書籍「アイデアのつくり方」を再読しての気付き

前に書いたものとしては、書籍「アイデアのつくり方」にあるアイデア出しの5段階を考えてみたとか、「アイデアのつくり方」を再読して気づいたこととかです。

改めて再読してみるかというところで読んでみました。

そこでの気づきを書いてみます。

再読した気づき

著者が言うアイデアの5段階への違和感はなし

色々と僕がアイデアを出して考えるということをしているのですが、そういう実践からして再度読むと違いとかってでるじゃないですか。ということを思って批判的に読んでみたのですが、違和感はなしというところでした(笑)

正解というよりも、そのようになっていてあり続けるであろうというところです。もっといいやり方があるかもしれないけれど、原理原則レベルでのアイデア方程式として使えるなあと再度感じました。

5段階において注意したいのはその1段階ごとのやりきる感

わりとふっとばしがちなのと、この本はアイデア初学者の人に読みづらいだろうというのは、色々なところで出てくる話や感覚が「伝わってない」からだと思います。例えばモーパッサンか小説を作る時にタクシー運転手の観察をして、その運転手が世界に一人だけであるというような表現をできるような、創作手法といっていいですがそれくらい観察するみたいな例え話を著者は出していると。でもこれってピンとこない人もいるだろうと思っていて、逐次そういうことが「初学者」である読者に起きればこれは読みづらいのだろうと。という意味でこの本を初学者の人が読んだ感想を聴いてみたいとふと思いましたね。

それで、5段階とある、最初は資料集め=原材料集めですね、次は咀嚼して、3段階では違うことをして胃液の分泌、4段階目で閃く、5段階目は検証ってことなんですが、こういうのを見ると、とくに初学者だと「えーと、例えば10時間かけるとして、それぞれ2時間ずつとかってことですかね?」ってなりがちです。というか、あなたはどう思いますか?

でも、そういう10時間使えばいいとかはなくてですね(笑)それぞれの段階、つまり原料集めをやりきること、そうしたら次の咀嚼へいくと・・・咀嚼しきったら、次の違うことをやると。で、そうやってそれぞれの段階でやりきることをわりと最初に掲示していました。これは飛ばしていたのですが確かにそうで、一個の事をやりきってないとやはり不発となるし、生かされないんですね。例えば、何か学習するとして、スペインの有名な果物というのを調べたとして、例えばそれがブドウとしましょう。実際にブドウが有名かはおいておいて。そのブドウって覚えても使えないですよね。使えないというか、使いづらいわけです。なんで果物を調べたかったのか。その前、つまりブドウってネタの前にかかる行動や思考がポイントになると。さらに、ブドウと得た後に、それをどう使うか、わかりやすくいえばアウトプットですが、実際にはアウトプットでなくても「ブドウ」として、果物として有名なものを得ていると、その人が「果物農家」なら、その知識や経験に蓄積されて文字通り「使える」ものになるはずです。

つまり、前後が大事で、さらにその前とか、後ろ、あえていえばブドウの前の前の状態(ブドウ自体でなくて)、その後の後というのも、つながりますよね?まるでブロックチェーン(笑)の鎖のようなわけで、そうやって連鎖するのが、知識とか、経験とか、考えというわけです。これは侮れなくて、めちゃくちゃ強力です。

よって、第一フェーズが終わることで、第二が生きるわけで、だから第三が、よって第四が、そして第五となると。どれも切り離せない、アイデアの鎖といっていいでしょう。確か著者も、いきなり第四から初めて「何か出てこい!」みたいな感じで「霊感」でもって出すなんてことを言っているわけではない。でも、間違えて読めば、第四から行けるほうが効率的ですよね?みたいに考えてそれをやっちゃうんじゃないかと。当然前の第一~第三のフェーズがないので、それだけで成立するわけではないわけです。

