クリエイティブキッズプロジェクトを応援する

今回はひらめきクリエイターTAKEBONさんの活動紹介です。といっても、前々からTAKEBONさんはクリエイティブなプロジェクトを立ち上げていて、動いています。

その中でも創造的な子どもといいますか、子どもの創造性をより教育に活かす、または子どもの創造性から学ぶというクリエイティブキッズというプロジェクトを立ち上げています。

そのクリエイティブキッズの活動を見ていくことで、活動自体の励ましになればということで書いてみます。

クリエイティブキッズとは

takebonさんのブログによれば、クリエイティブキッズとは、

子供達には創造性の豊かさが備わっていることを知り、子供たちの創造性を解き放つCreative.Kidsプロジェクト

https://takebonstudio.jimdo.com/ より引用

となっています。

実際に子どもの創造性→大人に成長すると創造性がどこかに忘れ去られるというか、そこにフォーカスを当てない感じがしますよね。もっといえば、クリエイターかアーティストでない限り「創造性」って要らないみたいな(笑)

そう思っている人も多そうですが、もはやそんなことはなく、むしろ論理や理屈の限界、様々なパターンや想定でいける時代ではないのかなと。そもそもそれで本当にごく一部の人が専有/占有しているリソースを使って安泰みたいなのはあるんでしょうが、一般人である僕には全く響かないですよね。つまり、安泰なんてないってことです。

創造性というと、とくに大人になると、スピリチュアルっぽく魂を解き放つみたいになっていたりして、自己啓発の雰囲気もあるんじゃないかと。胡散臭いものももちろんありますが、そういうことではもちろんないわけです。

僕の解釈では、子どもの創造性とは、「あそび」が本質だと思っています。日常生活では「ビデオゲーム」的なゲームはあそびでなく(一部でしょうが)、自ら作った世界やルールでそこで「楽しむ」ことをあそびといえそうです。

例えば手持ちのジェンガを的に見立ててて輪ゴム鉄砲をつくって遊ぶみたいに。これって創造性(それがないのに、作って成立していること)があると僕は思っています。

大人になると創造性は消えるのか?

僕はそう思ってないのですが、単に物置とかにしまっておくというか、必要ないと「見切り商品」みたいな扱いという感じですよね。誰もが持ってるけど、まあ向き不向きとかはあるんでしょうけどね。

物置にしまった創造性を引っ張り出すことで、大人向けのプログラムもできそうですよね。

消えるわけではない、大人の創造性ってどう使えばいいとか、どうしたら戻すというか物置から引っ張り出せるか。

明確な回答にはならんのですけど、一ついえるのは「あそび」をやることですよね。子どもたちのような「お絵かき」とかでもいいんですが、「とりあえず何か絵を描いてみる」ことで、そこから何かが生まれます。生まれるのはアイデアでもいいし、自分の振り返りでもいいし、なんか「楽しい」という感覚、心でやるというか、感情を出すってことですよね。

手で描くは有効だと思っていて、これを馬鹿にする人ほど多分やらないので、無理にとはもちろん言わないです。ただ、描いていくことで刺激される何か(絵心がないとかはおいておきましょう。描くことでただ描くだけ、楽しいだけでいいってことです!)があるはずです。

描くとかでなくてもいい。自分がやりたいこと、心が動くことをやること、そうするとスペースというか余白が出来ます。心の余裕といってもいい。

そうすると、それこそ「あそび」が生まれるんですよね。出来たスペースで何かやってみようかと思う。こんなあそびがあればもっと生かせるよねと。

takebonさんのクリエイティブキッズ活動を見る

さて、takebonさんのクリエイティブキッズ活動を見ていきましょう。

まずクリエイティブキッズブログとしては、2017年4月の投稿から始まっています。子どもが絵を描く動機というエントリでは、「思い切り描く」という感情を出すことを示しています。

大人であるあなた(笑)は、きっとこう思うのではないでしょうか?「そりゃ子どもは大人と違うし、仕事でもないしねえ」というのは、ちょっと大人気ないですよね。

逆にいえば「世界」が違うや「ルール」が違うという認知をしているということを証明しています。であれば、その違う世界やルールを大人であるあなたは作る事ができる。世界を創る事ができる。子どもよりもっと大胆にかつ現実的に!ということですよね。

例えば、今から5分だけ絵を描いてみる。部屋の間取りでもいいし、近くにある観葉植物でもいい、自分の手でもいいですよね(笑)なんでもいいから描いてみると、きっと「屁理屈」は消えるはずです。ここで大事なのはあなたが「自分で5分だけ描いてみる」という世界のルールを設定し、「世界:心から絵を描いて良い」モードを作りそれで絵を描いたということです。

じゃあやってみよう!ということで「太ペン」で柿の種をかいたら、日本地図に観えた感じ。
伝わるだろうか?

