レシートロールをお客さんに交換を教えてもらうグッドなアイデア

Togetterで見かけた話題ということで、こんなものがあります。

とあるガソリンスタンドで採用されているレシート交換のシステムが店員にもお客さん側にもWin-Winなやつだった「これは合理的」

元ツイートはこちら。

素晴らしいアイデアですね。こういうアイデアを見ると、アイデア「でも」色々出来るって思うんですよね。当然実行しているのも大事ですけど(笑)

アイデアでも色々出来る

アイデアでは何もできないとか、実行しなければ意味がないという反論や考えはめちゃくちゃ分かるんですよ。ただこの場合も、やらないとだめじゃないですか。「ロール紙が見えたら赤くなったらお客さんから知らせてもらうアイデア」というのがあったとして。

でも、それを実行して掲示して、お客さんが実際に知らせてくれるか。粗品をプレゼントするか。そういうところの実践もちゃんとやってどうか。まあ最初もっと違うアイデアだったかもしれませんしね。

ただ、一つ言いたいのは、アイデアで色々な課題を解決していい感じにする(マネジメントがなんとかするのであれば、アイデアもなんとかするし、いい感じにするための工夫かもしれないなと。ふと思いました)わけですよね。

どういう便益がここで得られたか?

僕はガソリンスタンドなどはいかないので想像となりますが。

ここではセルフ型ガソリンスタンドを想定しています。お客さんはレシート印字がされたものを欲しいわけですが、レシートが要らない人も多数いますが、経費とか明細で欲しい人は必ずいると。そういう人にとってはレシートが出ることは必須ですよね。切れていたり出ないなら知らせる必要がある。レシートがどれくらい持つかは分かりませんが、1巻60m程度とすると、1日20件程度の取引でも15cmのレシート想定でも、月90m必要。つまり、1.5巻ですね。結構使いますね。

参考:何巻買えばいい?レシート用紙(ロール紙)消費量の目安

ということは必ず月1回はこのレベルでも必要ということになるのかなと。そのタイミングがいつか分からなくて、「お客からレシート切れてるんだけど」とやや不機嫌気味(笑)に言われて、対応に追われてみたいなことが毎回あると。それが嫌だったんじゃないかと。勝手に想像しているだけですよ(笑)

店側、とくに店員が対応に追われる、しかもいつか分からないストレス。かつ言われる場合はお客もですが店員も「すいません」という感じになる。他の業務と重なるかどうかはおいておいてまあ面倒ですよね。

客側もこれトイレットペーパー俺がいつも変えてる問題(笑)ではないですが、前もここ使ったらあったよなみたいな印象が悪くなることもある。何より店員さんとのコミュニケーションが面倒。「ツイてない」とすら思う。

というところがあって、今回のアイデアなわけですよね。

お客さんはなんかラッキーな気分で迎えられる。粗品ももらえる。なんか嬉しい。当たりだ!みたいな。まさに真逆ですよね。ツイてない→ついてる!というところまで変わっちゃってますね。なので「ラッキーで当たったんですけど」という感じで、店側も「当たりおめでとうございます!」という感じになって粗品を出す。レシートの巻を変える店員さんも嬉しいと。

これどちらも嬉しいじゃないかと。

簡単にまとめると、

  • お客側:ツイてない!と思うレシート紙切れをツイてる!というラッキー感覚に。粗品ももらえるし、なんだか楽しい。いちいち店員さんに不機嫌に言う→喜んで伝える。
  • 店側:毎月1回は起こるであろうクレーム?ではないが切れてますよーというのを改善。1箱100円もしないであろう粗品で対応できた。従業員も楽しく対応できる。ラッキーですね!ツイてますよ!といえて楽しい。

という感じですね。あと付随効果としては、そういうなんか「楽しい」感じをやり取りを見ているお客もいるわけで。そうするとなんかいいなーってなっていくと。嬉しいですよね(笑)

月1回は嫌な気分に確実になるor楽しい気分になるか

まあ後者選びませんか?

ここでシビアな人はコストを見ますよね。素晴らしいです(笑)

コストは、粗品はティッシュとかなんかそういうのでしょう。1箱ティッシュケースを出すとしても、5箱で300-400円とか、ソフトティッシュ箱ならもっと安いですよね。なので、100円もしないと。100円ですよ。

100円のコスト?を払って、従業員が嫌にならず、お客もなんだか楽しくなる。なんかまた来るかなと思える。そんなSSってなかなかできなくないですか?面白い工夫なので、誰かに話したくなるのもある。こうして僕も書いています。結構な文字数で語ってます。勝手に。

これがアイデアなんじゃないかなと。そういうアイデアの本質なんじゃないかなと強く思ったわけですね。

おわりに

アイデアだけ=アイデアしかないなら、これは出来てないので、アイデアと実行があったのは確かです。ただここでいいたいのは、アイデアもコストも時間もかからない、掲示物とかはいりますけどね、そういう小さな工夫なんですよね。

そういう小さな工夫があるところは、多分他にも色々な工夫がある可能性が高い。いいですよね。

小さな工夫を馬鹿にしたり、なんだそんなことかという人はちょっと違うと思っていて、そうでなくそういうものを大事にするのがいいかなと。

udemy講座でもアイデア出しのやり方教えているのでぜひチェックしてみてください!(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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