クリラボで違和感発想法ワークショップやってきたので振り返ってみた

シゴトクリエイターというとめっちゃシゴト作っているみたいなハッタリを噛ませますが、実際はまあそんなわけありません(笑)そういう意味でやっていることによるのはもちろんですが、仕事を継続的に生み出して生き抜いている人はリスペクトです。いや、ホントに。

先回の記事であーだこーだかました気がしますが、結局のところ、アイデア→形にするというところで、それがわりとナリワイやシゴトだと楽しいよねーという一連のプロセスは変わりません。もっと純粋にいえば好きなことで飯を食うですが、こういうのって主張してやりませんかとやるとうまくいかなくて、勝手にやって勝手に楽しんでますのほうがわりかし良いのかなと。そういう方向がいいですね。そうやりたいなら勝手にやってもらえばいいわけですから(笑)

さて、今回は、友人のヒラメキクリエイターたけぼんさんが企画しているクリエイティブ思考ラボというなんかクリエイティブっぽい場にワークショップ講師として招待頂きまして、その話をわいわいしつつ振り返ってみます。

シゴトの生まれ方

難しい話でなく、シンプルにたけぼんさんが企画している中で、「大橋さんやりませんかー?」「やるやる!」みたいなノリです(笑)

結局思うんですが、仕事作れる人とか、企画する人が周りにいるとかでないと仕事って生まれないなあと。元も子もないですが。

とはいえ、別に人脈(この言葉は好きでないです)っぽい人のつながりが打算的にあればいい!わけではないです。ちゃんとコミュニケーションしたり、そもそもお互いになんぞや?みたいなことを把握してないと何も生まれません。ちなみに、深い付き合いと人数の関係はめちゃくちゃ考えたことがあるんですが、どっちかというとOSの話なので、適度にどうぞというところです。

要するに深く付き合う=友人が少ないとか、浅く付き合う=色々な知り合いが多いみたいなことです。多分これは適用できることもあるんですが、一方で色々な人が知り合いでかつ深い話もできる人もいるので、あまり気にしないほうが得策。

そんなありがたいことにお誘いいただけたのは、まあいつもあーだこーだなんかアイデアだーとかいってるかもしれませんねえ。

ありがたや、たけぼん様ーというわけで(笑)

ワークショップ自体の企画の作り方

ワークショップをやるとかそういう前提はあって、結局たけぼんさんとどんな感じにしますかー?という要望的なものと、こちらが出来ることってこんなんですけどーのすり合わせです。

こういう会話をどのレベルでできるかでアウトプットも決まってきますよね。これって、アイデア出しも一緒、企画も一緒です。一方が「いやまずあんたが考えろ」みたいなのとか、「ただジャッジするだけですからー」みたいな感じでいるとまあ腐ったものしか生まれません(言い過ぎ

勘違いしている人がいることは理解していて、立場とかを超える=やる仕事が増える=自分の仕事じゃない=やりたくない=給料一緒=なんとかやらないように動く、みたいなパターンは鉄板だなあと。これって最悪です。そういう人とはまず仕事をやらないのと、「あなたは私のコマです!従いなさい」みたいな人もいます。嫌っすね(笑)

そういう現実を見つつ踏まえつつではないんですが、たけぼんさんとざっくり話して見えてきた流れまではおいておいて、大筋こんな感じです。

  • ワークショップをやって参加者に創発っぽいことをしたい
  • とはいえアイデアが出せないとかそういう話でなく、もっと0→1っぽい、根っこや本質のところが感じられるといい
  • じゃあ例えば最近じゃないすけど、違和感とかホットなのと一応というか普段そういう視点で物事をストックして観察してそこから発想している「気がする」のでそれを使ってみますかね
  • 違和感発想追体験みたいな感じでやるワークショップにしてみますかー

って感じです。要するに、マーケットの声、市場の声から商品開発をするとか、お客さんが困っている不満はこれだからこういうの作ろう!みたいなことじゃなくて。

自分、あなたが気づいた変だな、面白いな、なぜだ?を切り取ってそれを自社の強みに適合、組み合わせたら作れるのではないかというものです。だから、あくまで自分トリガーです。

