8bitさんのWebサービス振り返り記事が面白い

今回は8bitさんの記事が面白かったのでいくつか引っ張ってきて、学んでいこうと思います。

小さな会社や個人がWebサービスをどう運用していけばいいか、そんなヒントを探している人には少しは役立つはずです。

8bitさんの話

最近リリースされた記事は法人向けWebサービスが結構うまく刺さってきたのでその振り返り的に記事がまとめられています。ものすごく参考になると思うのでぜひご一読を。

小さなWeb制作会社がつくったBtoB Webサービスで課金が発生するまでにやった8つのこと。

この記事の内容をざっくりいえば、2つにまとめられそうです。1つはサービスサイトやランディングページ(またはPRページ?)について、シンプルなサービスにしたり、何度もサイトリニューアルしたりしています。もう1つは営業系で、企業営業でニーズを聞き取ったり、プレスリリースを頑張ったり、無料提供の代わりに意見をもらうなどです。

どちらも必要な印象ですが、上の記事では無料提供の代わりに意見をもらうことで体験談掲載となりユーザー数も増加したようです。上の記事はそれで終わりですが、他にはないか?ざっと、同カテゴリ記事を追ってみました。

少人数の制作会社で自社プロダクトやWebサービスを作るヒントは受託制作の中にあるでは、BtoC向けは難しくあまり成功出来てない。受託制作の中で、法人向けのニーズを掴んでそこから企業向けパッケージを出すというのはうまいやり方ですね。

小さなWeb制作会社が自社でサービスを作ろうと思った時に気をつけたいこと。では、利益を狙いすぎると結果的に何もならない。技術では得意な部分や方向で乗り切れるものを作ったほうが良い。やっぱり、顧客が想像出来る=自分が顧客像だと良いものはヒットしやすいというこれまた学びになる話です。

Webサービスを5年間くらい作って運用して分かったこと。では、上にもありましたがAdwords等の広告がうまく効果を出せなかったというところと、マスメディアはやはり影響が大きいという点が書かれています。

Webサービスのリニューアルをしてみて感じたこと。では、ノミトモというサービスのリニューアルから出てきた振り返りとなっていて、「人が集まることありき」でなく「どう人を集めるか」が大事という気づきの話です。全くそのとおりですね。アイデアはあるし作れるのだけど結局人が使ってくれたり、使い続けるようなものを考えてやってかないと深まっていくことはないだろうなあということを感じますね。

今年も実際にWebサービスをつくって身にしみて感じたこと。では、最近書いたネタ(クラウドソーシングでユーザー獲得タスクは有効か)とリンクしていますね。

ユーザーを当てにしたコンテンツ生成や投稿でなくやはり「ある程度自分たちで仕込みみたいなものは必要」とあります。これもその通りで、個人向けサービスはアイデアがカジュアルに出るし楽しそうだけど、実際に運用するとなると多くは放置されるしモチベーションが消えたり、あとは作る人=運用する人でないパターンもありそこらへんが課題といえそうです。

そして自分が使いたいものを使えば流行りに流されずいい感じで改善や運用ができると。これは僕が作ったWebサービス集めましたも同じような感じだなと思います。自分があるといいな、そしてかつ運用したり触っていってもいいな、あとはそこから面白さがあるといいなというところでがっちりスクラム組んでやっていく感じですよね。

Webサービスにお金を払うパターンを考察してみる。では、お金を払うマネタイズについての考えです。個人として自分が払うものって確かに限られる感じがしますね。なぜお金を払うのか他になかったり、その払う価値があるからというのがまず基本だなあと感じます。

そういえば人を応援するという文脈を書いているつもりですが、誰かを応援するとかサポートするという感覚ってそれをすぐお金に変えていいかは微妙です。最低限の会費くらいが一番いいのかもしれませんね。話を戻すと、企業向けの方がビジネスという分かりやすいものがあるため、ニーズがあればやりやすいのかもしれませんね。もっとも個人が企業向けサービスを作れるかはよく分かりませんが、やり方次第だろうという感じがしています。

個人だから個人向けサービスと短絡的に考えがちですが、個人こそシビアだったりするわけでそれこそどういうターゲットにどれくらい、またはそもそもWebサービスや見えないものにどこまで対価を払うか。想像以上にシビアな世界だなとやっぱり感じますね。

おわりに

以上、ばばばっと8bitさんの記事を見てきました。小さなWeb制作会社がどう闘うか。その中でとくにWebサービス開発においては個人向けより企業向けで、そのPR方法についても書かれていて学びになりますね。ぜひさらりと読むだけでも有用だと思うので、小さな会社や個人でWebサービスをやろうという方は参考にどうぞ。

面白いのは、受託制作ニーズから企業ニーズを掴んだり、企業DMで成約につながることはないけどニーズを聞けたりなど、実践しているからこそ知見が蓄積しているということがよくわかることですね。

Webサービスの世界は深く楽しいですね。もちろんそれこそが仕事の本質で、どうすれば喜ばれるか使ってもらえるか、未来のお客さんのためにぜひ頭を使ってガンガン考えていきましょう。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。