみましょう(笑)止めはしませんが、まあ分かりますよね。
そういうわけで、面白かった部分をフォーカスをあてつつ、なんか読んでみたくなるかもを目指して紹介する記事を書いていく企画です。
1ヶ月ちょっとの結果
トラブルというか、まずAmazonアソシエイトのレポートクリックがうまく動作してないことがありました。ですので、正確な記録はまだ今月からです。とはいえ購入記録は取れてるのでそこらへんを見ていきましょう。
元データ
このデータから言えることは、
- 9月初旬から10月2日頃までの、赤い波線はクリック数。ただし、これは計測エラーであり意味の無いデータ。Amazonアフィリエイトのレポート画面でクリック数が異常に高いのは、WordPressプラグイン「Broken Link Checker」が原因だったに詳しくまとめました。クリック数が水増しされているだけで誰も美味しくないです(笑)
- 10月から地を這うようなクリック数は、クリック数0の日も普通にあり、基本一桁のクリック数(これが正しい)
- 一桁のクリック数自体はアナリティクスでも外部リンクを計測しているとほぼ同一のため信頼出来る数字
- 緑色の棒グラフが紹介料発生。ただ本でないなら微妙。9/12頃の最初の緑、2本目の緑はおそらくどなたかの購入。飛んで、最近10/15の緑色がある。アフィリエイト収益は価格の3%程度。
- 黄色の線が注文した商品数。5冊程度。
売れるペース
クリック数がバグってたのは言い訳でもなんでもなく、関係ないので、Web本屋開業から営業期間1ヶ月と2週間で5冊でした。乱暴に45日程度5冊とすると、1冊売るのに、9日間かかることが分かります。平均ですけどね。
クリック数やコンバージョン率
ここからは想像力ですが、本屋に入った人がどれくらい本を買うかですよね。立ち読みだけとか、見たけど良いのがなかったとかもありますけど、データはあるんでしょうか。Web本屋だとそれが数字でほぼ出せるわけです。
クリック数だけでいくと、45日間で、1ヶ月は計測ミスとして、とはいえ10月3日からは正しい計測なので、10/3から15までのクリック数は、26でした。つまり、13日間で26なので、1日あたり平均2クリック程度です。
一方この期間で3点売れてるので、コンバージョンは3÷26で大体約11%です。高すぎる気がしますね。これから減ってくでしょう。
結果をどう考えるか
Web本屋とかいっても10日で1冊とかってビジネスとしては成り立たないですよね。それはもう重々承知です。その上でこの数字が面白く見ていくには、
- クリック数は絶対的な数字だけど、そもそもどれくらいの人が見ていたか(推測値に過ぎませんが、1日70アクセスくらいは最低あるので、それで2なので、アクセスからのクリックは2%程度ってことですね。100人いて2人くらいは興味を持つ。こんな感じでしょう)
- 興味を持った人の1割は買う。が、100→2→0.2となっちゃうので、よりWeb本屋を見てもらう、より興味を惹きつける工夫を入れていくことになる
- 基準や目安のデータが取れたのであとは改善していくだけ
という感じで楽しくなってきました。
課題としては、まずはてっとり早いのはWeb本屋=本の紹介記事数が、足りてないということですね。実際に全くないわけでないけれど、見られてないわけですね。これは色々と工夫しがいがありますね。
あとは本の紹介記事でなく、記事中に本の紹介を入れていくのもありですね。いわゆる合わせ買いみたいなものですね。
収益はモチベになりづらいので売った冊数か売上で見る
これは単なる趣味というか、モチベです。100万売っても1万しかならないと考えるとモチベーションになりづらいです。とはいえ売上追求は本屋だからするけど、売上至上主義ではないはずです。というか出来ません。
自分がモチベになる数字をうまく見つけるほうがいいかなと感じました。コンバージョン率が好きならそれでもいいですし、今回は売上や冊数で見ていきましょう。実際は800円売上で24円が紹介料ですが、24円って思う人も多いと思いますし、24円の仕事なのか(紹介する手間とか、読んだ本は当然それ以上の価値があるしなどなど)と思ってしまいます。
売上ではないというのに、価格が見えることで可視化されることで意識しちゃうんですね。それは良くないぞと。800円もまあいいのですが、売ってる本自体が高いものにはならない(単価2,000円を超えるものは少ない)ので、これも若干微妙ですね。だから、冊数のほうが5冊も売れたんだぞというのがいいかなと。月3冊はこれから売れるとなると、年間で36冊です。
当初考えていた同じ本を36冊はきついですけど、仮想の本屋をつくりそこで本が売れるのは素敵なことではないかと。当然それだけでなく、マーケティングの練習にもなるし、価値がありますね。
学んだこと
Web本屋から学んだことです。まだまだ店主としてはスキルが低いですが(笑)
- どれくらい人が来たか、どれくらいの人が本に興味をもったかはちゃんと計測しよう。Googleアナリティクスとタグマネージャーを使えば計測できる。Wordpressプラグインに気をつける。計測することで、正しいデータを数値化出来て見える。現状が分かる。
- 現状を把握したら、次はどうやっていくか。基本的に来る人を増やす、より本棚の本を手にとってもらう(POPを工夫するイメージ、特集や企画コーナーをつくる、雰囲気を盛り上げるなど)、それらをどうするとレジまで運んでもらえるかを考える。基本はブログ上で完結するが、想像力を使ってあげていく。
