アイデアマンにアイデア出しを依頼するメリット
シゴトクリエイターの大橋です。
今回は、僕自身に依頼をする場合のメリットについて考えてみました。これはちょっと面白い視点で、僕自身はアイデア出しや企画を立てることを普通にやるのですから僕が僕で感じる価値でなく、あくまでお客さんが感じるであろう視点から見た価値となります。
推測も含みますが、依頼をする際に参考にしてみてください。
目次
アイデア出しを外部に依頼するきっかけ
アイデア出しのご依頼を受ける際に、多く頂く声としては、「自分だけでは限界を感じる」とか「他の人の意見を聞いてみたい」とか「誰でもいいのでなくアイデアを出している人の意見が欲しい」というのはほぼ8割かなと思います。
残り2割は例えば現場で詰まってヘルプ!みたいなことだったり、起業アイデアとして参考にしたい、自分でも考えられる部分はあるけどさらに欲しい、視点としてビジネス的な見方を教えて欲しいみたいな点でしょうか。
とはいえ、これらも8割から派生する細かい点といえれば、概ね最初に書いた点に収束されます。
簡単にまとめると、外部にアイデアや企画を求めるきっかけとしては、
- 自分でアイデアなどを考えてみたが他にないかアドバイスが欲しいから
- 視点がどうしても偏ってしまうので別の視点や立場からの意見が欲しいから
- 他の人の意見が聞きたいけど、ビジネスや商売などの視点をちゃんと持っている人にお願いしたいから
となります。
ここからいえることは、こういうと元も子もないのですが「優れたアイデアを期待している」わけではないんですね。もちろん僕のアイデアや企画が良いかはお客さん次第ですので、絶対的に優れている、良いアイデアがあるのでなく、相対的にお客さんによって異なるよねという話です。また当然ですがアイデアとして相手に満足するものを出そうとするのでそれが「優れた」「良い」アイデアとなることはもちろんあります。
逆に優れた、良いアイデアを期待されるのも分かります。そういう心理が全くないわけではないでしょう。普通に考えれば、わざわざお金を出すのだから自分が見えなかったところを補強せねば価値なしとなるわけです。少なくともここでいえるのは「お客さんにとっての欲しい価値」がある程度見えていれば「そこを提供する」ことで価値が全くなくなることはないよねという話です。
くどいですが、優れたアイデアに対してお金を出して頂くよりも、「自分にはない視点というものに価値を感じるからそこに対価を払う」ということが多いのかなと思っています。もちろん結果的にその視点はなかったり、そういう考え方は自分ではなかなかできなかったから、優れているという評価は嬉しいことです。ただ、僕の口から「優れたアイデアを出すので買って下さい」とはいえないんですね。なぜなら「優れた」とかはその人の求めているものによって異なるからです。
アイデア出しを外部に依頼するメリット
上記のきっかけと連動する形ですが、概ね以下のメリット、ベネフィットが得られます。
- アイデア出しの時間短縮が出来る
- 自分だけでは詰まっているところを一緒に考えてくれる人が出来る
- 思わぬ視点や自分では気づけないものが見える
- 単にアイデアが出て来るのでなく、考えた過程や考え方も含まれるので参考になる
- 自分の状況や環境に応じてアドバイスをくれるので、使いやすい、噛み砕かれた分かりやすい形でアイデアがもらえる
などでしょうか。
一つずつ解説していきたいと思います。
1.アイデア出しの時間短縮が出来る
時間短縮は効率化の一つです。例えばプロに頼めば自分より上手いですから短い時間でテキパキやってくれます。もちろんお金がその分かかります。
僕の場合はアイデア出しのプロということで、一般の人より思いつきやすいということです。なぜそれが出来るかは何度も書いているのでここでは割愛しますが、普段やっている人はやはり上手い、それだけなんですね。
例えば依頼者が自分で考えるブレストやアイデア出しにおいては10個くらい1日かかって出来るのを、僕であれば1時間もあればばばっと書き出せるとします。そうすると、ざっくり依頼のまとめややりとりはどうしてもかかるものの、概ねそれらの1日時間が浮くことになります。
