意識を高めると行動できる(補足)

意識を高め続けると行動になるみたいな記事をアップしたんですが、嬉しいことに友人から感想をもらいつつ、そういえばゲーマーの視点もあったということで、さらに今回は追記してみます。

まだ読んでないという方は良ければ、前提記事意識を高め続けると行動に結びつくを軽く目を通してもらえれば。

意識ポインターって何?

意識ポインターって言葉を使ってみて、軽くその意識配分がーみたいなことを書きました。これもうちょっと説明できるなと思うので、ゲーマーよろしく、なんちゃって動画勢として解説してみます(笑)

ポインターとは指し示す方向

プログラミングとかではポインターって概念があります。確かメモリアドレスの示す方向みたいなやつで、概念が分かりづらいというイメージです。実際に指し示す方向、メモリアドレスの参照するものを示すので、変数などのメモリ実態とは異なるみたいなものです。適当にスルーしてください(笑)

意識においては、全部を意識って逆に「意識してない」「意識できてない」のと同義かなと。そういう意味で、有限の意識をどう割くか。そこで100ある意識をどれくらい割けるか、その割いたものは何を見ているか、意識しているかを意識ポインターと書いたかなと思います。

格闘ゲームでの意識配分

図とか書いてもいいんですが、面倒なので割愛して、把握しているっぽいことを書いてみます。格闘ゲームというのは、ストリートファイターみたいなゲームです。で、そこで言われるのは「対空意識」「地上意識」みたいな大きく2つです。本当は間合いとか、ゲージ確認、スタン値、ヒット確認等、色々なパラメタをリアルタイムで確認しているわけですが、実際に全部を同時に見ていることは多分出来ないなあと。動体視力と反射神経によるみたいな。

そこで、意識という意味では「敵が上から飛んでくる」なら「対空」を意識して「画面上」を見るというのがあります。上を意識とか、対空を意識というわけですがこの場合「本当に上から来たら対応できる」んですよね。面白いものです。でも、上を意識しすぎると、今度は地上がおろそかになる。地上とは飛ばない、地上戦での戦いです。

では、地上を意識して地上の攻撃を警戒すると、今度は「上」が出ない(笑)なんとも面白いのですが、人の意識ってそんなものです。

でも、この空と地上両方意識できるかというと、多分無理です。訓練である程度出来るかもしれないですが、当然硬直タイミングで攻撃されたら防げないのでそれは例外として、意識できたか、それに対して対応できたかというプロセスが分けられるなら、意識で把握できたかが大事になります。

僕の解釈では、訓練されているので相当短い時間で、コンピュータの並列処理、または相手プレイヤーの癖、膨大な対戦からの経験値やカン、それらの学習から意識している点が異なるのかなと。だから、自動対空とか、得意な対応があるのかなと思っています。

ゲーム講座でもないので話はここらへんにして、要は意識配分ってそういう競技や他の面でも一緒かなという話でした。

意識は有限

集中リソースも有限です。一日どれくらい集中できるかって話がよくありますが、数時間、2,3時間あればいいんじゃないでしょうか。しかもその後疲れが出るというか、疲れるわけですから休む必要があります。

そんな集中でも使う意識は有限です。意識を高めていけばなんてカジュアルに言ってますが、意識は有限だからこそ、前記事書いたのは「自分を高める意識」に少ない意識資源を配置したらどうか。少なくとも「自分が出来てないよね」とかいう認知や否定に対して意識するのはもったいないなと。もっといえば短所は軽いケアで、長所伸ばす方にして「俺すげー」くらいのほうが多分楽しいし、伸びるし、いい感じってことです。ただこれが全ての人に万能でいけまっせとは思ってませんが、一つのアイデアとしてわりと筋がいいのかなと。

そしてそういう少ない意識資源を高める方向にもっていくと、多分行動が出来てくると。意識が有限だからこそ、その意識どう使いますか?ってことですよね。やっぱ自分がいいなってところに使ったほうがいい。シンプルにそんな感じです。

で、その意識は対空と地上で両方無理ですし、仮に出来ても相当訓練する必要があります。話しながら主観では自分の話をしつつ、「これ相手が聞いたらこう取られるかも」みたいな読み合いが自動で出来るのはわりと高度だと思っています。相手に言われて気づく(言われる前に気づいている)のは、コンマ以下の話で一瞬の差しかないのでしょうがものすごくその差がデカイ世界です(ゲームでいえばping値(通信速度)が100msも違えばLaggerとなるような、つまりラグってプレイしているので気づいたら負けてるなどが起こる。これは致命傷ですよね)。

つまり意識での資源配分などはかなり一瞬の世界だけどその細かい差がものすごく影響するって話です。複利の話が好きならそんな感じで。チリツモが好きならそれで理解してもらえれば。

自己意識を高めていく方向に意識している、行動を見ているという意識がなければ、少しでもないならば、他人や人の目みたいな方向にいったり、自分のマイナス部分に意識してしまうので行動までいかないんですよね。ちなみにこういう意識をどう持てるかは、前回の話では意識を高めろという回答にはあまりなってませんが、ちゃんと読むと「自分が肥大化する」となるので、意識しろ!精神論みたいなことでもないんですよね。肥大化が感じられないとか、自分が小さく感じるとかがないなら全く使えん話です(笑)

意識を高めて行動に結びつくの?