- 目標とする数値は数量は自分のモチベが上がるものがいい。ビジネスとして成功させるとかでなく、そもそもマーケティング練習であったり、Web本屋という企画ならコストなしで「開業」できるというのがコンセプト。
- もっともWeb本屋の面白さは、アフィリエイトということなので、自分が営業する(いらっしゃいと言う、接客する、その場にいる)ことなしに、自動的に対応できるということ。在庫切れなどの心配も一応ない(Amazon在庫がないという物理エラーもあり得るけど)。つまり、無人レジ、無人本屋に限りなく近い。アフィリエイトなら当たり前のことだけど、自分が売りたい本や本屋として売るという感覚はとても新鮮で楽しい。
- 自分なりの本を売ることで、バーチャル本屋として開業できる。冊数自体はストックされるので、数十冊や数百冊などのストック数を実績として掲げるとそれが売りになる。実際に月3冊だと、年36冊で、100冊売るのに3年かかる。ではもっと早くしないといけないかというと焦ることもない。Web本屋は逃げないし、このペース自体は自分が絶対的にコントロール出来る(お客さんが買ってくれないともちろん駄目だ。だけど、自分が色々工夫すれば多分反映されるし、さぼればそれなりに売れない。そういう空間がめちゃくちゃ大事だと思う)サードプレイスというか、バーチャルスペースの中間地帯みたいな感じかしら。
- 上には上がいるし、下には下がいるので比較はしない。例えばプログラムを組んでアフィリエイトサイトを作りそこで便利なサービスを作ればもっと売れるみたいなのはある。が、そのアイデアは本を売るということに関して自分が良いとかそういう仕組を取り入れることは難しい。例えば人のレビューを取ってくるとかになるけど、かなり微妙。またそれで売れても面白さがないのと、モチベや迫力にかける。その他普通にアフィリエイトをやってる人達とも勝負にはならないので、そもそも同じ土俵に立たない。下には下というのは、ブログなりサイトを持ってないとか、あってもアクセスがほとんどない人と比べて優位に立ってもまたあまり意味がないってこと。
- とはいえ、モデルとか構想としては、街の小さな本屋を今風にデジタル化して、本が買えるみたいな空間。家賃も要らないし、無人古本屋BOOK ROADとかのバーチャル版かな。多分それが一番しっくり来る。もちろん、普通にブログやって本を紹介してガンガン売ってる人もいるわけだけど、そこと戦うとかもない。
おわりに
色々学びと気付きがあるので、Web本屋でマーケティングを鍛えつつ、またアウトプットしていきます。
このスキルがある程度磨いたら何に使えるかは、マーケティング全般もですけど、本屋やりたい人は多分結構いると思ってて、その人に「Web本屋やったら?」とかいえるとかは面白そうです。売れるかどうかは、データがあるし、それを目安にして試して検証していくと。もちろんインターネットでやることが正しいというか、簡単に取り組めるということで、ということだけですね。
次は1ヶ月後か、もうちょっと先か分かりませんが、Web本屋ちまちまやっていきたいと思います。
あ、せっかくなので最初で最後かもしれない、売れた本がどういうものかを書いておきますね。良かったら買ってみてください(笑)
やわらかい言い回しだが深い
儲かる発想は、かなり推してます。そもそも僕がアイデアを売ってやろうと考えていたりした時に出会った本だからです。とはいえ、別にアイデアを売るだけでなく、ビジネス的な考え方、企画ですね、誰も損しない、みんながハッピーというのは「嘘」「妄想」でなく、どのように考えるかが書かれていて大変学びになった本です。こちらが2冊売れました。
儲かる発想を読むなんて企画もやってます。まだ2話ですけどね、のんびりと。
現在中古本しかないので売り切れたらどうするかを考えています。キンドルもないので、うーんって感じなんですけどね。
泣く子も黙る古典的名著!
この本は古典ということで、アイデアをどう出すかが書かれています。とはいえ、冷静に見ると訳本なので読みづらいかもなあというのがないわけじゃないです。そんな読みづらさは吹き飛ばしてくれるアイデアについて考察が鋭いです。
この本は特集というか店長おすすめ!みたいな感じで、本書に書かれている考え方を自分なりに再度解釈してこうじゃないかと書いた記事書籍「アイデアのつくり方」にあるアイデア出しの5段階を考えてみたもあるので雰囲気なり、アイデアの出し方を学びたい人はぜひぜひぜひというところです。
こちらも2冊売れました。この本は中古もありますけど、新刊が未だに出ています。売れていることが分かりますね。薄いしとっつきやすいのも魅力です。もっと魅力を見せていきたいですね!
アイデアスイッチを押してくれるかも!?
はてなタクシーとか中身検索で読めますが、面白いですね。TIPS的なコツというか、アイデア自体の面白いヒントが書かれています。メタアイデアという感じもします。
アイデアの出し方という意味で、スイッチというか「アイデアボタン」が体にあるならば、そういう発想スイッチを押してくれるかもしれないです。アイデアや企画本って色々あるのですが、短くて読みやすいというのもポイントですね。
こちらは1冊売れました。とはいえ、Web本屋では紹介してないので、気になった人がそのまま買われたのでしょう。ありがとうございます。こちらの本も面白いことを思い出しました(笑)
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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