ココイチ本から新しい取り組みのマインドセットを学ぶ

ココイチの本を読んで面白かったので共有してみたいと思います。

新しいことへの取組みは今やれるところからやろう

著者の生い立ちというところで孤児というところは全く知らずだったのですが、そういった壮絶ともいえる子ども時代を過ごしてグレなかったというのも興味深いです。そういった背景もありつつも、一番印象に残ったのは、寄付とかボランティアとかへの取り組みの姿勢です。

 世の中には「余裕ができたら寄付をする」という人が少なからずいます。また、自ら汗を流すボランティアに関しても、「時間ができたら活動をする」という人もいます。

 しかし、そういう人はお金が有り余っても、時間に余裕ができても、さまざまな理由をつけて、結局は何もしない、ということが多いようです。「余裕ができたら」という人は、一生何もやらないのでは、というのが私の思いです。

“ココ一番”の真心を(中経マイウェイ新書)045 P.121より引用

これって良く言われることなのかはおいておいて、まさにそうだなあとしみじみ思いました。

寄付やボランティアとあるのですが、それだけでなく、起業、転職、なんでもそうで、何かやろうという時ってこれがまさにいえるんじゃないかって僕は理解しました。

つまり、何か新しいことをやるとき、人は色々な準備をしたい。不安があるので勉強したい。でもですね、実はそういう準備って実は何かのための準備であればなおさらですが、億劫になってすごくテンションや緊張を高めることになる。それは疲れますよね?

なので、そうなかなか簡単に準備自体が出来ない。つまり一歩も進めない、できない、億劫だ。となって終わるんですね。

ここで、このブログでも書いていますが、ブリコラージュ的、近いOS的というか、すぐやれるところを何でもいいので、それこそ1%でも、0.1%でもいいのでやってみる。着手してみると結構できたりする。そこをまずやってみるといいのではないか。そんなことを感じました。

常にない状態でやるのが実践

もっと詰めると、ない状態が当たり前なんじゃないかと。ないとは、色々な時間、お金、人、気持ち全部です。そういうのって100%なんてないんですね。その上でやれるかどうか。

それを僕はブリコラージュ的とかいっていて。または近いOSとは自分がついやってしまうような、偏愛とか、気になることとかそういう行為のことです。それは強みになるのでそこを伸ばすとやはり楽なんじゃないかと。

準備がばっちり整ってやれる!と言うときは既に遅いというか、それは時すでに遅しかもしれません。当然準備が整ったらやりたい人もいるわけですから、そういう人を批判する意図はないです。ですが、全てお膳立てされていてってまあそもそもないと思うので、そういうのは夢の世界として文字通り妄想ですね、理解していなければ結構厳しい。

もしこうなったらで動けるのはいいんですよ。妄想を叶えるために動くからです。でも、もしこうなったらとかを待っているだけならそれはやはり動かないというか、何も変化はしないんじゃないかって話ですね。

完成度を高めて完成させないなら、完成度が低い完成物を作ろう

これも何度も言っていますが、これもリンクする話かなと。いくつか関連しそうなネタを引っ張ってくると、

小説家鈴木輝一郎先生が明かす「絶対確実に新人賞を受賞する3つの方法」。最も大切な項目に作家から共感の声

例えばこれです。小説家としてデビューするには小説を書くわけですがそれをやれない人もいますよねと。そして書いて書き続けることがポイントになるのですが、それをやって誰もが新人賞を取れるわけではないですが、取れるまでやると。至極シンプルですが、これができない。

世の中って難しいことをやれないのではなくて、実は簡単なことを繰り返せないだけかもしれませんね。

新しい取り組みってハードルが高いんですよ。ハードルを上げて何か期待値を高めてすごいことをやろうとするからですね。でも、それがまさに最初の一歩をできなくさせているわけですね。

こんなのでいいの?を連発する

つまりそこを抜けるには、序盤のスライムを倒すことで経験値を得ていきそこを乗り切るしかない。とてもシンプルですが、これができないことなんですね。それをやれた人は分かるのですが、やれてない人ほどこの話に違和感を覚えるはずです。やってないのですから。

そこでいえば、「こんなことでいいのか」をやり切ること、まさに完成度が低いことでいいのでやってしまうと。質が低くてもやってしまうと。そこからスタートすることが、というかそこからしかスタートしないというか。評価や結果はあとからしかついてこないです。

なぜなら「結果が分かるもの、評価がされるもの」をただ作るなんてなくて、それは妄想であり頭の中であり、アイデアであり、形になってないはずなんです。という意味で絶対にそのままでは評価も何も見えない。

だから形にするんですね。それだけなんですが、そのシンプルな事実に気づけるか。そして気づいたらどうするか。

そうです。今やれるところをやってみる。それって結構がむしゃらっていってもいいし、ただやっている。まずはやってみるという世界です。それを笑う人がもしかしたら心無い人はいるかもしれません。が、それを笑える人って実はこれらのことを理解していないから笑えると。

最初の一歩はものすごく大したことがない。呆れ返るような、子ども?の遊びみたいな、またはもっといえば、なんでもないなにか。なんですよ。そうでないと逆に怖いというか。最初から出来るなんてないんですから。

おわりに

ココイチの宗次さんから比べると僕なんてとか一瞬思うのですが、つまりそんな壮絶さは微塵もないってことです(笑)と思った瞬間別に比較するものでもないなと思うんですね。意味はないと。

自分が幸せとか良いなと思ったことに投資をする、そこと関わる。シンプルに社会を面白くすることを少しでもする。まさに今まさにその思った瞬間、いかに他のことを押しのけてそれを1mmでも1ミクロンでもやれるか。そこが鍵だなと思います。

改めてココイチマインドを学ぶ意味でも、ブルームシステムというFCの経営手法(共存ですね)であったりとか、色々なことが著者の一生を簡単に振り替えつつ学べる感じです。

この方があったからココイチというものが上手く出来たと。もちろんその後の大きく展開するところとの兼ね合いはバトンタッチがうまかった(著者は53歳で経営から離れたようです)とも思います。

世の中って面白いですね。あなたも何かやりたいとか、やろうかなと思ったら躊躇するのはものすごく分かるのですが、その上でGOです。やってみてどうかその世界を見てみませんかと(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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