ゼロ秒思考からの気づきメモ

新鮮な感じで読んでいたのですが、実は2016年とか結構前に読んでいました。本自体も2013年で結構古いんですね。

というわけで再読になるのですが、気づいた点をメモしておきます。

面白かった点などのメモ

ゼロ秒メモ

勝手に名付けたのですがこのゼロ秒思考自体のメモの仕方は著者がかなり試行錯誤をしたものということでかなり細かく書いてあります。なので詳細は本書でというところですが、ざっくりだけいうと、A4裏紙横で1タイトル4-6行で、1分で書き切る。西暦などの日付も。

やってみるとかなり速く書かないと書けないので、イメージはメモというよりも、吐き出す=ダンプとかってプログラミングでありますが、そんな吐き出す感じです。頭にある思考をざっと書いてしまおうということ。

これは大事ですが、誰でも出来ると著者は書いていてかなりの数をやった上でなので、最初はなれなくても出来るというのは吉報だと思います。ただ継続は別なので、これをやり続けるとかはまた慣れとか習慣になるのでそこは何でも一緒なので、このやり方を責めるつもりはないです(笑)

同じネタを何度も書く

僕のメモ術でもそうなのですが、同じような、前あったようなとかってあるんですね。検索して追記でもいいんですよ。ただ、このゼロ秒思考でもそうですが、著者はそういう前のネタを探してとかが面倒だし、手間がかかるし、遅いと。確かにそのとおりだなあと。

よって、何度も近しいネタで書いていい。後で整理するとより解像度が上がることが分かるといえる。

もっといえば、何度も書いていくと肉付けされてどんどんまとめられると。例えば10ページくらい同じネタが連続したとしましょう。一度にでなく10回1ページで書いていった蓄積とします。

ではその時、次の1ページで同じようなネタがあれば?そうです。その蓄積が生かされた内容になるのでより鋭いものとなる。つまり要約もできるし、分解もできる。かなり濃いネタになっていると。ここは良い気づきでした。

僕のやり方も同様で、まず書いてそこから関連していれば補うこともある、くらいなので、ゼロ秒思考と変わらないなと思ったんですね。

自分のScrapboxメモ術と似ている

上で少し書いたように似ているなと。そういう意味で違う点を探すのが難しいですが、とはいえ違いはありますよ。

  • デジタルメモであり、手書きではない(決定的に違うのですが、これは手書きの味とデジタルの良さがあるのでどちらもやったほうがいいと思います。普段のメモは手書きでやっていたりしますから、時によりけりですね。)ScrapboxはITサービスなのでPCキーボードでカタカタ書いていますってことですね。
  • タイトル自体は結構そのときに書くことをざっと書いてしまう感じ。なので「仕事について」みたいなタイトルはまずなくて。「リサーチのやりかた テーマ◯◯」くらいは書いている感じですかね。分かりますかね。つまり具体的に書くと。ちなみに、Scrapboxはタイトルをキーにするので全く同じタイトルだと重複チェックでアップデートするかって確認が発動します。ほとんどなったことはないので毎回違うタイトルを入れているのだなと感じますね。
  • 1ページの量が違う。これは1分で書くとかって使い方はしていないのでってことです。ただメモってその時思ったことをざっと洗い出す感じで書くことがほとんどですから、まあ同様かなというところです。とはいえ1ページとか4-6行なんて決まりはないので違うと。

そんな感じですね。分量とかも決めてないですね。ただ流石に数年やっているとバロメーターとしては使えると。そういう話は前したかなと思います。

1日10ページという最適解

これは興味深い話でした。やり過ぎて20-30ページの日もあっていいけど、平均ではこれくらいになるのではという著者の考えです。だから、2-3ページしかない日もあるというか。

最適解なので、別に10ページ毎日やらないとだめとかではないと思います。ただ目安としてあるといいかもです。感覚的に同じネタを何度も擦ると面白くないので、色々なものを扱ったほうがいいでしょう。そして自分もただインプットして終わりでなくアウトプットや何か行動しないとアップデートされないので、つまらなくなるのかなと。

そういう意味でネタを10個って結構大変だろうとも思うと。それなりに吐き出せるものになるはずと考えるとですね。これも慣れで、多分ネタの粒度が異なるのでそうなるんだろうなあと。

ちなみに僕のメモもざっと見たところ、5年程度やっていてそれで土日もいれると、1日2.6ページほどでした。まあそれくらいってことです。平均するとってことですね。

あと、蛇足気味ですが、最適なスイートスポット、レバレッジ的なところがあると思っていて、それくらい無理せずとはいえ成長は味わえる、みたいなところ。そして義務感とか辛いとかもなく、楽しさがある。そういうところは多分あると思っています。そこがどこかにあるというよりも、自分で色々やって試行錯誤していくしかないのかなというところですね。

メモの保存はちょっと・・・

この手のメモ術、思考術でよくあるのが保存や運用の課題です。2013年と古めなのでそこは割愛してもいいのですが、一応書いておきます。

著者的にざっといえば、3ヶ月程度はキープはしておいて半年くらい経ったら処分するかも?というところで、必ず処分とかはないのでそれこそスペースの問題です。人によりけりってことですね。ただ3ヶ月くらいは見えるところにあったほうがいい、という雰囲気で解釈しました。文脈は細かいところは本書を見てくださいね。

紙のメモ自体は僕は取っておかずに捨てるので、これは導入は辛いなと。なので場所がいるのでデジタルにしているというところもあります。

ポイントかどうか分かりませんが、デジタルでも手書きでもなんでもいいので、何もないところで思考して吐き出せるか。まさにこのブログはScrapboxなどのメモから起こしているのですが、そのメモ自体は手書きメモでゼロ秒思考本を読みながら手で書いたものをベースにしていますから。そこらへんはハイブリッドです。

そして検索が後からできます。後でつなげたいならつなげられるし。そういうところですよね。

というわけで、ゼロ秒思考自体のメモとかアウトプット感はかなり良いと思うしいい線いっているなと偉そうですが(笑)ただ、運用や保存はちょっとなと。ちなみにテーマ毎にクリアファイルにいれてとかの例も丁寧に書かれていますが、今これをやるとかはないなあというところです。つまり文字通りアナログのファイリングってことですね。

おわりに

ざっとメモしたのはそれくらいです。

なので読後感はロングセラー感までいっているゼロ秒思考って今も売れているようなのだと。同時に自分のメモ術も5年程度経っていてこれをさらに洗練させていくのもいいなとか思ったりしました。

あとこれは紙に書くですが、紙に書かなくても近い手段がある人はそれで補えると思っています。同一手段になるかはおいておいて、つまりゼロ秒アイデアとか、ゼロ秒トークとかってことですね。今思ったことをざっと言語化できるとか、構成や内容をさっとまとめられる。

これってやはりトレーニングをして何度も何度もやっていくと出来ることなので、誰でもできると。ただそれは誰でもできるけど、仕事としてなにかしたりとか、なにかやろうとするきっかけがないときついのかなというところも感じました。

その課題感はアイデア出しでも同様ですが、そこをなんとかできないか。良い課題というかネタをもらった感じですね。

思考とかどうすればいいとか、どうすれば書いて考えられるとかになるか。そのあたりは本書の前半で結構面白く書かれていて、端的にいえば悩み→書き出す→クリアになるのは文字通り本当だと思います。なぜなら考える=頭の中でぐるぐるやる=悩むという人は思ったより多いからです。僕はそういうことはせずに紙に書き出すことでそういうことを忌避するし、または整理したいと考えるようにいつからかどこかでなったような。ライフハック系の話もこういうところに通じる気がします。

うまく使えるといいですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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