もちろんそれが受け入れられるかはおいておいて、まず生んでいく、出していく、こんなんどーすかねというやっていく。これがまさに0→1スタイルかなと。

ワークショップでなくても、僕の企画の作り方って大体こういう感じです。まあやってる人は当たり前ですが、ふわふわした中で現状とそのギャップであったり、解決したいことや譲れないこと、または現実的に出来ることなどをばばばばばっと考えて作っていく。まあクリエイティブなんですけど、ワークショップってもっと制度とか枠組みとかそこに押し込んでやるみたいな人だと理解している、または誤解している人にとっては、全く別物でしょう。

ワークショップ自体の企画は毎回違うので、同じものを繰り返す量産型はちょっとつらいです。それが出来る人はいるんでしょうが、僕は無理ですね(笑)

次同じのやれるかは謎です。むしろ同じものはないので、同じのやっては無理なんでしょうね(笑)毎回違うから楽しいし出来るって感じが濃厚ですねえ。僕の場合は。

たけぼんさんからの振り返りレポート

たけぼんさんがクリラボ活動レポートということで、以下の記事で今回の違和感発想ワークショップのレポートをあげてもらってます。ありがたや!

【クリラボ】第4回ワークショップ アイデアの種を集める「違和感発想法」 by大橋さん

違和感発想というのは、アンテナを張ってみると多くの人が日常で見つけたもの=見つけられるものがそういう違和感だということが分かりました。僕が言ってるだけでなくわりと、企画やアイデアを考える人ではフツウって話です。で、そういうプロ用というか業界用の思考って、なんすかそれ?となるので、それを一般に近い人でも噛み砕いた(それでもややプロ向けなんでしょうが、多分、そうでもない?)のが今回のワークショップ形式というところです。

評価頂いたというところでは、

小さな仕組みでも一度回してみることが大切だということを、大橋さんから僕は学んだ気がしています。

https://takebonstudio.jimdo.com/crelabo04/ より引用

これって僕の話だけでもなく、結局本でもなんでも自分が見たり聞いたりしたことを落とし込めない場合、大体一回もやってないとかがありますよね。一回やった上で話をすると別物になるので、一度やってみてどうかは大事です。

ライフハックなノリで、やってみてどうか。その一回目のやるまでの判断をなくしてとりあえず「動かした」という感覚は大事かもしれません。

他に大事にしたというか気をつけたのは、根拠としてエビデンスが研究レベルであるとかは知らないです(笑)とはいえ、違和感発想自体も、「あーなんかアイデア出せる人が勝手にそういってるだけのあれね」みたいにならないように、根拠としては「人間は違和感に気づく」という本能があるということを前提にしています。

いつもと違うものがあれば気づくんですね。危険察知みたいなものから、生存本能みたいなもの。そういうのって野生っぽいですが、眠らせて人工温室にいると結構死にます。といって野生ではないのでそのバランスが大事ですよね。人と話すのが大事といっても口が回らなくなるくらいはやりすぎだし、といって引きこもって誰とも喋らないと言葉をまじで失います。適度ってのが人によって違うものの、人間というところでいえばわりとある程度の範囲に収まってくるかもしれませんねえ。

そういう違和感OSみたいなのがあるはずで、それが眠っていたらまじでやばいということです。で、そういう人は多分いなくて、眠っているというか「眠らせているのが大人でしょ」という感じですかね。もっといえば、「本能を眠らせる=理性=冷静=大人=常識=かっこいい」みたいなことですが、「本能でいく=感性=情熱=子ども=非常識=わっしょい」みたいなことです。当然後者的な立場です。

感情だけで動くとそれはさすがにですが、感情的に拾ったアイデアをあとで収束で冷静に揉めばいいわけで、なんというか感情のみで処理しろとか、合理的だけで判断しろって話じゃないんですよね。合理的なロジックだけで判断される時代があったかもしれませんが、まあつまらないでしょう。方程式の綺麗さみたいなところで酔うことはできたり、仕組み化好きな人はニヤニヤできても、現場というかそのとおりに「つまんね」といってやる人にとってはストレスで辞めていきますからね。自分ならやめる(笑)

だからこそ、野生であり、感覚であり、情熱や情緒みたいなのも、その体現というか誰でも持っているはずの違和感というものに訴えかけて「さあ、あなたも違和感で遊んでみませんか」というのが本質的な問いかけでした。これは本能に訴えかけるので「あー面白かったなあ」で終わることはわりかし少ないと。もちろん参加者の学びや必要具合にもよるので保証はできません(笑)ただそこをなるべく高めていけないかがワークショップ設計の肝かなあと思います。

