amazon本と負動産対策本の2冊をご紹介

今回は2冊ご紹介します。

Amazonの驚異的な戦略を知れる「amazon」、不動産分野で「負動産」を「冨動産」の2冊です。

amazonの世界戦略を知る

amazon自体を調べていた時にAWSというクラウドサービスが圧倒的に一位ということを知りました。

amazon自体の印象をECサイトという人は多いわけですが、水面下では様々な事業を仕掛けていて、物流然り、全ての事業を飲み込んでいく傾向にあるAmazonエフェクトなる言葉も出るくらいの影響力です。

本書を読んだ方が良い人は、amazonをECサイトという一面でなく、AWS然り、AmazonGO然り、マーケットプレイスとしての物販支援サービス然り、いろいろな面からAmazonを理解したい人向けの本となります。

AWSを皮切りに面白いと思って立ち読みした後に買ったのですが、Amazonが何を考えているか、どういう思想で戦略を進めるかがしっかりと理解出来る一冊でした。

負動産を冨動産に変えるプロが書いた事例集

ねとらぼで話題になった記事から知りました。不動産サイトで「100円の家」が販売中!? → 誤植だと思ったらガチだった 背景には深刻な“空き家問題”です。

この不動産仲介を仕掛けている人がリライトという会社の田中さんです。

本自体はPODで簡素な作りですが、内容は相当良かったです。具体的には再建築不可物件や売却や再利用や活用が困難なものを時間をかけて(数年以上)お客さんと一緒に考えていく、その姿勢が素晴らしいと思いました。

ここでいう負動産とは、持っていても誰も欲しがらない、管理費等、税金などが出ていくだけで収益とならないとか、持っている価値がほぼないというもので、社会的に問題になっています。それを、使えるように人が欲しがるように商品化したり、中には自社で買い取り効果的に売るということもされています。

まさにシゴトのつくり方として、お客さんがお客さんを呼ぶ仕組みだと感じました。売れない不動産はないというのも分かります。一方でこの著者の姿勢を貫ける人がどこまでいるか、同時に不動産業界にこういう人が多ければもっと負動産となるまえに色々と手が打てるかもしれないと希望が見えた次第です。

読んだらいいかなという人は、負動産とくにそれらのオーナー、不動産仲介業を行うプロでとくに再建築不可物件や売買が困難なものへのアプローチや切り口や考え方を知りたい人でしょうか。

おわりに

amazon本はさらさらっという感じでしたが、不動産相続大作本はボディーブローのようにしっかり効いてきます。

それは良い意味でですが、お客さんがお客さんを呼ぶお手本のような仕事の仕方であり、相談が舞い込むわけですね。それは信頼の高さであり、その誠実さであり、あの人ならやってくれるという姿勢なんでしょう。非常に勉強になりました。

また再建築不可物件=取扱が困難で素人が出来るものではないですが、一方でそうやって一定の難しさがあるものは、人がやりたがらないので供給が不足している。が、ニーズは多いので引っ張りだこになることが多いかなとも感じました。

そういう分野や難しいと言われるけれど、というところがシゴトとしては狙い目であり、独自のポジションを築けるところかもしれませんね。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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