「アイデア」という言葉の認知のズレをうまく活用していくと良さそう

アイデアという言葉をかなり使っているのですがどうもこれズレがあるのではないかと。

端的にいえば、プロがいう「アイデア」と、素人がいう「アイデア」とは違う。別に初学者初心者を馬鹿にするとかではなくて、違いがあるよねと。その認知のズレがあるよと。

これで「わーい!いいだろ!」ではなくて(笑)そのズレを活かすことで、シゴト化できるという話と受け取って下さい。

アイデアの単位でズレが生じているのでは?

観測されるか実際かはおいておいて、こういうズレがあるのではないかという仮説です。

ここでは僕が「軽く考えたネタ」は、実はある人、相手にとっては「価値がある企画」というか。ここで、アイデアは企画に劣るとか、事業ではないとかって優劣の意味はほぼないです。

ただアイデア=事業ではないので、それは前書いたはずで、そこは見てもらえれば。アイデアや企画や事業の違いなどを考えてみたですね。

ここから察しがつく人は鋭いです。

なぜずれるのか?

ずれる原因は、解像度の違いです。

当然ですが、僕が何も知らない領域、テーマはごまんとあります。舛に積んで測るほどあります(笑)よって、これは僕が「相手」となって、逆に「こんなのも知らないんだな」って思われることもあると。例えば、ものづくりなど実際にやったことないので殆ど知らないですし。そんなことのほうが多いです。

その上で、解像度が高い人、ここでは僕ですが、より細かく見えます。ですから、「このレベル」だなとわりと見えている。例えば「アイデアネタ」だとしても、それは「相手から見ると驚くほど良い」と思うので「企画ネタ」だなと思うと。

これ面白くないですか?

例えば僕が「雑談ですが」というのも「アイデアネタになりますね」「アイデア小ネタ」ですね。というのは全然あると。というかそういう解釈や価値の違いがあるわけですよ。常に。そこも含みます。

消化しづらいというのはやや違うのですが、ここで相手とレイヤー、層がズレているので、常にズレがあるわけです。

「カメラ」といったところで「カメラの様々な種類、世界のカメラ、大きさ」を知っているカメラ研究者がいるとしますよね。その人に対して、僕素人が「大きいカメラが欲しいのですが」といっても、「世界で最も大きいカメラ」を持ってくるわけです(笑)

笑い話でいいのですが、言葉、つまり「アイデア」または「その情報単位」「チャンク」といってもいいのですが、定義しないと話せないのも怖いですよね。そこを適宜自然にかつダイレクトに処理してラリーしていくのが会話であり、コミュニケーションの面白さでもあるので。そこを奪いたいとかではなくて。

感覚として、このズレがあるので、僕が「相手がいうアイデアネタ」が欲しいなら「大橋が考えるアイデアネタ」でなくて「アイデア小ネタ」と少し低めでいいと。これ別に馬鹿にするとかではないんですよ。

ここで戻すと「相手が理解しやすい=消化しやすい」ようにしているんですね。それだけです。相手の目線で落とす。それだけなので、むしろこういうことをコミュニケーションがうまい人はやっていると思っています。

こんなのでいいんですか?と思えるところが多分いいのかも

ここでは僕が雑談「感覚」でやっているとします。それが実は「アイデア小ネタ」だなあと思われるイメージです。

アイデア出しにおいて、極論僕は「雑談」をしています。ですが、普通にそれは相手から見ると「雑談」ではなく「相談」「壁打ち」「ヒントを提示してくれる」ことというギャップがあるんですね。非対称性といっていい。

これを客観的に証明する意味は全くありません。またしようとしても出来ないと思います。ビジネスや商売においてだけでなく、商品とか売買というところにおいて、このギャップがある。

当然ここで「相手=お客様」が価値だなと思えばお金を支払ってくれます。僕は「雑談をしてお金をもらっていいのか」となる。厳密にはそこまでなってないですよ(笑)適当ではないので!とはいえ、主観世界ではそうなっているよと。

なぜ主観でいいのかと。厳密には相手からみたら「満足」という客観はないと駄目ですよ!ですが、そうであれば、この関係性において取引は成立するからです。これが騙されたとか、思ったのと違うのであればやはり成立しません。

逆にいえば、ここで成立するのであればそれでいいとなると。これを曲解する方がいるのもあるんだろうと。

例えばですが、「こんなのでいいの?」において、お客様に申し訳ないみたいなのがあるんですよ。それはありそうですし、「自分がそこまで頑張ってない感がある」とかですよね。クリエイターとか職人っぽい人、こだわりが強い人はそうかもしれないですね。