この絵がうまいかどうかとかを見ちゃうとまあ駄目ってことです(笑)ポイントは、真ん中のなんか「唐辛子」みたいな柿の種を描いて、「柿の種」ですという認知でいると。そして、寂しいかもなあってことで、欠けた柿の種や小さい柿の種を描いていくと・・・あら不思議。日本地図みたいなだな。本州=柿の種で。あ、新潟かもしれないですね(笑)これって「あそび」だなと。柿の種を日本地図に見る人はなかなかいないでしょう。僕も想定してないです。しかし描くと様々なインプットや世界とアクセスしていくことで、見方が変わる。

誰かに「ねえ、柿の種って日本地図なんだよ」ともいえる。地図だけに世界を捉えるツールということも「うまい」かもしれませんが、こういう小理屈はあとからどうでもいえるわけでして(笑)しかし、理屈でこれをやろうとしてから「柿の種」を地図にするのは正直きついですよね。少なくとも「楽しく」なさそうです。ものすごく地図が好きな人ならなんでも「地図」にするのは分かるのですが、そうでない人は「出会えないアイデア」ということじゃないですよね?誰でも出来るかもしれないなあと思えるのが大事ってことです。

くどいですが、絵でなくてもいいわけです。文章でもいい、本を読んでもいい、掃除でもいい。そういう世界の切り替えを大人のほうが出来るはずですが「現実」とは1枚の何かと思い込んでいるのは、やはり「クリエイティブ」とはいい難いわけです。何枚も世界を構築し自分の最適なレイヤー(層、例えばあそび最高層から、わりとまじめな層とか)を作り出してそこから現実である世界とアクセスすればいい。

多分これらの感覚を掴むことが「世界」を知ることなのかもしれませんよね。

最近では、子供のやりたいことを大人が全力で応援してサポートすることで子供たちの夢を実現させてあげたい!というエントリがあり、子ども向けのクラファン(親のサポートがありつつ)として、子どものやりたい=創造性をそのまま、親でない大人=プロクリエイター等が応援する仕組みを企画されています。

こういった教育要素が強いと思われるものが「すぐ」形になることは実際はないのかもしれないです。ただ、創造性自体を野良というか自然で勝手に育つということも僕はないと思うので、子どもであれば親の環境構築、それ以降はその人の環境構築能力が問われるのかなという考え方を僕はしています。

つまり、創造性というのを長期で見るとき、役に立つかどうかみたいなことでなく、感情を発露というか出す手法としてだったり、人とのコミュニケーションであったり(例えば音楽を奏でることで非言語コミュニケーションが成立するかもしれないという、感覚を得ているだけでも世界の見方が変わりますよね)、もっとポテンシャル(潜在的可能性)があるということです。

それを小さく捉えずに、あなたも僕もそうですが、うまく創造性なり使えるものを使っていくことで、きっと面白い社会は作れるんじゃないかとポジティブに感じています。

マイプロジェクトでより充実させる

個人的にもいいなあと思っているのはマイプロジェクトという考えです。これは、ビジネスとか、仕事とか、趣味とか、そういう「分け方」は外して、「自分がやりたいかも、興味あるかも」なことを掲げて(といっても誰かに言ってみるということくらいですが)、それをやっていくということです。

この取り組み自体が、まさに絵を描くで示しているような「世界を切り取り、自分で創る」であったり、社会とのアクセス方法をずらして変えるみたいなことだったり、まあ要するに様々な関係性を変えることができる手法だと思っています。

僕であれば「このブログ自体」も含めた「励ましプロジェクト」が一つのマイプロジェクトです。お金になるからやってるんでしょ(笑)はないですし、面白いからやってるんでしょ?は正解です。でもこれ他の人がやっても「面白いかどうか」は別ですよね。多分面白くないと思うんです。人を励ますってパワーいるし、面倒だし、誰でもいいわけでもないですから。僕も人を選んでやってますけどね(笑)

そういう細かいルールというかやり方はあったり違ったりしますけど、そういうのを含めて「マイプロジェクト」なので、自分がやりたい感じでやればいいと。もちろん、「ワガママ」なことをやれるということでなくて、他者や社会を関わるならすり合わせもいるわけですよね。例えば「花のことをもっと知りたいから、1000個の花をまず調べる。そして図鑑を創る」って、それは素晴らしいからやっていけばいいと。でもお金くださいとか(笑)は違うわけですよね。

何か教えてほしいとか、聞きたいとかはいいかもしれないですよね。誰かに何かを求めるときはコミュニケーションが発生する。そのコミュニケーションがある時、人は「言われた」ことをやるかというと、そりゃお金はおいておいても、時間を使うので「その交渉」なり「それなりの何か」がいる。それなりの何かとは「あなたがやりたいことに共感するから手伝うよ」という感情の動きでしかない。

まさにこれがマイプロジェクトであり、そういうクリエイティブなことでもいいし、何かをやることに他ならないなあと感じました。

心からやりたいことがないという人もいるんでしょうが、心からやりたいってすぐこれですとか、見つかるこれみたいな感じでなくて、ずっとふわふわしていたり、何度も考えて諦めるというか止めたり、でもまたやりたいという、そういう結構「あまのじゃく」的であったり、「なんかメンヘラ」というかやりづらい、素直じゃないやつのほうが「多分近い」と僕は考えています。

takebonさんのクリエイティブキッズ面白くなっていくといいですね!グッドマイプロジェクト!

さあ、あなたもマイプロジェクトなり、あそびをやってみよう!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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