1記事あたりの収益力を考えることが、ブログ運営をより真剣にさせてくれる

シゴトクリエイターの大橋です。

今回は、最近たまたまあるブログで見かけた、1記事あたりどれくらい稼いでいるかという視点が面白かったので自分でも考えてみたいと思いました。

やる前から予想としては大した金額をこのブログが稼いでいるわけではないといいつつ、あまり期待せず見てみて下さい。

なお、1記事がどれくらい稼ぐかという視点は、自分の記事がどれくらいで売れるかという金額の妥当性や価格帯のチェックに使えるのでそこが一応の狙いです。

本ブログのアクセス数

2016年1月から始めていますが、実質アクセスとしては4月頃からしか測定できる数がありません。Googleアナリティクスでは、2016年1月1日から2017年3月29日までとしてみましたが、実質2016年4月1日から2017年3月29日と捉えて問題ありません。というわけで、ほぼ1年分となります。

アクエス数はユーザーが約4万位、PVは11万くらいです。これが月間であれば素敵ですが、年間です。1年間ですので、月平均どれくらいかも分かりますね(笑)

なお設定ミスで、年末から年始までアクセスタグが外れていたため空白地帯がありますがそこは省いていません。とはいえあまり数に影響はないでしょう。

本ブログの記事数

現時点で記事数は約400です。400記事を1年かけて書いたわけでなく、70記事くらいは既にあった記事のインポートです。とはいえ、300記事くらいは書いているとすると、概ね1日1本記事を書いてたことになります。そう考えると恐ろしいですね。

1記事あたりの平均PV数

総PV11万÷総記事数400

で計算が出来ると思います。ただこの数字は色々と嘘というか、正確ではないでしょう。例えば人気記事は1記事だけでPVの1割ほど稼いでいることがありますし、最近導入した記事あたりPV数カウンタでは5PVしかない記事もありました(笑)

つまり、めちゃくちゃ見られている記事もあれば、全く見られてないに等しい記事もあるということです。

その上で、上の計算結果としては、

1記事あたりのPV数は、約275PVとなります。一種の1記事あたりの戦闘力といえそうです。くどいですが、5PVしかないのに平均PV数なので、単純に5PVのものから、数千PVのものがあると言えます。

ざっくりですが最も見られている記事は約14,000PVでありました。それくらい差があるということですね。

Adsense収益額

実際にGoogleAdsense自体は9月頃からですが、そもそもPV形成においていきなり最初からPVがあるのではなく、徐々に出来てくる=成長させるものです。よって、総記事数や総PV数と収益額を比較するのって少しおかしいのですが、まあとはいえそれくらいしか見るものがないので見ていきます。

これらの収益額は諭吉さんが1枚程度、または満たない程度と思ってください。仮に1万円としておきます。

1記事あたりの収益力

1記事あたりは約275PVでした。収益としてはそもそもAdsenseはPVがベース(実際はクリック数です)としたほうが記事数で考えるよりいいという程度ですが考えてみます。

すると、約11万PVで1万円でしたので、1万円÷11万PVで1PVあたり約0.09円となります。面倒なので約0.1円としておきます。

1記事あたりは平均275PVでしたので、1PV0.1円なので、これを掛けると、1記事あたり275PVで、約27.5円となります。

1記事約27.5円。ざっくり30円となります(笑)

1記事が30円しか価値がないということは、おそらく外注で、1記事1円でも書いたほうが収益は高いとなります。

自分の記事や書きもの対価の設定目安として

さて冒頭で書いたように、別にブログが稼げないことを証明したいとかそういう狙いではありません。むしろ30円も自動的に稼げていることに感謝です(笑)

それはいいとして、一方で最も読まれる記事は約14,000PV稼いでいるので、その記事だけの収益力は30円ではありません。むしろ、約1,400円程度の価値があるといってもいいでしょう。が、1,400円というのはまだまだインパクトが弱いですよね。

考え方として、買取、つまり売り切る形で記事を書く、例えば原稿料としてもらって終わりというスタイルがあります。その場合書いた記事は掲載されて終わりですが、そこから仮にシゴトがもらえるとか、継続的に何か付き合いやつながりになれば原稿料+営業効果で考えたほうがいいわけです。

また、単にそういう営業効果がない場合は、原稿料だけとなるので、例えば1500字くらいで5000円とか、1万円とか上のブログ記事の収益力からすると数倍ですが、それで終わります。

ブログの場合は、1記事30円であれ、1400円であれ、それらが蓄積されていきます。皮算用をしてもしょうがないのですが、可能性や期待や希望は大事です。それがめちゃくちゃ少額であれ確実に稼いでくれるのは安心感すらもたらしてくれます。

例えば、ブログには成長というのがあります。4月からわりと右肩あがりで成長してきたのですが、2017年からはPV数が減り、セッション数・ユーザ数が増えました。セッションベースであれば右肩上がりです。PVベースだと、どうでしょう、2016年10月頃あたりベースまで落ちています。これらには一喜一憂しないとするわけですが、このように何かうまくいかないことはあれ、確実に成長してくれる、何かコンテンツが全然価値がないというのであれば別ですが、そこそこ参照して頂けているということも分かります。

