スキルシェアサービスの法人利用が伸びているネタ

スキルシェアのニュース記事があってなるほどーと思って見てました。以下のネタです。

ビザスクとココナラの2つのスキルシェアサービスが挙げられて取材されていますが、ココナラって法人利用があるとは聞くけど、そんなしっかりあったんだっけ?ということでかるーく調べてみました。ビザスクは広がりそうになかったので省いちゃっています。

ココナラの法人利用感

2019年で確かにココナラユーザ視点でいえば、法人アカウントがどーとかあったなあと。請求書払いができるなど法人ニーズっぽいところが出来てきたんですね。

スキルの個人間フリーマーケット「ココナラ」が法人利用の拡大を受けて、請求書払い(掛払い)が可能な「法人アカウント機能」をリリース

中小企業が人員不足で効率化みたいなのってなんじゃらほいとか正直思ってたんですが、普通にあるっぽいのかなと少し考えを改めました(笑)というか、創意工夫みたいなことを地味にやると、つまり課題を見つけて何か出来ないかって思考があるとあえて出来てないところに行くとかってなかなかできないんですよね。

あんまりいうと上から目線になりますが、別に上でもなく、普通にやろうよみたいな感じです。まあたまたまスキルシェアサービスをガッツリ使ってるから今更感があるだけってだけなんでしょう。

ココナラは会員数は個人だと思いますが100万人を突破していて、価格も上がりつつあります。これ同時にいえるのは個人でもプロやセミプロがしっかり活動する人がプラットフォームに位置付けてくるし、当然法人利用もあるとさらに伸びてくるといえそうです。

法人アカウント向けのLPっぽいのがあって、法人アカウントが作れるってことですね。さすがに法人アカウントの存在までは知らずでした。あと、法人アカウントから依頼が来たことはないですね(笑)記事では、半年間で1,500アカウント近くあるそうで結構な数の法人アカウントがあるのだなあと感じました。

大関の事例

販促コンペで応募したこともありついつい見てしまったのが、大関のココナラ事例です。色々個人的なツッコミはあれど、事例インタビューということで、営業マンが販促ポップや小売り店舗で使えるものを改善していくときにココナラで良い感じのテイストの絵を描ける人から使ったという話ですね。予算も低コストで済んだというのもありますが、個人的に気になったのは営業マンが工夫するという時に外部リソースを使えるかということですよね。

確かに広告代理店とか制作会社という法人向けでのアウトソーシングになると、まあロットも多くあと単に費用も高くなるんですよね。実験的にやるという性質ならより無駄なコストになる。ここはかなりポイントになりそうですね。

BBTの事例

もう一つ記事にあったのはBBTです。ビジネス・ブレークスルー大学で有名ですが、以前アイデア天下一武道会があったなあ!と懐かしく見ていました。既にクローズしたサービスですが、BBTルーティンはもうちょっとアイデアでなく学習や勉強、アウトプットを意識したサービスのようです。面白そうなので早速申し込んでみました。

それはそうとBBTの場合は、このBBTルーティンというサービスのロゴやWebサイトのリライトやチラシなどの制作でココナラ活用したということになります。スピードとシームレスなやりとり環境が良かった、あとはクローズドで依頼できることなどがポイントになったようです。短期で一気にやるには最適かもしれません。

あと気になったのは、ココナラとLancersなどのクラウドソーシングの違いです。これ使ってないとぱっとわからないと思うのですが、ココナラの人にもよく違いをどうかって聞かれましたが(笑)、Lancersはある案件(例えばチラシを作って!)があって、そこに応募する人がいてコンペまたはプロジェクト提案して見積もりして合致していく流れです。ココナラはそうでなく、チラシ作れますよって人がいてこんなのできるよって事例があってじゃあ依頼するかなという出品形式なんですね。

Lancersでマイナー感がありますがLancersストアというのがありますがこれココナラと同様です。ココナラでも公開依頼というのがありこれはわりと最近ですけど、これはLancersと一緒です(笑)つまり大手サービスもこうやってシームレスに違いが分からなくなるというか見えなくなってきています。

そこに法人アカウントが入ると、ココナラ=個人利用だったのが、Lancersでは法人利用も多いので結構面白いことになりそうです。

個人的にはマーケットが活発になるのは歓迎というところですね。

シェアリングエコノミーやスキルシェアの市場規模

ついでにというところで、記事で最後に書かれていたのが気になって調べてみました。記事ではスキルシェアの潜在とありますが市場規模が年間5.2兆円と見込んでいるとあります。

おそらくソースはこちらかと思うのですが。シェアリングエコノミー市場調査リリースのお知らせによれば、2018年度はシェアリングエコノミー経済規模が1兆8,874億円で、2030年には11兆円という予測で約6倍になっていく見込みなんですよね。

それでココナラはスキルシェアサービスというところでスキルカテゴリの市場規模を見ると、シェアリングエコノミー関連調査結果のP.2にあるのですが、2018年度でスキルは約2,111億円規模、2020年度で2,780億円~3,128円規模、2025年度で約5,369~8,087億円、2030年度でやっと、9,743億円から約2兆という規模になります。

資料が半年くらいズレている気がするのでそれもありそうですがそれを考慮しても、5.2兆円ってなかなかな数字だなあというところです。潜在という言葉もあるので、実際の想定される規模以上にもっとあるというくらいで捉えておけばいいのかなというくらいです。

ただ副産物として調べたシェアリングエコノミー市場ですが意外にでかくて今更驚きました。現在も約2兆円程度はあるわけでいつの間にかというところですね。とはいえ、Airbnbなどのスペース系と、メルカリなどのモノ系が強くて、スキルはまだまだマイナー感が強いという感覚は合っているのかなと。移動系にカーシェアやUberEATSも入ってますけどこれもどこまで伸びるかって感じですかね。

昔調べたココナラの売上規模は月間流通6000万→年約7億(2016年頃)だったわけで、そこからすると他のサービス込みとはいえものすごい成長率と言えるかもしれないですね。その分登録した人や使う人が多くなって一般化しているのかもしれませんね。気になる人はLancersやクラウドワークスは上場しているのでもっと細かい数字が出てきそうなので調べてみてはどうでしょうか。

また面白そうな記事やネタがあれば紹介してみます!

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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