だから、「もっともっと作り込んで、がんばらない」となる。この動きは否定しません。またありそうです。ですが、その結果「詰め込んでそんなにやってくれるんだ、ありがたいなあ」という人もいそうですが、例えば「それ多くて理解できないです、または多すぎる!」と思われることもある。そして、ここで悪質だと「こんな金額でここまでやってくれるのだから、もっと頼んでしまおう」なんてなってしまうかもしれないんですよ。

これって結果的に安売りですよね。安売りしたい人はいないはずですがそこにそうなってしまっている。まあ僕も人のことを偉そうには言えないんですが、まあそこは注意しつつですよね。

放っておけばそうなってしまう、頑張っちゃう人ほど注意が必要です。つまり、あなたは本当に何もしてないなら駄目ですが、ある程度なにかやったとか、言えそうなことがあればそれだけでもう出来ているんですよってことですね。

なので、上のこんなのでいいの?という体験があればしめたものです。なければある程度体験できるまでやってみるっていうのは一つの試金石になるというか。バローメーターというか目安になるかもですね。

あとこれ騙すとかって人もいそうですが、騙していないです(笑)相手は満足しているので、逆にありがたいとしか思われてないと。例えばまっとうなら、また依頼したいなら受ければいいわけです。そして、お客様によって対応を変える。これも怒る人もいるかもしれないですが、平等ではないですよね。サービス側も事業者側も人間ですから。良い人とはつながりたい、正直困る人は関わりたくないですよね。それだけです。

論理、または建前とかはあるんでしょう。一方で本音や心ではどうか。結局、いい感じの人と、分かってくれる人と、そしてしっかりお金を払う人と人はやりたいんですよ。そこをこじらせてはいけない。そこをやろうとして、いい感じで続けられるものをやっていけばいいので。

一方でこれは僕のロジックです。ですので、「雑談」で満足してもらっては自分は駄目なんだ!と考えて色々切磋琢磨するのはいいですよね。これってもう信条です。その人の生き方みたいなものなので、あまりいうと要らぬお世話ですよね。ですが、頑張りすぎてやりすぎて出来る、無理してもしょうがないわけです。着地や塩梅というかそこが必ずある。

なので、そこをどう着地するか、折り合いをつけるか。これが上手い下手はあります。なのでそこをどう調整するかになっていくんだろうと。

労せず感謝される話もほぼ同様のことを書いています。2019年の記事でした。このポイント、またはグラデーション、エリア、領域みたいなものを見つけられるか、見出だせるか。どっかにあるんでなくて試行錯誤でしかない。そうすると、ぐっと動きが楽になります。驚くほどにだと思います。

レベルが同等なら別ですよ(笑)

と書いていて一つだけ留意を。

ここでは解像度が違いがある程度相手との場合になります。

アイデア出しでもプロ間、つまり相手もプロなら、こんな話は「甘い」ですから、通じないはずです。というか、こっちが頑張って考えたものも「そうですねー」という感じでいなされるはずです。別に争っているわけでなく、そのまま「概念レイヤー」が一緒ですと。

つまり、「企画ネタ」は相手も「企画ネタ」として受け取るわけです。

まあそりゃそうですよね。

つまり、相手との違い、非対称性とかがある時に言えるってことなんだろうと考えてもらえれば。

おわりに

こんなのでいいの?を見出すのはわりと大事な気がします。最も苦労したり頑張りまくってやっとここみたいなので毎回やってるとかもありえるでしょう。成長やチャレンジってそういうもので、分からない、不安ですとかもしょっちゅうですから(笑)

ただ、背伸びやストレッチが適切なら「気持ちいい」ですが、普段やらないのに「伸ばしすぎ」れば痛めますよね?急に走れば「こけますよね」というように、身体や精神に負担がかかり、ストレスや病気になります。

自分の中で頑張り=ストレッチが適度に気持ち良いなあ、くらいならいいってことです。でない、頑張りすぎているが見えないとかもあるので、そこはチェックしたりメンテナンスしなければいけない。そこだけ留意しつつ、楽しんでシゴトづくりですね(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

ビジネスアイデア相談窓口

ビジネスアイデアに関する、アイデアや企画、事業、起業についてカジュアルなご相談はお気軽に壁打ち可能です。

詳細はアイデア相談窓口(お仕事依頼)をご参照ください。