朝のお弁当をより売る集客アイデア

何事も観察というか違和感でしょうか。お弁当とお茶を買う時に気づいた話からです。

※初稿:2017年8月19日です。

ネタ元

新幹線を使う機会があったので朝食がてら駅の売店でご飯を購入しました。その時買ったのがお弁当でこちらものです。珍しく写真を撮りましたね(笑)

きれいな写真でなくてすいません><

このお弁当自体はミニ弁当でおむすび弁当として、2つおむすびがあって、おかずもあり満足でした。ただ深目のパッケージがやや食べづらいかなくらいです。

そしてこのお弁当を購入する時にお茶と一緒に買ったのですが、なんとお茶も対象のセットお茶であれば合わせて500円だとレジのお姉さんに言われました。

その時あなたならどう思うでしょうか?またはどう行動しますか?

おそらく弁当自体が400円は超えていたかなと思っていて、調べるとちゃんとありました。朝のおむすび弁当で、430円ですね。お茶は確かJRの指定か忘れましたが確かにありました。そして実際、私が取った行動はその対象のお茶に切り替えて購入し、(つまりレジに持っていったお茶を棚に戻して、対象のお茶をレジに持ってきた、お客さんも並んでいたのでやや気が引けましたが)500円でお茶+お弁当セットを買ったわけです。

対象のお茶セットで500円になるという掲示がないのは課題

本来あるべき姿を考えると、お弁当とお茶を買う人は多いでしょうから、その掲示があるほうがいいだろうと思います。客視点ならですね。

しかし、ここの売店ではそれはなかったかなと思います。またはあっても見過ごしたか、急いでいたので見えなかったくらいでしょうか。レジのお姉さんに言われて気づいたのですから。慌てて少し考えてそこまでお茶にこだわりはないので、安い方でとなりました。

クロスセルというよりも、セット販売によってお徳な商品セットに誘導した形になります。

同時に、これでは他のメーカーのお茶は売りづらいだろうと思ってしまったのですが、まあそれ以上に単体でも売れる立地だからいいのかなと思ってしまいました。

売り方の掲示、POPは大事。さらに売るには?

今回の失敗というかやるべきことは、もう少し目立つ形で500円セット割引を示したほうがいいんだろうなというところでした。これは集客にもつながると考えます。

理由は、「朝の」お弁当ということで、コーヒーでいえばモーニングショットであり、朝時間帯をこのお弁当が制圧したことになるからです。他にもお弁当はあるかもしれないし、朝向けのものがあるかもしれない。もちろんサンドイッチとか手軽なパンとかもありそうですよね、おにぎりだけとか。

でも、少ししっかり食べたい、ちゃんとおかずがあるほうが嬉しい。そういうユーザーもいるよね、ということを想定して作られたのではないかと想像します。

「朝のお弁当」といわれて私ならこの商品しか思い浮かばないから、またこの売店に来ようと思うわけです。他にも売店はあるのにですね。これは一つの集客として成功していると思います。

さらに売るなら「朝の」が目立たないので「朝にお弁当!ならコレで決まり」と手書きで書いておけばイチコロです。朝急いでいて何も食べてないときに、こういうおにぎり+おかずに弱いんですよね。

というかこれこそ私のためにある商品だと思ってしまったほどです。最初はよくわからなかったので「おむすび」弁当だーくらいしか思わなかったのですけどね。朝のは多分目立たせなくても、朝時間帯に「お弁当」があることで目立たせる狙いかもしれませんね。

ここまでちゃんと商品設計が出来ているなら、たまたまかもしれませんが末端で売る時の設計まできちっと出来ているとさらに売れるのになあと惜しい感じがしました。反面教師にしてもいいですし、改善アイデアとしてもぜひ現場の売り方見直してみると面白いと思います。

あとは、セットで売ることで実質値引きをさらっと促せるのはいいなあと思います。定番ですがセットなら割引と書かなくてもお得感を出せますからね。

おわりに

たかがPOPされどPOPですが、気づいてもらうとか言わないと気づかないとかってキリがないのでどこまでやれるかですよね。現場も大変なので、わざわざ意識出来ることも少ない気がします。

売れるものはより売れやすいかもしれないので、乗ってる時に仕掛けるのがいいかもしれませんね(笑)

筆者プロフィール

シゴトクリエイター 大橋 弘宜
シゴトクリエイター 大橋 弘宜
「シゴクリ」運営者。アイデアの力でお客様に貢献するゼロイチ大好きアイデアマン。ビジネスアイデア相談実績等は200超を超える。好きな言葉は三方良し。詳しい自己紹介仕事実績も合わせてご覧ください。お仕事メニューお問い合わせはお気軽にどうぞ。

0から仕事をつくる実践記

クラウドソーシングでアイデア出しをメインにシゴトづくりを3年してきた気づきをまとめました。

企画やアイデアをシゴトにしたい人の一つの参考にしてもらえれば嬉しいです。

アイデア仕事の当選率などのデータもあります。