アイデア出しを身近にするにはスピード・回数・視点の3つを意識するといいのかも

ドラゴン桜などの漫画で知られている三田さんの本が面白かったので紹介します。といっても、アイデアに関する一文がそのとおりだなというところで、それを紹介しつつ、僕の考えを示してみます。

アイデアは身の回りにあるということ

本書から引用します。

このように、面白いネタは身の回りにたくさんある。人と話をしていても、テレビを見ていても、いろんなネタが転がっている。面白いネタがあればすぐに描けばいい。安易だとか手軽過ぎると言って遠慮することはない。むしろ四六時中、「何かあったらマンガのネタにしよう」ということを頭の隅に置いて、ぱっとつかまえるくらいの姿勢でいよう。アイデアを出すのは、それくらい日常的にできることであって、高尚なことでも何でもない。

三田紀房. 『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』 (コルク) (Kindle の位置No.398-402). 株式会社コルク. Kindle 版.

この本は10章で構成されて、1章ずつは短いのでさくっと読めるかと思います。引用した章はアイデアについて、難しく考えずに色々身近にあるからまあすぐやってみようという感じのことですね。

実際にそのとおりだと僕も思っていて、ただアイデアを考えるとか出すというと「難しい」感じを覚えるってことなんですよね。そこについては、身近に考えられるというほどの落とし込み=普段から考えている=意識せずやっている=無意識でネタを収集している=漫画なら漫画のネタに使えないか?と考える、というのでないと厳しいというか、それくらいになる感じですよね。

昔書いた近いOSの話と同様で、「気付いたら勝手に漫画描いてた」でもいいですし「漫画のネタに使えるなあ」とかって思えること、そういう思考様式を僕は発想法に入れていいと思うのですが、なぜか抜けちゃっている感じがしますね。

著者が言うようにそれくらい「日常的」にアイデアがあること、かまえずにやれるってことはそのとおりなのでそれを感じられるように伝えていきたいなと痛感したわけです。

そして高尚なものではないので、もっと野良感というか泥臭い感じ(笑)が僕のイメージですね。

アイデアが日常で見つけるコツ

改めてどうすれば日常で見つかるかを考えてみました。

多分、以下の3つなんじゃないかなという、仮説を示してみます。その前に、アイデアというかそれ面白いな!というのがあって、それをネタとします。そういうネタ収集→試す→手応えチェックみたいなループやサイクルを回すこと。これが前提です。インプット→考える→アウトプットでも同様なのですが、より身近感が出るように表現を変えています。

それでこの「ネタ収集→試す→手応え」という1セットがあるとして、

1.各要素のスピード
2.セット数
3.ネタ収集の視点の数

という3つになるかなという仮説です。

この考えは賢いというのは抽象化出来るみたいなネタと同様です。賢さとは抽象と具体の往復運動だったで色々書いたので気になれば参考にしてみてください。つまり、アイデアが出るとは、思考のスピードや回数やネタ量が多いと言い換えられるってことです。

1.各要素のスピード

これは、「ネタ収集→試す」とか、「試す→手応え」とか、または「ネタ収集→手応え」とかのそれぞれの移動するスピードのことです。

例えば、ネタやアイデアはあった。でもそれを試すまで1ヶ月かかっているとか、試して手応えを得るまでさらに1ヶ月とすると、全部で2ヶ月です。

そうでなく、ネタ収集して何か見つかったので、それを明日試して、さらに手応えも同時に行ったのであれば、これでスピードは60日でなく、1,2日となります。

当然速い方がいいということです。シンプルに速いと次に示すセット数も多くなるのと、ダレないってことがあります。質とかは一旦おいておきますが、こういうのって拙速は巧遅に勝るという考え方でいいと思っています。

多くは遅いので最初考えたことも忘れているというほうが多いんじゃないか説です。

このスピードが遅いと検証に時間がかかるため「日常化」はしづらいかできないでしょう。速いと「常にこれできるかな?」となるのでいいと。

2.セット数

これはセット自体の数です。1回やるのでなく2回、3回とどんどんやるとパターンが見えます。全体が見える感じです。

例えば、新聞で見つけたネタを誰かに伝えて手応えを得るなんてのもいいですし、自分が完全にオリジナルなものなんてないのでそこはスピードの話です。

それで、そういうのを何度も繰り返していくと、「あ、これ多分こう言われるな」とか「これはXというターゲットには重いかな」とか「望んでいないとか」とか「これはスキそうだな」とか「この考え方はちょっと違うパターンかもな」とか見えてくるということです。