毎日予定調和で同じことを繰り返している人はいないはずですが、もちろんそれを求められる仕事もあるでしょう。例えば鉄道の運行時刻を今日は気分が乗らないから遅くしようとかってまあ出来ないですよね(笑)とはいえそういうことをいいたいのでなく、企画やアイデアや0→1というところで考える人、またはそういう思考をつけたい人や学びたい人は、まず難しいことをするのでなく、今日一日で何があったか、それでどういうツッコミをしたか、それって何に使えそうか、みたいな問いを自分にぶつけてみる。人の違和感や話にそうやって突っ込んでも面白いですよね。問いってその人の価値観が出ますし、そこでのやり取りは面白いものになるはずですよね。

そんな感じでわりかし満足頂けたワークショップでした。たけぼんさんありがとうございました!またチャンスがあればぜひぜひー。

このシゴトから次に応用できそうなアイデア

ワークショップとか超久しぶりでした。どうですかね数年はやってないはずですし、シゴトとしてやるのは実は初だったかもしれません。しれっと(笑)

一方で、ワークショップ自体を友人と山のようにやったり、またはワークショップ参加している数も多いので、そのインタラクション、つまり相互にどう掛け合うか、何がそれで起きるかを丁寧に検証していくのは、どっちかというと心理学っぽいというか、実験で何が起きるかというのが好きな人には向いているかもしれません。ワークショップってそういうものですね。だからすごく嫌がる人もいますよね、そこである程度自己開示しなきゃいけないからです。だから、心理的安全を作るわけですけど、まあまあそこはおいておいて。

振り返ってみて色々できそうだなあと思いました。

ばばっと以下にアイデアを書いてみます。

  • 純粋にパッケージ化して、違和感発想法ワークショップをやっていく。ただこれ同じの繰り返すの僕が持続不可能、つまりサスティナブルではないので色々変えていくのが良さそうです。
  • 友人からアドバイスとしてお散歩ワークショップも入れてより完成形を目指すのもありかもみたいなことをもらったのでそういう結合もありかもと。これって本屋に本を買いにいって何を買ったか語るみたいな企画と似てるかもですね。違うか(笑)
  • 違和感発想法を誰でも出来るようにオープンソースにして、つまり広めてもらう。もちろんそれでお金を取るみたいな形でなく、結果的にそれで色々な人が発想体質やアイデアを出してやっていく姿勢が身につけばいいのかな。結局社会がそうなるので僕もハッピーです。
  • そういうオープンソース化みたいなところでいえば、例えば今回やったWSの資料を開示みたいなこともできなくないんですが、それやったところで分かる人はなるほどねだけど、やらない人も多いだろうし、やるという意味ではリアルイベントが強いなあと。時間の捻出みたいなのは甘えでなく結構ガチで今は価値になるので時間捻出+そこで学べるってすごいバリューだなあと思ったり。だからこそ、ちゃんと伝えるのがいいのかもしれないですね。
  • 伝えるという意味ではシンプルにやり方をまとめてそれを記事、電子書籍などで売ってみること。これはありかなあと。違和感発想してこういうのが出てきました→こんな形で形にしてみましたとか、形は難しかったですとか。これは得意領域なのでやれそうだなというアイデアですね。つまり違和感ノックみたいなのをかますことで実践記録を見て追体験してみると。実際にワークでやるのは読者に委ねられるのでそこは別ものということで。セットとして、本とワークを分けるとシゴトにもしやすいですかね。例えばこんな感じでっていって本みせてこれですわーといえば、なるほどとなるわけで。それを事前で見た上で参加みたいな流れ。いいかもです。

大体そんなところですかね。

他の気付きとしては、ワークショップってやっぱり面白いというのと、その場のライブ感のインタラクションがやはり面白いのと、事前準備というか企画として考えてきた想定で実際にやってみて実験できるのはやっぱ優れたメディアというか面白いなあと改めて感じました。

もし面白そうだなーとかウチでもやってよーという方がいればお気軽に問い合わせからご連絡くださいませー。

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

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