その浮いた時間で他の重要なことに時間を回せます。
2.自分だけでは詰まっているところを一緒に考えてくれる人が出来る
一緒に考えるとは時を同じくしてということではなく、頂いたテーマを考えるということです。とはいえ、自分しか取り組む人がいないと孤独ですが、同じように考えてくれる人がいれば全然気持ちが変わってきます。
考えた結果やはり難しい部分は難しい。しかしできる出来ないについては考え方が大分違うことがあったりします。やり方の正解はありませんが、自分が抱えるテーマについて真剣に考える人がいる。それも一つの価値だと考えられますし、そのように一緒に取り組むことでお客さんのためになるということも価値であり、僕も望んでいることです。
3.思わぬ視点や自分では気づけないものが見える
きっかけにもありましたが、そういう視点を期待する場合、何か魔法的アイデアや劇的売上げアップアイデアがあるわけではない。と断った上で、違う視点を提供することが出来ます。
僕もそうですが僕だけで考えていては得られないことがたくさんあり、そういう時は人の意見や見方に耳を傾けると突破口が開かれたりします。
自分だけでは大変だけどでも考えてみた。でもどうもしっくり来ないとか、他の良いアイデアがあるのではないだろうか。そういう時にお役立ちが出来ます。
自分に気づけ無いことに価値をおいていなければ全く価値になりませんから、そういうところに価値を置ける方になりますよね。
4.単にアイデアが出て来るのでなく、考えた過程や考え方も含まれるので参考になる
考えた過程というと大げさですが、アウトプットの仕方ということでいくつか前に説明をしました。
簡単にいえば、アイデアAですということをアウトプットするだけではなく、アイデアAです。理由や根拠はこうですというセットで説明しているということですね。
またそれだけに限らず、全般で言えることも考えたことで気づいたことも共有ということでアウトプットしています。
単にアイデアでなく、それらの過程があることで依頼者側からも「こういう過程で考えたのね、なるほど」ということから「この考え方なら他にもアイデアが出るかも」ということで、自分ブレストの続きが出来るかもしれませんよね。そういう期待も込めるのと同時に、すり合わせとしてマッチングとして着地点がずれない意味でも文脈を入れています。
アイデアAですだけでは、なんでそうなの?かが分かりません。思いついただけじゃないの?ということに対しては論理か根拠か類似例や何か経験を示すことをしないと弱いということです。そこに、XだからYもあるし、そこからAといえるのではないか。となり、それらを全部含めてアイデアAとしています。それにより、文脈としてのアイデアAとなるわけです。
この文脈がないと、アイデアのカスタマイズ性というか、アイデアが単独で切り離されてしまい大分価値が低くなると考えています。
5.自分の状況や環境に応じてアドバイスをくれるので、使いやすい、噛み砕かれた分かりやすい形でアイデアがもらえる
こちらはとくに起業アイデアというアウトプットよりも、相談ベースで言われることです。
もちろん僕は神ではないので万人の考え方が分かるなんてことはいいませんし思っていません。ただ依頼を頂いた方の親身になって、文字通りですが、相手の立場からどう考えるか、それを受け入れることが出来ます。なぜ出来るかは、例えば心理学を学んで来たり、コミュニケーション自体、とくに人と話すことが好きなところに由来がありそうです。
もちろん話すとは、こちらが話す、話を聞くという時、どちらかに偏ることもありますが、基本的に面白い話は好きですし、話すことも好きです。では面白いとかって何か?それは興味深いということであり、なんでそうなるのだろう、なんでそう考えたのだろうという知的好奇心に他なりません。これがなければ死んでいるとすら思っています(笑)
そういうところで鍛えられた人への興味から、色々な人がいて色々な立場があることは話す前から前提としてあると思っています。とはいえ偏見や偏った見方もあると思いますが、それらもお互いにある程度受け入れつつお話できれば何よりです。少なくともこちらが何かこうすべきだとか、強制してこうしなければ駄目だなんてとんでもないことはいいませんし言えません。