これは盲点かもしれないですが、やはりあるんじゃないかと。もし、この五フェーズについて活かし方が間違っている人はそこも考えてもらうといいかもですね。

資料集めの段階では、特殊知識と一般知識があるが、それぞれの付き合い方は簡単にいえば短期と長期と言えそう

これは発見したことですが、第1段階の資料集めです。これについては、特殊知識、ここでは例えば広告業界なら、クライアントが食品メーカーとするなら、その業界の知識や企業自体の考え方や製品自体の売りから様々なことですよね。それだけでなくその顧客、つまりある飲料を売っていたら、その飲料を飲む顧客ですよね、その情報や観察が求められると。そういった専門性が高いこととか、ってことですね。

一般知識とは、例えばバナナは甘いとか、スマホでは国内はiPhoneユーザーが多いとか、女性と男性で論理性の扱いが違うとか、色々あると思います。科学的なことでもいいし、心理学みたいなこともいいし。これは一般常識とかではないというイメージです。

特殊とは一般に対して対比しているだけで、それ特有の考えや知見のことを言うかなと思いました。だから例えばヤクルトみたいなものに関連する乳酸菌の知識とかは特殊でしょう。一方で、暑い時になにか飲みたいけど、そこで乳酸菌飲料を飲むとは思えないは一般知識かもしれないです。正解はなくて、そういう感じで分類されるだろうなっていうのが味噌です。

そこにおいて、特殊知識は付け焼き刃で良いわけではないですが、例えばよくあるのはクライアント自体のほうが詳しいわけですよね、その飲料自体に対して。だけど、広告を作る人は考えるわけですから、学んで考えるのは必須です。という意味では一応ですが、シゴトとして、クライアントの業務担当者である間はそれを「やる」わけです。それが期間は分からないですが、まあ数ヶ月から数年くらいじゃないですかね、としておきます。

一方で、ピラミッドは墓だとか、ありがとうを言うと嬉しいみたいなことって、一般的知識?なのかはおいておいて、そういう類のことがあるとします。これらは期限がないと。つまり、一生ですね、長期で学び続けることとなります。

そしてこれらの特殊知識と一般知識の組み合わせが、アイデアとなるというわけですが、その通りかなと。当然その組み合わせは無限ですから、どれとどれが使えるかなんて分からない。だけど、材料として原料として集めてこないと、何も生まれないわけですから、集めてこいと(笑)そういうわけですね。

改めていえば、アイデアを出し続けるとは、一般知識においては学び続けることになります。これは別にアイデアを出すことでなくても一緒な気がしますがあえていえばそうだと。そして、それぞれにまた特殊、専門、それ固有の学びがあると。そういうことをはっきり述べていることは、今まで気づかなかった気がします。

という意味で、アイデアを出すとは、短期的に捉える人はそれでいいのですが、出し続けるという姿勢があるとは、そういう常に学んでやり続けることってなるんですよね。これを既にかなり前に言われていることに注目してもらえれば。

上達のプロセスとほぼ重なるのではないか

ちょっと今学び方とかの本を読んでいるので、そことまさに組み合わせた気づきです。やや粗いですが提示しておきます。

まず、上達自体は、何か試行してうまくなるとします。アイデアもやればうまくなるので、そういう類です。アイデア出しスキルというのがあれば、そのスキルは上達します。

一般的に上達とは、簡単にいうと、進捗期→停滞期→後退期→ブレークスルーという感じかなといえます。進捗期とは、やると捗っている、実際にうまくなっているところです。その上達をどう判断するかは一旦おいておきます。停滞期はスランプってやつです。やっているんだけど結果がでない。後退期は下手になるというか、やったんだけどより結果が悪くなるみたいなことです。最後のブレークスルーとは創発、つまりアイデアが出て、一気に進捗する感じです。

この繰り返しがあって上達すると考えてみてください。少なくとも進捗期がずっとあってずっと進むとかではない、または途中後退する、だめになった気がするというのもあるのまで含んで考えるようにしてみてくださいってのがポイントです。