つくから書いてるのですが、意識を高めた一日で得たものを書いておきます。

  • 重ねがたくさんできて、色々なことが定着した。重ねとは、いくつも得たいことや学びたいこと、興味があることが連鎖して連動していくこと。例えば新しい言葉「嬉しみ」を覚えたら、「嬉しみ」という会話をどっかで見る、聞く、自分で使うチャンスがあるみたいな。蛇足ですが、言語学習とかではかなり有効な気がします。重ねとは、色々な部分がつながって学習が強化されるイメージです。
  • 新しいパン屋を見つけた。企画という仕事柄、そんなのは普通ですが、新しい店舗を見つけるために意識を高めたり、観察力が上がるみたいなイメージでいいでしょう。新しいものを見つける力もアップします。ちなみに試しにパンを買ってみました(笑)
  • 朝活で新しい人の流れを観察した。意識が高いので早起きとなり(人によるのでここらへんは割愛で)、ただその結果として面白い人の流れを確認できました。これだけだとなんじゃらほいって感じですが、まあ普段体験しないことということで。
  • 可処分時間が増えた。実際に意識をして仕事する、タスクをやる、何をやるべきかが高い意識で明確になるので色々とはかどります。というかはかどらないほうがおかしいくらいになります。なぜなら意識が高い自分が今の自分をどうなの?って感じで言ってくるからですね。ただこれも追い込みすぎてもアレなのでほどほどがいいと思います。あまりコントロールできんという人はまた別のやり方を考えていく必要がありそうですね。
  • 体操で体の目覚めが良くなった。早起きに関してですが、ラジオ体操したり、何か体を動かすことで結果的に目覚めて朝から動ける体質となります。こういうのってもはや精神論でなく、意識を高めて、時間を作り出してリアルが充実になっていくって感じでしょうか。伝わってますか?
  • PCの動きも良くなった。錯覚ですが、確かに動きが良かったです(笑)
  • 疲れが心地よくなる。動きにメリハリが出来るのでしっかりと疲れるので眠りも深くなる。

まあ、実際には意識を高めたらバラ色人生!みたいなことではないので、普段何かしているとかいう人が意識を高めていくというのがいいんでしょうね。または、意識を高めることが大したことがないと思っている人ほど強力なライフハックになると。俺すげーみたいな感じでバカバカしいくらいホメていけば色々結果的に出来るのがライフハックですね。これも前記事で書きましたね。

こんな感じで意識をしたら肥大化した自己が、今の自分の意識低さを明確にして、このままじゃいかんということで行動に結びついています。

で、この行動レベルのことなんて意識せずとも出来ている人は全く参考にならないですが、実際に行動自体はその規模感でなく、単に1セクション(行動の1単位、例えば出かけるとかなんでもいい)に対してどれだけ負荷がかかっているか、またはかからないかなのではないかと。

つまり、行動をしている人は行動1セクションに対してほとんど抵抗がない、重みがないから、ストレスはほぼないし、むしろ普通になります。習慣化というとぼやけるのであえていいません。しかし行動をしてない人は、1セクションの行動が重すぎて出かけられないし、色々なことが億劫になります。性格としての億劫である、引っ込み思案はあると思うのですが、一方で全員が億劫な人を並べればその中で単に「動ける人」がいるだけなので、相対的なものかなと。多分世界で一番引っ込み思案な人はなかなかいないし、億劫な人もいないはずだからです(笑)行動出来る人というのも世界レベルなんてまあよくわからんし、気にしなくてもいいと。

そうなると、純粋に「自分がどういうことをしたい」かという行動があって、それをただやるというだけに集中できるはずです。他人がどうとか、自分は全然駄目で動けんとか思ってしまわない限りはですよ。その時の行動1セクションあたりの負荷がなくしていく方向にしていく、この時ライフハックなり、意識を高めるなりが機能するのかなと。もっといえば、「一つのことをやろうとするときに、ただどうすれば自分が動くか」を自分で考えるってことです。これって集中ともいえるし、自分のモードに入ったともいえるし、そういうモードに入れるように確率を上げたりしていることを多分プロと呼ぶし、環境づくりから準備から始まっていると。これって俗にいっても普通にいっても「意識が高い」人ですよね。実際に意識が高くあるとはそういうことでもあると。

