風が吹けば桶屋は儲からなくていいこじつけ発想

風が吹けば桶屋が儲かるって言葉がありますが、まあこじつけですよね。一応意味としては、こじつけでなくて、思いもよらぬところに影響があるということのようですが、なかなかその意味では使いづらいなあというのが僕の感覚です。

それはいいとして、ではこのこじつけという視点を取り出して、アイデアトレーニングとできないか?というのが今回の提案です。

風が吹けば桶屋が儲かるなら発想の概要

こじつけってことですので、最初の設定は自分で決めます。ゴールは決めても途中で終えてもいいので、発散させるのが狙いです。

  1. 最初の設定を決めます。設定とは事象、事柄のことです。身近なものにしてください。
  2. 二番目に起きる事柄を書いてください。
  3. 次は三番目・・・と5個でも10個でもいいのでやれるだけやってみましょう
  4. 最後は、最初→最後に決まったことをつないで「どや」ってみましょう。

というものです。

実際例

言っているだけでは伝わらないのでこんな感じです。

実際にやってみると、

スタート:「コーヒーがもうすぐ無くなりそうだ。」実際に目の前のコーヒーが無くなりそうでしたのでそれをスタートとします。

以下、適当です。適当というのは、嘘も入っています。事実もあります。

  1. コーヒーがもうすぐ無くなりそうだ
  2. コーヒーを次飲みにキッチンへいく
  3. キッチンへいくと、新しいお菓子を見つける
  4. お菓子を見つけると食べたくなる
  5. 食べたくなるが、そういえばさっきお菓子食べたばかりでは?とお菓子食べ過ぎと反省
  6. 反省だけなら誰でもできる、んなことないっす!と叫ぶ
  7. 叫ぶとB’zの歌が歌いたくなるので、ウルトラソウルごっこをしだす
  8. なんか楽しくなってきたので、キッチンになんで来たかを忘れる
  9. 空いたカップを持っていたので思いだし、飲み物を補充する
  10. 補充してデスクに戻るとやる気がなぜか満ちていたので作業効率がアップする

というわけで、

コーヒーが無くなりそうだ→作業効率がアップする

というこじつけが出来ました。

これによって、「コーヒーがなくなる」と、「作業効率がアップする」証明ができたわけでも、何か関係があるわけでもないですよ(笑)

ただこうやってこじつけられるので、それぞれの要素間がこじつけがなければ、結構いけるんじゃないか?

ちなみに、嘘とは「5,6,7」あたりですが、実際に叫んだら楽しそうです。職場とか共用スペースとかでは無理ですよね。

こじつけることで、連想させたりは磨かれるので、もしかしてこんな事が起きるか?力みたいなものは鍛えられるかもです。保証はしません(笑)

ただ、これは思いつきっぽいですが、最初は思いつきでもそこそこ論理っぽくなるので、考えているといっても嘘ではない。面白いですよね。

出してみて気づきがあるか気づき量=思考量で考えると良いのでは?

で、このまま放置だと微妙なので、ここでも気づきを引き出してみます。

上の過程から、何が言えるかですが、気づきとしてはこうです。

1.飲み物が足りないから動くのは意外に何でもいい

ここでコーヒーが足りないからなにか飲みたいといって動いています。ですが、コーヒーでなきゃいけない理由はなかったりしていて。つまり、飲み物って習慣化しているかもしれないなと。ここに、違う飲み物を提案するとかってできないかとか。どう新しい飲み物に出会うか?分からないですが、なんかできるかもと。

2.キッチンには食べ物がある

キッチン自体をどこかの企業や行政が把握していて提案する世界はまだないと思いますが(冷蔵庫とかはありそうですが)、キッチン自体ってかなりプライベートなわけですよ。そこにあれば飲み物が作れるしないなら作れない。お菓子があれば食べたくなるしないなら、どっかで調達しようと考える。手作りからコンビニまで。

食べ物があるとは普通ですが、キッチンでないところにお菓子を設置してみたり色々な動線を考えると面白いなと。

3.叫ぶとテンションは上がる

カラオケではないですが、声を発することはかなり大事だなと。大声でもいいし、誰かと話すのも大事ですね。そうやって気分が切り替わるのは嘘ではない。この事象が嘘でもですが、そうやって気づけたなら、声を出して何か切り替える。

いわゆるタイマーアプリやポモドーロテクニックとかはありますが、ここで声を出すことで切り替える。テニスの「っしゃ!」みたいな(笑)まあやりすぎるとうざいですが、そういうのがあっても面白いなと。その視点がないならば、ここで拾えた良い気づきとなりますよね。

まさにこれらは自分で生み出したアイデアなわけですから、すぐ使えなくてもいいのでこういうのがアイデア発想じゃないかなと。

遊ぶ感覚でよしなに

設定をもっと現実的にしてもいいし、嘘や小説やSF的な設定を入れてもいいし、そこは自由に遊んでもらえれば。

ステップ数を決めてみてもいいですし、着地を決めれば逆算的バックキャストですよね、現状から逸脱しないようなフォアキャストは面白くないかもですが、まあやってもいいと。

こうやってある程度は固めた型に、あとは身を委ねてそこで泳ぐ感じで楽しむ。あと陸から上がったら整理して繋いでみる。思わぬヒントが見つかるかもしれないですね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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