「ココナラ」創業時の企画書を眺めながら、企画書の重要性を考える

シゴトクリエイターの大橋です。

企画書の話よりもアイデアの話ばかりが昨年1年だった気がします。メモとしてはあったのですが、企画書ネタということで今回はココナラの企画書についてスライドシェアから漁ってみました。

当時から変わってないココナラ企画書

2011年の創業時に近い企画書

以前シゴト研究所では創業者である谷口さんにも体調がすぐれない中(申し訳ないです)ゲストトークで対応頂きましたが、スキル販売プラットフォーム最大手のココナラです。気になるかたはvoicyのシゴト研究所のバックナンバーを漁ってみて下さい。

元々はライフケア的な、つまり医療、薬、健康的な分野で起業しようとしていたが難しいといって断念。その後、あくまで仲間同士でスキルを提供するそのものをサービス化したらいいのではという話だったかなと思います。

【IT美人図鑑Vol.2】「一度しかない人生。コントロールできるリスクを取りたい」ココナラ谷口明依さんには書かれてないですが、フルコミットメントしたとありますが、資金がなくなっていくプレッシャーの下りはありませんね。

それはともかく、企画資料みていきましょう。

 

当時っぽさはあるものの概ね今と変わってない

まずいきなり気になるのは、ココ「ラナ」なんですね。今はココナラなので、まるで間違い探しですね(笑)

個人版サービスの楽天という説明は、現状であまりイメージがない場合は使いそうですね。コーディネート300円って安いですよね。

特徴として3つ挙げており、1つはオンライン上のみ。これってあまり知らない人も多いのですが、直接合うのはもちろん、オンラインでもSkypeを使うなど他サービスは奨励されてないというか禁止だったかと。

やり取りは1v1で非公開で、あとテキスト400字と画像、そして2往復とあります。これは当初はそうだったというか、文字数が少なかった印象ですねえ。2往復も限定的に試していたという痕跡が伺えますね。

面白いのはそういう特徴を持つことで、文字数制限から気軽に使えること、ニッチなニーズに対応できるというところを目指していたということです。

類似サービスのマッチング率が悪いという点に関しては、リアル誘導前提のため、双方にコスト、時間距離の制約などがあがってます。確かにリアルでココナラやるのはしんどいからこそ、オンラインで完結というのは筋がいいですね。逆にいえばオンラインで出来ないという人は非ターゲットになったわけですね。

5年ほど経っていますが、ほぼ当時の企画通りのマイクロプラットフォームサービスとなっていると思います。

企画書は事業の地図かも

ここでいえるのは、企画書を作るのはもちろんブレないためというのもありますが、当初の「思い」と「考えていること」と「伝えること」などを整理できることですね。もちろん企画書はそれを実現していくための地図みたいなものです。現在の事業はどこにいるか、またはこの地図だと多分行けるところ行けないところがあるとか。

2014年のスクーでの授業スライド

ちなみに、昔スクーで授業をやっていた時のスライドもありました。これが2014年4月ですね。

 

これは企画書というよりもスライドですが、ココナラとはというところでやはり、個人をエンパワーメントというのが特徴的なワードですね。そのために個人のスキル等をマッチングするということです。

ココナラもクラウドソーシング的なものですが、基本クラウドソーシングとは「依頼主」がいて、それを特定でなく不特定の人がやるということかなと思います。出品、または購入から個人のスキルをマッチングしているというのがポイントですよね。でも、これを低単価で頼めるプラットフォームにできますよねーということもありなわけです。

ですが基本的に継続して依頼を出すマッチングって向いているのか、そのあたりですよね。今でこそ500円でというサービスでなく、500円という設定もできるというサービスになっていますね。

上のスライドはココナラ活用における当時では結構まとめられている資料ですね。今この活用アイデアが使えるかは分かりませんが、ココナラ活用したい人も使えそうですね。

僕の電子書籍もかなり紹介頂きました。懐かしいですし、ありがたいですねー。

企画書をなぜ作るか?