これをやや強引に、アイデアの出し方に当てはめると、以下のようになります。

進捗期:第一段階の資料集め
停滞期:第ニ段階の咀嚼
後退期:第三段階の他ごとをする
ブレークスルー:第四段階のひらめき

です。実際には第五段階の検証もあるのですが、検証自体はどの段階でもやっているというイメージですかね、あえていえば。

実際に資料集めをしている時は、何か進んでいる気がします。と僕も思います。アイデア出しの初学者であれば、そういう参考資料や調べ物をしている時「何か色々あるなあ」というのを熱心にする人が多いかなと思うからです。

それをやりきったら、咀嚼です。アイデアのネタや事例、ここでは特殊知識に近いですが、それに偏ると、一般知識がないので円滑に組み合わせがなかったり、思わぬジャンプ(クリエイティブジャンプなど)がないですよね。咀嚼とはそういうことを含めたことになりますが、まあここではそれらをやると。ここで初学者は力尽きる印象があります。疲れますから(笑)

後退期である第三段階では、色々やっていてここでは基本他ごとです。著者も音楽の演奏を聴くとか、違うことをやるんですよね。しかも感覚を刺激するような、今まで考えたこととは違う夢中になれることをやると。そうすると、おそらくですが第ニ段階で意識化にしたものが、無意識化でも考えるレベルになっていく。発酵に近いですが、胃液の分泌って表現も言い得て妙で、そうやって消化を促進するための儀式といっていい。儀式だからやらなくていいのでなくマストな儀式です(笑)実際にこの時、止まっているというよりも、「進んでない」感覚となって、ここで結論を出すと「アイデアが出ませんでした」となりますが、これもやりがちですよね。進んでない、むしろ悪化している、前よりなんかつかめなくなった、違うことをしているのではダメなのではないの?みたいなことを思っちゃうんですよね。

そして、第四段階のブレークスルーです。ひらめきですね。ここでアイデアが閃きます。ここにたどり着けてやっと、アイデアが出たと言えるので、そうでないものは「基本地道な作業」でしかないといえます。ただ、ここで気を抜いていけなくて、これもまだ「アイデアらしき」ものが出ただけといえます。ですが、確実に生まれたそれを試すべきとなります。

上達でもそうですが、この生まれたアイデアややり方を試すことで、検証します。それが適用しづらいと失敗となりそうですがフィードバックと考えるとより良くなると。多くはすぐうまく適用できないので、時間がちょっとかかるという感じですよね。生まれたアイデア、例えば広告アイデアを検証していくことで、現実化していく、適用してあなたの頭にあったものを世に出す感じです。世に出すとは、世界的にアピールするってことではなくて、誰かに披露する、考えを聞いてもらう、試作品を作ってみるとか、そういうことになりますよね。ちなみにこの段階だと、わかりやすくいうと勇気みたいなマインドセットがいる気がします。少なくとも受けないなら辞めたいというので「辞める」人はいつまでたってもアイデアの技術が上達しない、となりそうです。

やや粗いですが当てはめても結構言えることがあるので、上達の感覚と、アイデア出しの方程式もほぼ似ているといえそうだなと気づいたのは大きな収穫でした。

おわりに

今回得た知見では、この本をアイデア出し初学者の人とかが読むとどう感じるかなは気になりました。機会があれば調べてみたいと思います。

あとは、上達の仕方と、アイデア出しの方程式ですね、がかなり重なるということですね。これは思わぬ発見で、妥当性はおいておいて、かなり納得したので、どこかで使えそうだなと感じました。

あと、アイデア出しって簡単そうですが、実は意識下と無意識下でやっていることがわりと多いのと、両方やらないといけないので結構しんどいのかもしれません。ただ仕組みが分かったり、やっていくとやはりこのようにまとまるので、アイデアを出したい人は文字通り「騙された!」と思って、やってみるとアイデアがでるはずです(笑)

記事を書いた人

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。まずアイデアを出すアイデアセッターであり、生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、手を動かすゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数あり。毎日生まれるアイデアから世のために貢献していくスタイルです。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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