まとめ

軽くまとめておきます。

前記事からの話も軽く引っ張ってくると、

  • 意識高めても何も起こらんとかはない
  • 意識を高めると、自己が肥大化する。妄想や空想である理想?的な自己が生成される。
  • そういう第二の自分から今の自分を見下ろす形になる。これが意識レベルの対比となる
  • 意識レベルが低い側、今の自分に対して高い自分が「お前それでいいのか」または低い自分が「俺はこんなんじゃない」という負けん気や負けず嫌いパワーが発動(人による)
  • それによって、意識レベルが高い自分でありたい、あるほうがいいと願いそのパワーが行動に結びつく
  • 意識自体は資源としては有限なので常に「意識!意識!」といってるわけでなく、いかに行動に結びつくものを直視していけるか。そして少ない意識リソースを、自己意識である意識レベルが低い現在の自分へでなく、高い意識レベルのあるべき姿(そっちにいきたい、ロールモデルといってもいい何か)に割いたほうがいいし、割く。
  • そうすると、意識が高い状態をキープでき、かつ意識が行動に結びついていく

って感じですかね。まあところどころぶっとばしているかもですが、大体こんなのです。科学的な何かは当然ありません(笑)

それで、この後どうなるかですが、意識高める→行動になるだけでも、儲けものですが、結局行動するので振り返りなり検証としてフィードバックをして、あとはよしなにです。自分のやりたいことを「やれない」という意識が低いことでなく、「やっていくにはどうすればいいか」という高い意識に持っていくには、多分上のようなプロセスがどっかにあるのかなと。負けず嫌いとか情緒とか性格が原点でそれで動けるならそこを依存というか、トリガーなり機会とすればいいだけかなと。僕はそうしているだけですね。もっとも楽しい自分とか、面白くないとヤダパワーもあるのでそっちでもいいですし。意識高い側が「面白いけどやらないの?」っていわれて、「やりたいけど出来ない」でなく、「面白いのやりたい」といってやる感じです。素直に意識高い側に投降する感じです。が、この話は他者でなく、自分の意識AとBの話なので、あくまでどちらも自分です。

意識が低い自分を自分ではないという追い出しはある程度はいいですけど、実際に僕が常に意識が高くみたいなのはないですし、そう思ったことは1mmもありません。ただ一方で意識が高いみたいなことをいって奮い起こすくらいでないと、ぶっちゃけというか、実際に何もできんというのが真実かなと。それくらいさぼりますし、楽するし、適当でいいやって明らめるし(笑)そんな怠惰があるわけですね。

それを強い意志と強さで乗り越えるみたいなのは好きでなく、意識を高めるという妄想でぶっ放していくと実は結局のところ、行動になっちゃうじゃないっていう感じです。精神の話をしていますが、精神論ではないかなと。

あまり心配しなくても、意識を高めて仮に行動がちらちらでてきたら、あとはその行動をベースに話が出来るし、そこから見える景色が変わるはずなので、またそこで考えていけばいいのかなと。行動を100している人と、行動が1な人では見える景色が違う。ただ手数なり打席数が違うだけで、能力的な差があるとか、思考レベルに差があるとか思ってません。ただその行動100倍差があるとしたら、100倍の差はなくても、行動からの学びが大きすぎてやはりものすごく差になっちゃうのかなと。

だから、差は打席に立つだけなら、そこは意識を高めれば多分相当いけるんじゃないかって。まさに打席に立つ=行動ですからね。それこそ恥ずかしいとか失敗したらどうしようって分かるんですけど、そういうときこそ意識トーク(笑)が上のようにあってどうかってところですね。

そして肝心なのはこの意識トークなり今までの話の中で「しんどそうかどうか」でしょう。僕はしんどいと思ってなくて、AかBで選ぶなら絶対Bだみたいなのがって、それは意識が高いほうが面白いし、色々学べるし、いいじゃんって感じです。自分との会話ですよね。それらが「つらそうだ」と思えば全く向いてない手法ですし、おすすめできません。

仮にいいかもしれない、面白そうだ、意識高めたら自分がどうなっていくか観察したいというなら、それは結構ワークするかもしれないのでやってみてください。

おわりに

意識を高めるだけというと簡単そうに聞こえますが、意識を高めたあとに「風が吹けば桶屋が儲かる」的な無理なロジックだったかもしれませんが、まあこじつけでもなんでもいいんですよ(笑)

実際に動けばって感じです。動くとは自分が意思をもってそれをやれるかという非常にシンプルだけで奥深い話ですよね。

やる気が出ないとかって時、もしかしたら意識を高めていくと自分の意識レベルが見えてやる気になるかもしれません。

では、そんな感じで何か行動なり動き方にヒントになれば幸いです。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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