鳥貴族のビジネスモデルを少し調べてみた

fundaで見かけたネタです。少し気になったので自分でも調べてみました。

気になった点・調べたきっかけ

鳥貴族はペッパーフードサービス(いきなりステーキのところ)に比べて自社タレの販売卸をFC店舗にしているのみで、メインと思われる鶏肉を「自社経由」していない。ペッパーは自社で仕入れてFCに卸している。この違いが一番気になったので調べた。

FCとしては本部が加盟店にビジネスノウハウみたいな契約であって、運用レベルでは本部を必ず卸が通したほうが儲かる。が鳥貴族は「タレ」しかなってないのが非常に興味深い。このようなビジネスは他でもあるのかしら?

結論(解釈)

あくまで考え方でこれが正解かは不明。ただ自分の思考としては一旦これで着地(笑)

1.両者はFCに対する価値観が異なる

鳥貴族はFCをそもそも「FC」でなく同志と捉え、それらも従業員等の経験者しかやれない仕組みとしていて、いわゆる一般的なFCではない。ペッパーは普通のFC。加盟金からロイヤリティまでがしっかりある感じ。

鳥貴族においては、言葉から違う。カムレードという言葉が出てくるのですが、これは実質FC加盟店みたいなニュアンスですが、誰でも出来るわけではないので独自の言葉を作ったといえそうです。

フランチャイズ加盟店を受け付けない鳥貴族独自の加盟制度、カムレードとは?

2.新鮮な鶏肉は各地域で契約する

もう1つの違いは、鳥貴族は鮮度の高い鶏肉を契約農家→加工工場→店舗へ直送ということで、例えばこれは全国に店舗があるので全国に契約農家があるということ。だから、鹿児島の鶏肉を名古屋で使うとかはなくて、鹿児島の鶏肉は鹿児島の店舗で使う。だから、仕入先はFC各店舗となっている。

当然卸はないのだけど、店舗ごとで最短であったり本部がクオリティ基準があってそこの品質チェックをしてOKならその契約農家から仕入れてねって指示や指定は相当程度あると考えられる。ここは推測。でもこれがないとFCなどの基準にならないので、味や品質がバラバラとなるのでまああるはず。

以上から、2だけでも一応解釈で終わるんだけど、1のような視点がないと、FCから搾取ではないがあまり良い構造にならないこともある。よくあるのはロイヤリティが売り上げ変動だと(高くなれば支払いも増える)まあやる気は出ない。コメダの席数モデルとか、ココイチのブルームシステムとかを思い出すような鳥貴族のモデルだと思う。

調べたこと

鳥貴族のビジネスモデル

仕入先は鶏肉農家などと思われる。TCC店などFCには本部を通さず、直接食材が行っている。もう1つタレ工場を経由してFCに動いている流れが非常にユニークと感じた。

鳥貴族の契約農家はおそらく各地にあるという根拠。店舗に届くまででは、約30の道府県にある養鶏場産地と約40の鶏肉生産工場の供給となっているというところです。

ペッパーフードサービスのモデル

ペッパーフードサービスは、メインは牛肉ですがそれを本部を通してFCが仕入れるモデルとなっている。

ちなみに、ペッパーのFC募集ページはこちら。結構な投資額になりますね。

FCっぽくないコメダの席数モデル、ココイチのブルームシステム

ここで関連となるか、FCといってもFCっぽくないモデルとして、コメダとココイチを上げておきます。別に同じではないですが、要するに加盟店を駒(笑)みたいに使わない印象を受けます。実際はどうかはおいておいて。

コメダの席数モデル

喫茶店ビジネスのコメダは、席数に応じたロイヤリティとなっています。席数でいくらかというと、有価証券書P.33に記述があるように月額1席あたり1,500円です。もちろん、保証金や加盟金がいるわけですが。

文字通り席数なので、うまく回転させればオーナーの利益になると。で、コメダ本体はそれでいいのか?というと、コメダはコーヒー豆の卸とか、ロイヤリティというよりも、原材料支援というところで商流を作ることで安定させるんですね。

ここで気づくのはコメダにいくと、豆菓子やら今は食パンとか色々ありますが、わりと安く買えるのかなというところです。安く買える=販売価格が押さえられる=押さえても利益が出る=直で仕入れているから、と考えられます。実際に問屋で菓子を買うみたいな感じというか、卸問屋は小売り仕様ではないので「個人を嫌がる」とかはありえますけど、そういうことはないですよね。

むしろ、成城石井も小売ですがPBみたいにゴリゴリ作って、樽やロットで仕入れてワインや油か分かりませんが小分けして売るみたいな形と似ている気がしました。

要するに、コメダは、豆を仕入れて店頭で出すか、豆を売るかという2択で売れるわけです。豆菓子もカフェで出すか、そのまま売っても良い。こういう選択肢があることは安定します。意外に買っていく人いるんじゃないかと思っています。

ココイチのブルームシステム

こちらもロイヤリティはなんとゼロです。なのですが、ココイチで経験をして独立できそうだよねというチェックが入っていけると。成功率を高めているんですね。だからFCとなったり独立しても良い関係となる。こちらもルーとか色々は本部から仕入れるので、コメダと似ているな感じました。面白いですよね。

メモ

上で分かることですが、フランチャイズなどのシステムも企業によってかなり違いますよね。同じFCでも全く仕組みが違うといってもいいというか、もはや違いますよね。

あとは、ロイヤリティゼロとか非常識に思えてもちゃんと回るように、独自で考えて試行錯誤したアイデアがあるというのはある種の感動があります。そうやって試行錯誤して、うまく回る仕組みを作るというのが経営であり起業家でもあるなあと感じました。

ライター

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
ビジネスアイデアメディア「シゴクリ」運営者。生まれてくるアイデアをビジネス化出来ないかを考え続け、アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談やビジネス企画の実績多数。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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