それで、成長を前提することはなくても、成長をしていくよねというところで成長させていけば、1記事あたり30円でなく、100円になっていくかもしれません。1記事あたりのPV数が上がったり、全体のPVや記事数が上がればそれらが増える可能性も増します。

一方で原稿を書いてお金をもらうとは全く違う意味で、その対価が1年書き続けて1万円ならやってられるかといって辞める人も多いでしょう。しかし、逆に言えば先行投資として、書いた記事が金銭的な対価でない部分で得られる可能性があるとも言えます。つまり、収益力が安いということはおそらくもっと稼げるということです。また稼げてない部分は「信頼」や「リピート」してくれる方など、また書き続けていることが「評価」ともなります。それはアイデアを出し続けることが嘘ではないという証明ともなります。

もちろんそれだけがブログの使い方ではないと思いますが、1記事の収益力がブラックサンダーも買えないと嘆くのではなく、その見えない余白というか、伸びしろを評価しつつ、1記事あたりのPV数や収益力を上げていくのがブログ運営としては面白いのかなと思いました。

逆にいえば、原稿料として1文字10円程度で書いているならば、1000字で1万円です。5円なら5000円ですが、同じ文字数をブログに書いても30円だったとします。その場合、100倍以上差があるわけですから、100分の1で見られているともいえますよね。逆に言えば適切に届ける、適切なビジネスなら100倍にできるということです。

結局ブログ1記事1記事を丁寧に書くことになる

1記事あたり収益力を上げましょうとか、1記事あたりPV数を増やしましょうというのはわりと言えそうなことです。こういう分析がなくても言えそうです。

一方で、ではどうすれば収益力やPV力を上げられるですが、結局丁寧に1記事1記事を書いていくしかないわけです。シンプルですが結局そこです。手を抜いて、例えば日記のようにだらだら書いてそれが他の人から見たら有用なことになるか?というとまず無いでしょう。自分も見たいと思いません。

リライトをしてより良くしていくのもいいと思います。色々と工夫が出来ます。

何より僕が価値だなと思っているのは、全体を見てまたは色々と関心のあるところを拾ってもらって興味がある方が連絡をくれるという仕組みです。それってお互いに良いことだなと心から思っています。

文章が書ける人であればダラダラと適当にでもそれっぽいものは書けますが、一方で誰に役立つか、誰に向けて書いたか、その人は喜んでくれそうか。そんな感じで書くことで100人のためでなく一人のために書くと、実は濃い10人に10倍見られるのかなと、また一人に100倍訴求できるものが生まれるのかなと思ったりします。

おわりに

今回は、総PV数や記事数を見て収益力というところを換算してみました。実際に問い合わせ頂いたシゴトなどを計算していないのでおそらくもっと価値はあるとは思っています。最低でもそれくらいの価値とはいえ、1記事30円であり、1400円が最大であるというのを知ると、これからブログを始める人は「それはやれない」と思うかもしれません。

大丈夫です。僕の場合ブログで稼ぐのはもちろん良いと思いますが、どちらかといえば僕に仕事の依頼がある、集客や問い合わせの点を最も重きを置いています。そういう意味ではPV数よりセッションが増える方が嬉しいし、ユーザー数が増える方が良いと考えています。その考え方はどうなるか今後分かりませんが、今はそう思っています。

またこれらは付加的であって、集客や問い合わせのためにやっているところで出てきた副産物といえばいいのかなと思います。同時に信頼や集客やこういったWebマーケティングやブログマーケティングに近いことも出来ている、まだまだ小さいですが、それはこういうブログを作り考えて、書いていくことをしないと出来なかったことだと思います。それだけでも仕事だし、価値だなと思います。

ぜひブログをやっている人で、これからもブログをやり続けたいとか、または書くということで単価やブログ収益力というところから自分の記事の価値や書くという単価設定として遊びがてらやってみてください。

ブログで稼ぐというのは端的にいって難しいです。稼ぐ金額が低ければ誰でも出来ますが、それで食うレベルは大変ということが分かります。一方で食うのでなく、ブログを媒体にしてそこから信頼を獲得するとか、そこから仕事を得ていくことはおそらく「想定するより難しくない」ことも分かります。また少しであればチャリンチャリン(笑)と入ってくる仕組みは、しっかりと書けば得られるということで醍醐味なのかなと思います。逆に、そういうどこまでいくらで稼ぐかは人次第なので、正解はありません。自分なりの設定をしていくのが健全だと思います。

もっとめちゃくちゃ稼いでいる人もいるでしょうし、そうでない人もいるかもしれませんが、それはそれこれはこれで、比較するというよりも、一つの切り口として捉えて、結局は、ちゃんと1記事1記事書いていこう、読者に価値を提供しよう、未来のお客さんのために書こうという意識が大事だなということになります。

今回は以上です。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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