単純に経験値を積めってことですが、この「ネタ→試す→手応え」というのを1として、何度も繰り返すことで慣れるってことですね。

これも単純に回数が多い方がいいでしょう。10回やっている人よりも、100回やっている人のほうが慣れているので、パターンに熟知しているかなというところです。

3.ネタの視点数

最後はネタ自体の視点です。視点といわなくても、ネタが沢山集まればいいのです。その時観察して、何か盗んでやろうとか、学んでやろうって人はまあそのとおり得られるものが多い。意識すれば得られることが多いからです。とはいえ意識すると意識してないことはスルーされるのでこれはしょうがないですね。

前提とするセット自体が「ネタ→試す→手応え」ということですが、ネタがないと始まらないですよね?ということで、ネタがあればあるほどいいって話です。

ネタを1個とかよりも3個あるほうがいい。しかもそのネタは一度の観察や体験や話で得られればより物事を見られているということになります。ほら、同じ人の話を聞いているのに、全く違う視点や別の感想が出てくることないですか?あれを1人の人でもいいし、そこの意見を参考にして得られればまあ視点が多いってわけです。

ネタが多い、視点が多いので色々な視点から始まるので、これも先のスピードとセット数が多くなることになります。

ここでのネタとは、「アイデア」というよりも、アイデアの種やちょっとした話題、気付き、そういえばこんなのあったなあという軽いものです。軽いものでいいのでないと始まらないってことです。

以上の3つが一定数あることが日常化=アイデアが身近になることじゃないかなあと考えたわけです。

つまり、すぐ試すようなスピード感、何度も試す回数、ネタや視点を増やしておくことがそれぞれあることってことです。実際にはアイデアが出る人とかネタに困らない人はこれを回しているかなというところです。

アイデアを考えるとかっていうのは、かしこまってやるものではないです。これをさっと頭の中で出来てしまうやれてしまうということなんだろうなと感じました。

最後に方程式みたいなのでまとめてみましょうか(笑)

「思考スピード」×「回数」×「ネタの数」=アイデアが日常化する度合い

みたいになります。頭の回転が速い=賢いと言われるはずですから、多分スピードは速く、かつ回数は回転数のイメージでオッケーです。あとネタの数は知識量とかですが、多いほうがいいに決まってます(笑)

けれど、知識量は限界があるけれど、人間の脳は芋づる式なり引き出しにしまって連想するとか、色々使えるので、考えて試すみたいなことをやればまあ日常化するはずというところですね。

ここから言えば、アイデアが苦手とか日常的にアイデア出しが出来てないとか得意じゃないなっていう人は、思考スピードが遅く、回転数や回数が少なく、ネタの数がないということになります。

ではどうすればいいかというと簡単で、スピードを速くして、回転数や回数を多くして、ネタの数を増やすと。それぞれをやってもいいし、まず一個をやりまくれば、「ネタ→試す→手応え」のサイクルは上がるはずです。上がったら多分「アイデアが日常にありますわ」といえるはずで、言えないならまだ足りないのかもなあというのが一つの目安です。

どう上の3つを鍛えるか

最後に上の3つの鍛え方です。何度も書いていますが(笑)

1つ目のスピードは、行動力に近いです。ただ、ネタがあっても試すまで遅延がある、試してもどう手応えを得るかまで時間がかかるとか、一つ一つが遅いとうまい料理も腐るわけですねって感覚です。

なので、ゆっくりやらずに一気にやってみたり、ネタをすぐ検証してみるということを「試し」にやってみる。そういう感じでまずは一つやってみる感じですね。慣れるまでがちょっと抵抗があるかもしれないのですが、思いついたら即実行!と言っていてもやらないことが多いので、それくらいでいいのかもしれません。

2つ目のセット数は、これは数なので、10個やったら日常化します!とかはいえないです(笑)ただ、1ヶ月もあれば毎日1個では弱いかもですが、確実に日常化します。可能なら1日3セットくらいやって、1ヶ月回せば習慣化はいけたと、あとは3ヶ月くらいやって実際のアイデアが仕事とか、別の何かに影響を与えていくはずなのでそこでほぼほぼ「アイデア出しが日常化できた」といえるかなというところです。

最後のネタの視点は、インプットしたりが大事ですが、どちらかというと観察です。1つのネタから何がいえるか。これってなんだろ?とか、ここから何が言えるかを考えることに慣れる。それを考える=頭であーだこーだするのでなく、話す、書くとか出してみる。その訓練ですね。アウトプットの訓練と同時に、インプットも磨かれるし、逆もそうかなと。だからセットで考えた方がいいですね。インプットとアウトプットはワンセットですと。だからこのアイデアのセットも1セットなんですね。アイデアと行動がセットみたいな感じです。

以上、ざっとアイデア出し日常化についての仮説などを書いてみました。アイデアが苦手な人とか、アイデアを日常で拾いたい人のヒントになれば幸いです。

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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