お客様の立場とは様々で個別には挙げられませんが、簡単に言えば、状況をお話いただければその条件や見方や環境に応じてアウトプット出来るということですね。
逆にこれをしなければ、デモクラティックな属性というか、例えば30代男性独身東京の人みたいなお客さんの捉え方になり、毎回出すアイデアも一緒になります(笑)これはありえません。ここでいうアイデア出しは毎回お題にもとづいて考えるのであって、仮に過去のものと重なったとしても(同じソースを参考にすることはあります)、その文脈が異なりますから同じアイデアとはいえないと考えています。
もちろん、あるアイデア集を売る場合はそれはそれだけで価値なので、お客様の立場とかそういうことは考慮されないので、売り方もサービスも異なるわけです。今回はアイデア出しでお題を頂いて考えるサービスについての話ですから。
アイデア出しを依頼した結果どうなるか
結果としては以下のようなことになるでしょう。
- 気づかなかったアイデアを手に入れることが出来て嬉しい。これをヒントに再度新規サービスを開発していきたい。
- 自分が詰まっていた部分を言語化されすっきり整理できたように感じる。整理されるともやもやがなくなり、また集中できる。
- 自分だけでは絶対に得られなかった視点だったので、その意見や見方が得られて助かった。同時に自分の考えたアイデアや企画も見直すキッカケにしたい。
- 成果を出している人の考え方に触れることで、自分のそれとは違う見方が浮き彫りになった。いくつか出た面白いアイデアは具体的に実行していきたい。
などになりそうです。
当然ですが、依頼をするとお客さんはハッピーになるというか、嬉しいというか、上の得たものや状態から素敵な状態になります。
もっと極端にいえば、ポジティブな見方であったり、ビジネス的マインドセットであったり、考えれば色々と出来る点があるよねという潜在的な見方だったり、アイデア以上にそういう見方が嬉しいという方が多い気がします。
簡単にさらりといっている「見方」ですが、これを身につけるのは誰でも僕は出来ると思っています。誰でも出来るのですが、時間はかかりそうです。ここでいう誰でも出来るとは直ぐにできるというよりも、時間をかけたりしないと出来ないだろうということです。
例えばアイデアを出す上で「日常を観察すればアイデアは出ます」ということが言えるのですが、では一般の方と一緒に歩いた場合どうなるでしょうか。「え、そんなところ見てなかった」「なんでそんなことが見えるんですか」という話になり、やはり結果というか観察力が明らかに違ってきます。別に一般の方を馬鹿にしたいとかでなく、「日常を観察すれば」なんていってもやはり見ようとしても見えない(笑)こともあるし、かなりシンプルが故に難しい点もあるんですね。もちろん気づくとは結局こういうことなので、チャレンジしてもらうのはとてもいいことだと思います。
一方で「この見方」に対して価値を感じて頂ける、またはその見方は自分にはないからそれをお願いしたい。ということがもっとも嬉しいことなのかなと思ったりします。
そうすれば、お客さんにはないけれど欲しいものを僕は提供出来るます。お客さんが喜んでもらってお役に立てれば何よりだからです。ありがとうございます。気持ちの良い形ですね。
おわりに
今回は、アイデア出しを外部に依頼するとしたらどうなるか。ここでの外部はもちろん僕のことですが、お客さんからみれば「外部」ですのでそういう表現にしてみました。
お客さんからすると貴重なお金です。それらを仕事として依頼頂くからにはこちらも丁寧に対応し、かつお客さんが喜んでくれることや方向に注力するのが当然だと思います。
そういう点を少しでも感じてもらえたり、ご依頼の参考にしていただければ大変嬉しいです。
筆者プロフィール
- 「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介、仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューやお問い合わせはお気軽にどうぞ。
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