ココナラがなぜココラナだったかは分かりませんが、それはさておき、当時はマイクロプラットフォームまたはスキルプラットフォームがあまりうまくいくイメージがありませんでした。

ワンコインでできるといっても、安かろう悪かろうと思う人は多いはずです。あくまでそれらは出品者や購入者の個人に依存するのですが、500円で150円もらうわけなのでその価値があるかどうか、またはそれ以上の品質があるか。当然最初は投資でありコストですね。

似たようなサービスも一瞬でてきたり。でも、ココナラは高品質(サポートもそうですが、UIUXもそうですし、決済機能なども)だった気がします。

個人版の楽天サービスという比喩を用いないと伝わらなかった、またはそう表現する気持ちは分かります。一方で今ないものを作ると、ないからイメージできない。既存イメージで説明していくしかないんですよね。ここが辛いところですが、そうやっていいつつ、形にしてどうですかという形で見せていくしかないですからね。

企画書は事業の現在地を知るために作る

企画書って上でも書きましたが、やはり事業の現在地を知るために必要なものだなと感じます。企画書を作り込んで完璧なものにする、それは企画書だけでなく事業計画でもなんでもですが、実は完璧といっても全て「机上」でしかないと思っています。

あくまで「これからこんなことをするよ」という紙ですので、それを実現できる根拠や姿勢や意気込みやそもそも間違ってないか?というチェックにもなるんですね。企画書は誰でも書けるので、サービスを作るとか、事業をやるとか、何かする時は「企画書」を一々作るのはかなりおすすめです。

僕も昔は一々企画書といってテキストを書いていました。実際に伝えるには、何かしら伝える資料や説明のための何かがいるからですね。もちろん今も必要であれば「こうなんですけど」「こうしたいんですが」ということで作っています。

事業や企画がぶれた時に戻れる

企画書がボロボロの出来でもあると、そこを叩き台やベースとして進められます。またある程度進んでから振り返る時にみてみると「あれ、こんなこと考えてたっけ」という気づきや「今のままでは何か違うと思ったら当時とは環境が変わりすぎていた」とか、そういうチェックが出来ます。

つまり事業の現在があれば、企画書作成時とのずれや違いが見えてくるのでそこから色々と考察が出来るわけですね。

ちなみに、企画書がなくて、ココナラみたいなサービスを見て真似はある程度出来ますが、ビジネスモデル、仕組みなど、またそれらまでは真似できないので、概ね真似してもうまくいかないですね。真似出来るそれ以上のアイデアを入れないとまず勝てないですから。

シゴトクリエイターとして企画書が好きなところって、多分ですが「0から1をつくる」感じが伝わってくるというところで、それできるか分からないけど、そういうのいいよねって大体思うところでしょうか。今ないものを作るそういう人は応援したいですね。

事業やサービスなどシゴトの成功率を上げる

成功確率が上がると思います。実際に、何が悪いか、どうしたらいいかを整理できてないとそもそも課題にぶち当たったり、打ち手がないのか何が分からないのかも分かりません。企画書で全部を網羅できるわけではないですが、一部でも事業の見える化ということが出来るわけです。

そこから再現性を高められるので成功率が自ずとあがります。例えば企画Aをやって成功したとします。その場合に企画書Aがなければ、企画Aをまた出来るか、または新たな企画Bをやる場合も再現できるかが分からないわけです。つまりマグレであり、偶然出来ただけとなります。企画的に考えた何かがあってそれに基づいてやったのであれば話が違います。

例えば、新サービスを作る時に企画書がないと仮に成功しても何がうまくいった要因か、または失敗の方が多いのでその失敗した場合なんで出来ないかが見えづらい、分かりづらいわけですね。

企画書がそこであれば、「自分はこう考えた」を頭の中でなく、「企画書にこうある」から「実際にはこうできた」という一つの根拠であり、ロジックとして言えるわけです。もちろん、企画経験もあるので、企画書としては綺麗だけど、実際に実行して形に出来るかは別です。ただ経験値がある人が企画書を作れば、その企画書に書かれたことは机上度が減って、「実現性」が高い企画であろうと言えるわけですね。ここも企画書のポイントだと思います。

企画書って企画を実現するためにあるわけで、別に企画書を作ることが目的ではないですから。そして企画自体もその企画をやって終わりでなく、頭の中→企画書で可視化→実際に実行→どうだったかのフィードバックということが出来るわけですね。

おわりに

今回は企画書を眺めるということで、お世話になっているココナラについて調べてみました。結論的には当初からほぼ企画としては変わらない形で、テスト版などでは相当もんだのかもしれませんが、面白かったですね。

また機会があれば気になるサービスの企画書とか探してみつかれば紹介したいと思います。

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